きちんとお手入れしているのに髪が傷んでパサつく。
毎日ちゃんとケアしているのも関わらず一向に改善してくれない。
そんなご経験を持つ女性も多いと思います。
髪は女性が個性を演出するためにも重要なパーツですから、そうなってしまうとオシャレも気合が入りませんよね。
しかしそういう悩みを抱えている女性でも、自分の髪が傷んでパサついている原因を把握できている方って意外と少ないと思います。
自分の髪が傷んでしまった原因がきちんと把握できていないと、適切なお手入れの方法や対策をすることができませんよね。
ではツヤがなくなったパサパサヘアは、どのようなことが原因で起こるのでしょうか。
また、それを改善することって可能なのでしょうか。
本日はそんなパサパサ髪についての疑問について紐解いていこうと思います。
パサつく髪はダメージがすすんでいる証拠
髪がパサついてしまうのにはいくつかの理由があります。
パーマなどのしすぎや、ヘアアイロンによる熱の与えすぎなどが主な理由として挙げられますが、中には紫外線による影響を受けている場合などもあります。
パーマやカラーリングの場合は、その内部に含まれるアルカリ性の物質が髪や頭皮に悪影響を与えます。
こういった有害な薬品がキューティクルに入り込むことで髪の組織を壊してしまっているのです。
さらにアルカリ性の物質によるダメージは髪に深いダメージを与えてしまい回復することが難しいため、もはや髪は瀕死の状態に。
またヘアアイロンやコテなど髪に熱を与えるものを頻繁に使用しているという女性も多いと思いますが、こういったものも髪が傷む原因となります。
なぜ髪に熱を加えると傷むのかというと高熱によって髪が乾燥し、キューティクルがダメージを受けた状態になってしまうためです。
しかし熱が髪に与える影響はこれだけはありません。
髪に高熱を与えることによって髪の成分であるタンパク質が熱変性を引き起こしてしまうと言われているのです。
熱を加えすぎることによって、髪内部のタンパク質が凝固反応を起こしてしまうと言われています。
また髪が傷む原因として意外と認識されていないのが、紫外線による影響です。
大量に紫外線を浴びると髪全体から水分が抜け、さらに美しい髪に欠かすことのできないメラニンという成分がバラバラになってしまうことにより髪へのダメージに繋がるのです。
このようにパサついたダメージヘアの原因は、髪に対するダメージが蓄積にされることによって引き起こされてしまいます。
まずは予防から
年齢を感じさせないツヤのある髪を復活させるためには、先ほどお伝えしたパサパサ髪の原因となる行動を避ける必要があります。
まずはパーマやカラーリングについてですが、髪を少し休ませるためにも控えた方が賢明でしょう。
薬剤によるダメージから髪を回復させるのは困難なため、何度も使用していくうちにダメージが蓄積されていってしまうためです。
どうしてもこういった施術を受けたいという場合、美容室で担当のスタイリストさんにきちんと相談し、今のあなたの髪に合った方法を選んで施術をしたもらうといいと思いますよ。
またドライヤーやヘアアイロンに関しては、熱を与える前にトリートメントなどを使用して髪に潤いと油分を与えておきましょう。
ここで注意が必要なのは、トリートメントやスタイリング剤を塗布したら、乾燥するまで少し待ってからスタイリングを始めましょう。
髪が濡れている状態で熱を与えることによって、瞬間的に髪から潤いが奪われてしてしまうのです。
実はこいった行為が髪にとって大変害になるのです。
というのも髪自体に必要な水分までも一気に奪い取ってしまうため、さらに髪を傷めてしまう原因にもなるため要注意なのです。
最後に紫外線対策に関してです。
私たち女性は顔や体の紫外線対策にとても積極的ですから毎日きちんと対策をしている方も多いと思います。
しかし髪の紫外線対策をしている方は少ないのではないでしょうか。
紫外線はお肌同様に、髪にも悪い影響を与えることが知られています。
髪や頭皮を守るためにも外出時は帽子をかぶったりUVスプレーを髪全体に使用するなどして紫外線対策を徹底しましょう。
このように美しい髪を取り戻すためには、ダメージ予防を心がけることが大事なのです。
正しいお手入れで髪の修復を促す
ツヤ髪のために予防とセットで行いたいのが、自分でもすることができるホームケアです。
すぐにでも始められるホームケアって、実は結構存在するのです。
そこで今回は、比較的取り入れやすいホームケアの方法をいくつかご紹介したいと思います。
1つ目の方法はシャンプー後のインバストリートメントをする際にひと手間かけて行うケア方法になります。
まずはシャンプー後にタオルなので髪を軽くを押さえ、トリートメントを髪の毛先から毛元に向かって塗り広げます。
その後はブラシなどでとかして髪全体に馴染ませます。
髪全体に行き渡ったら、トリートメントをじっくりと染み込ませるイメージで髪をそっと握りぎゅっと押し込みましょう。
こうすることにとってトリートメントが髪に浸透し、しっとりとしたツヤ髪に近づくことができます。
さらに入浴後は洗い流さないタイプのトリートメントを使うことによって、さらに髪に潤いを与えることができます。
この際にオススメなのがオイル状のトリートメントです。
オイルはしっとりとした髪にしてくれるだけではなく、髪に適度な油分と潤いを与えてくれるので乾燥が気になるダメージヘアの方は特に効果を実感しやすいアウトバストリートメントだと思います。
こういったトリートメントを使用する際も、インバストリートメントと同様にタオルで髪の水分を吸い取ってから、適量を手に取り髪全体に馴染ませていきます。
また入浴後は早めにドライヤーで髪を乾かすことをオススメします。
濡れた髪を放置することで雑菌が繁殖し、髪や頭皮を傷ませる原因になるためです。
先ほどドライヤーの熱も髪を傷ませる原因の一つだとお伝えしましたが、正しく使用することで髪を綺麗に保つ役割りを果たしてくれるアイテムにもなるのです。
正しいドライヤーの使い方のポイントとしては、髪の根本から乾かしはじめることが挙げられます。
毛先から乾かしてしまうと髪の根本を乾かす時に水分が過剰に奪われることで、それがダメージとなりパサパサ髪の原因のなってしまうためです。
また髪の中央から毛先を乾かす際は温風が一カ所に当たらないよう、手を小刻みに動かしながら使用すると熱ダメージを軽減することができます。
髪が完全に乾いた後にオイルを追加で使用すると、よりツヤのある髪に仕上げることができますよ。
パサついていてツヤのない髪は、ダメージの蓄積することによって起こります。
そんなパサついた髪では女度が一気に下がってしまいオシャレどころではないですよね。
しかし今回ご紹介したように髪のダメージ予防やお手入れをきちんと行うことによってダメージを知らなかった頃のようなツヤ髪を取り戻すことは可能なのです。
また髪のお手入れは難しいものではありません。
むしろ日常生活の中で少し意識して取り入れるだけの簡単なものが多いのです。
その毎日のケアの積み重ねがツヤのある美しい髪を作り上げてくれますから、すぐにヘアケアの効果があらわれなくても根気強く継続していくことが美髪を育てる秘訣なのです。
あなたも日常のホームケアでツヤのある髪を手に入れ、周囲と差をつけましょう。