ヘアケア

何気ない食習慣が薄毛を招く!女性のライフスタイルから見直しを

毎日何気ない食習慣は、自分でよほど注意して見なければ、分からない点が多く隠れています。

好き嫌いが多く偏食の末、バランスの良い食事をしていなかったりするのは珍しいことではありません。

このような食習慣が、抜け毛につながることが出てくるため、日頃から注意していかなければいけないのです。

髪も頭皮も体の一部

人間の髪はどこでできているのか考えてみると、日々の栄養がとても重要なことが見えてきます。

頭皮にある毛母細胞が細胞分裂して伸びていくからです。

細胞分裂するためには、それだけの栄養が必要であり、体から作るような指令が届かなければいけません。

人間の体の中にある栄養は、勝手に作り出されるわけではないのは理解できる範囲でしょう。

いろいろな食品を摂取し、そこから栄養を得ているからです。

当たり前の話ですが、日々の食生活が髪を作り出していると言い換えることができます。

その食生活をないがしろにしてしまうと、当然影響が出てくるのです。

食習慣というのは、それだけ大事なものと言って良いでしょう。

食習慣をないがしろにしてしまうと、健康な状態も保てません。

栄養が偏ってしまうと、本来必要なものが足りなくなるからです。

1日何品目も食品をとりましょうと呼びかけられても、一切ピンとこない人も多いかもしれません。

しかし、人間の体はとても多くの栄養素からできています。

何かの栄養素だけをとれば生きていけるわけではありません。

栄養素同士も相乗効果を持っており、お互いを助け合ったり反発しあったりしています。

バランスよく摂取していかなければ、健康な状態を作れない理由です。

髪も同様で、多くの栄養摂取していかなければ、上手く育ちはしません。

さらに頭皮環境も悪化してしまう可能性もあるからです。

栄養が偏ると肌に現れるという人も多いでしょう。

肌は自分の目で見ている部分だけではありません。

頭皮も直接見えませんが皮膚には変わりないのです。

栄養の偏りが出てくれば、当然荒れてしまいます。

健康な髪を成長させるためにも、生育環境が悪化してしまうことになるでしょう。

それほど日頃の生活から影響を受けているのです。

髪を育てる三大栄養素

髪が育つために必要な3大栄養素があります。

もちろんこれ以外にも必要ですが、タンパク質、ミネラル、ビタミンの3つは欠かすことができません。

タンパク質は、髪の主成分であるケラチンを作るために欠かせない栄養素です。

タンパク質のままでは大きすぎて頭皮まで運べないため、一旦アミノ酸に分解してから運ばれていきます。

このアミノ酸を頭皮で採血をしケラチンに変えていくのです。

このようなことからも、良質なタンパク質を取ることは、髪を作るために欠かせない条件となるでしょう。

ミネラルは様々な栄養素が含まれてきますが、中でも亜鉛が重要です。

毛母細胞の細胞分裂を促進させてくれるだけではなく、アミノ酸を再結合させるときにも使われています。

ホルモンのバランスも薄毛に影響する部分ですが、男性ホルモンを抑制してくれるというのも亜鉛の役割です。

実は非常に吸収の悪い栄養素で、なかなか必要な量に至らない上、何もしていなくても消費されてしまう栄養素の一つとなっています。

さらに飲酒や喫煙でも消費して無毒化しているため、常に使用され続ける状況が生まれるのです。

過剰摂取すると体に影響が出てきますが、食品から摂取している分には、かなり積極的でも問題はありません。

サプリメントを飲んで補給しようと思っているのであれば、注意した方がいいでしょう。

ビタミンは、髪を成長させるために様々な面から手助けしてくれます。

非常に多くの種類が確認されているビタミンですが、代謝をアップしたり、ケラチンの生成を手助けしたりと多方面からサポートしてくれる栄養素です。

野菜に多く含まれているのは周知の事実で、他にも貝類や魚にも含まれています。

ひとつに偏らせるのではなく、全体的にバランスをとりながら摂取していかなければいけません。

ビタミンの過剰摂取による問題が指摘されるため、サプリメントなどで補給するのなら注意が必要です。

一般の食生活を送っている限り過剰摂取になるようなことはまずありえません。

過度なダイエットはデメリットが多い

抜け毛に繋がる食習慣には、色々な特徴があります。

バランスの悪さが重要ですが、若い女性に多い過度なダイエットは大きな影響を及ぼす問題です。

ダイエットにも様々な方法があり、運動をして筋肉をつけ基礎的な部分から消費カロリーを増やすのが一番ですが、食事療法を取るとリスクが高まります。

摂取カロリーを減らすという面で食事療法は大切ですが、誤った方法を取ると栄養のバランスが偏るのです。

栄養のバランスが偏った結果、ホルモンの影響を与えます。

筋肉も衰えが見えるようになり、血行もどんどん悪化して行くのです。

本来であれば脂肪を燃焼させて痩せていきたいはずのところが、身体全体が衰弱して痩せていくようになります。

ダイエットが目指している部分ではなく、健康を害し体重が減っているだけなのです。

このようなことを繰り返していれば、頭皮の環境も悪くなり、栄養も回ってきません。

抜け毛を自分の手で助長しているようなものなので、ダイエットをするなら運動をしつつ、無駄なカロリーの消費を抑えて行く必要があります。

脂質を抑え良質な栄養素を取れるようにして行くだけでも、総カロリーは減少するからです。

運動をして筋力の維持に勤めれば、血液を押し出す力も強くなり、頭皮にも栄養が行き渡ります。

■注意しなければいけない食習慣
食習慣として危険なのが、外食を中心とした生活です。

毎日の生活が忙しいと、どうしても外食ばかりになりがちですが、栄養のバランスは崩れてしまうでしょう。

仮にどんなに気をつけていたとしても、バランスを取るのは容易なことではありません。

特にファストフードを中心とした食生活を繰り返していれば、バランスは必然的に崩れてしまうからです。

外食の注目しなければいけないポイントは、リーズナブルに満足できるような組み立てを工夫されているところにもあります。

利用する側から見れば、安くて満足度が高まるのはありがたい部分ではあるものの、動物性脂肪を多く使うなど総カロリー数が高くなる傾向が強いのです。

脂っこいものを食べたりすれば、お腹は満足したりしますが、体には負担がかかります。

当然バランスも崩れていくので、抜け毛を増やす環境を作り出していくことになるでしょう。

それでも外食しなければいけない時には、できるだけ和食を選び、野菜を多く摂るように心掛けなければいけません。

これだけでも必要な栄養素の品目が増えますし、揚げ物よりも総カロリー数は下がるからです。

同様に食べ過ぎてしまうと体に負担をかけます。

食べればいいというわけではなく、内臓に負担をかけた分だけ胃腸が弱り栄養の吸収が妨げられるからです。

余計な脂質などの過剰摂取の問題も出てくるため、抜け毛を増やす環境を作ってしまうでしょう。

飲酒も同じようにダメージを与えます。

適度な間は血行を改善できる可能性がありますが、飲み過ぎれば血液がドロドロになり流れにくくなります。

他の栄養素を消費して分解しなければいけなくなるため、飲み過ぎには十分注意が必要です。

まとめ

普段の食習慣は、自分でそこまで理解できていない状況もあるでしょう。

しかし、体を作っているのは、紛れもなく普段の食習慣なのです。

抜け毛がひどくなってきたりするのも、病気などでなければ、栄養の摂取に問題があります。

なかなか改善しないような悩みを抱えている時には、一度食習慣から見直してみると、改善が見られる可能性が出てくるでしょう。