「ストレートなまっすぐな髪を手にいれて、くせ毛の悩みから解放されたい」
以前から頑固なくせ毛に悩んでおり、まっすぐなストレートヘアにしたいという方は、美容院で縮毛矯正することをおすすめします。
ところで縮毛矯正とは一体どんな方法で行い、またストレートパーマとはどん違いがあるのでしょうか。
そこで以下では、くせ毛に悩んでいてどうにかしたいと考えている方のために、縮毛矯正の施術について詳しく見ていきたいと思います。
Contents
縮毛矯正について
縮毛矯正とは、くせの強い髪や天然パーマなどをストレートのまっすぐな髪にする技術のことを指して言います。
どのような状態のくせ毛でもストレートにすることができ、しかも一度矯正した部分は半永久的にその状態が保つことができると言われています。。
ただし、ヘアアイロンの熱を利用することにより髪を伸ばしていくため、ある程度の髪へのダメージは覚悟しておかなければならないでしょう。
縮毛矯正施術の手順とは?
美容院において縮毛矯正は、一剤と二剤という2つの薬剤を使用して施術を行います。
一剤には髪を構成している組織を分解して、髪内部のタンパク質同士の結びつきを一旦切り離す働きがあり、これにより髪を柔らかくします。
さらに、このようになった状態の髪をストレートアイロンで伸ばした後に2つ目の薬剤を使用します。
二剤には髪を酸化させることにより、ストレートに伸ばした髪を長く維持するキープさせる働きがあります。
このように切り離された髪のたんぱく質を再び結びつかせることで、髪を内部から矯正することによりまっすぐな髪を作り上げていきます。
縮毛矯正とストレートパーマの違いとは?
縮毛矯正とストレートパーマの違いのひとつとして、ストレートパーマの場合ヘアアイロンを使用しないのに対して、縮毛矯正はヘアアイロンなどで熱を加えて髪をまっすぐにするという特徴が挙げられます。
縮毛矯正は薬剤やヘアアイロンの熱などを利用してまっすぐな髪にしていきますが、ストレートパーマはパーマをかけた髪などを元の髪質に戻すのが主な目的となっています。
さらに髪のうねりやくせ、広がりなどを落ち着かせるために使用されることもあります。
縮毛矯正に向いていない髪質はあるの?
実は縮毛矯正に向いていない髪質というのは特に存在せず、どんなタイプの髪質の方でも縮毛矯正の施術を受けることができるのが、魅力のひとつであると言えます
このように髪のくせの強さや髪質などに関わらず、縮毛矯正するとどんな髪でも確実にまっすぐに伸ばすことが可能となっています。
縮毛矯正のメリットとデメリットとは?
実は縮毛矯正にはさまざまなメリットがある反面、やはりデメリットも存在します。
そこで以下では、それらについてそれぞれ具体的に見ていきたいと思います。
縮毛矯正のメリットとは?
くせ毛や天然パーマなどの悩みから解放される
自宅でヘアアイロンを使っても改善できなかった髪のくせやうねりを、縮毛矯正であれば髪をきれいにまっすぐに伸ばすことができ、長年の悩みから解放されます。
また半永久的な効果が期待できるのも、縮毛矯正の注目すべき点であると言えるでしょう。
湿気や汗に強い
梅雨の時期やよく汗をかく湿気の多い夏場は、髪の広がりやうねりにさんざん悩まされてきた、という方も多いのではないでしょうか。
しかし縮毛矯正は比較的水分などに耐性があるため、そんな悩みからも解放され湿気の多い時期でもヘアアレンジがしやすくなります。
また出勤前などの忙しい朝なども、ヘアスタイルを決めるのに時間がかからなくなり便利であるというメリットもあります。
自分に自信が持て魅力的になれる
くせ毛によるコンプレックスを抱えていると、自分に自信を失い、物事に対してどうしても消極的になってしまうこともあります。
しかし縮毛矯正をすることにより長年の悩みやコンプレックスから解放され納得のいくヘアスタイルを作れるようになると、気持ちも前向きになり自分に自信を持てるようになります。
自分に自信が持てるようになれば、仕事や恋愛など、何事に対しても物積極的に取り組むことができるようになり、魅力的な女性になれるでしょう。
縮毛矯正のデメリットとは?
髪へのダメージが気になる
縮毛矯正は2種類の薬剤やヘアアイロンを使う施術であるため、特に髪への負担が大きいと言われています。
②縮毛矯正の費用やかかる時間
縮毛矯正にかかる時間は、カットやブローを含めて2~3時間ほどとされています。
このように施術自体に時間がかかり、また新たに伸びてきた髪に対しては効果が現れないというデメリットもあります。
ですからだいたい数ヶ月から半年に1回の割合で、新たに伸びてくる髪に対して縮毛矯正をかける必要があります。
縮毛矯正にかかる費用は、もちろん地域や美容院により異なりますが、15000~20000円ほどと言われています。
伸びてきたくせ毛には「リタッチ」がおすすめ
一旦縮毛矯正の施術を行うとその効果は半永久的ですが、新しく伸びてきたくせ毛に対しては再び縮毛矯正をしなければなりません。
しかし何度も縮毛矯正を行うことは、髪にダメージを与えやすく髪や頭皮トラブルの原因になる可能性があります。
リタッチとは、新しく生えてきた髪にのみ縮毛矯正の施術を行う方法です。
そのような方法であれば髪への負担を軽減させ、ハリやツヤを保つことができます。
縮毛矯正した後に気を付けなければならない点とは?
ここでは、美容院で縮毛矯正した後に気を付けなければならないポイントについて詳しく見ていきたいと思います。
縮毛矯正した当日は髪を結ばない
縮毛矯正した当日はまだ十分に細胞が再結合されていないため、髪を結んだりピンなどを使い髪を留めるのは避けるようにしてください。
縮毛矯正後は24時間経ってからシャンプーする
縮毛矯正の施術を行ってから少なくとも24時間以内はシャンプーしたり、髪の濡らすなどの行為は避けるようにしましょう。
先ほど述べた通り、縮毛矯正では1剤で髪内部の組織を分解し、2剤でその組織を再び結合させることで髪をまっすぐに伸ばしていきますが、実は2剤だけでは、施術をした当日に全てのたんぱく質を再結合することはできません。
また空気中の酸素を使い再結合を行う必要があるため、しっかりと結合させ縮毛矯正の効果を上げるためにも、シャワーなどで髪を濡らすなどの行為はNGです。
さらに一般的なヘアケアと同様に、シャンプー後は優しくタオルドライした後に必ずドライヤーでしっかり髪を乾かすようにしましょう。
髪が濡れている時はキューティクルが開いており、よりダメージを受けやすくなっています。
特に縮毛矯正後の髪はとても弱い状態となっているため、くれぐれも注意が必要です。
ですから濡れている髪は放置せず、できるだけ早く乾かすようにしてください。
ちなみにトリートメントする際には洗い流さないタイプの商品を使用することをおすすめします。
これを使うことで、髪同士の摩擦やドライヤーの熱による外部の刺激から髪をしっかり守る効果が期待できます。
まとめ
縮毛矯正は半永久的にストレートヘアにできるというメリットがある反面、ストレートパーマと比べると施術時間が長くかかり、費用が高いというデメリットもあります。
ですから縮毛矯正を受ける場合にはそれぞれの特徴や注意点、ケア方法を十分理解した上で、どちらの方法がより自分に合っているか慎重に考えてから行うようにしましょう。