頭皮にかゆみ等の不快症状を感じているあなた。それは、頭皮が乾燥している証拠ですよ!
髪に覆われているので、ついつい忘れがちですが、頭皮はお顔と一枚皮であり、お肌の一部なのです。お肌が乾燥する季節なら、当然、頭皮も乾燥してしまいます。
あなたは夜、お化粧を落として、洗顔をした後にローションで保湿されますよね。それと同様に、頭皮もローションで保湿してやる必要があるのです。
そこで今回は、頭皮もローションで保湿しなければならない理由を詳しくご紹介した上で、頭皮用ローションの選び方や正しい塗り方についてお話ししたいと思います。
また、ローションを塗る以前に、頭皮を乾燥から守る基本的なケアについてもお話ししますよ。
是非、参考になさって、ローションを上手に活用し、頭皮の乾燥を防いで、不快なかゆみから解放されましょう!
なぜ頭皮にローションが必要なの?
その理由はずばり、頭皮も「乾燥する」からです。
先にお話ししたい通り、お顔と頭皮は一枚皮で繋がっており、同じ皮膚です。
・冬など乾燥する季節や、
・夏場でもエアコンの効いた部屋で長時間過ごしていたり、
・初夏からの強い紫外線にさらされたり、
・加齢によりホルモンバランスが崩れたり
頭皮は乾燥してしまいます。
実は季節に関係なく年中、頭皮は乾燥の危機に直面しているのです。
その結果、かゆみやフケ発生させ、更に悪化させると湿疹など炎症を引き起こし、髪の成育にも影響を及ぼし始めます。髪が痩せ細り、抜け毛や白髪が増え、薄毛を促進させてしまうことさえあるのです。
また、頭皮が乾燥し過ぎると、体の防御反応が働き、今度は異常に皮脂を分泌し始めることさえあります。
すると今度は、頭皮はベトつき、嫌な臭いを発生させたり、かゆみ等の不快症状や、薄毛、白髪の進行を早めてしまうのです。
常に、頭皮は乾燥させずに、適度な潤いを与えてやり、保湿のためのローションを塗る必要があるわけですね。
また、頭皮は筋肉の少ない部分です。何もケアをしないと硬くなってしまいます。
それもまた、髪の成育にはよくありませんよね。
植物を考えていただければ、お分かりなると思います。
硬い土では、深く根を張り、立派な花を咲かせたり、実をなるすことできません。
ですから、ローションを塗り込むと同時に、マッサージを行うことが大切になります。
それは、ローションの効果を上がるだけではなく、頭皮を柔らかくし、血流が促進されるようになるのです。
また、一枚皮で繋がっているお顔の、リフトアップ効果も期待できますよ。
以上より、頭皮をローションで保湿する必要があることがお分かりいただけたかと思います。
次に、その選び方や塗り方についてお話しします。
頭皮用ローションの選び方・塗り方とは?
もちろん、スキンケア用のローションを頭皮にお使いになっても問題はありませんよ。
お顔でその保湿効果を実感されているなら、当然、頭皮の乾燥にも効果はあります。
ただ何せ、お顔よりも面積の広い頭皮です。お値段を考えると、ジャパジャパとは使えませんよね…。
心置きなく使うためには、頭皮用のローションを購入する方が賢明かもしれませんね。
とはいえ、店頭でもネット上でも、実に様々な頭皮用ローションが出ています。頭皮の雑菌、消臭、血行促進効果等など、迷われるのではないてしょうか?
そこで、簡単に見極めるポイントをご紹介したいと思います。
①成分の濃度
やはり、濃い方が効果は出やすいですよね。
②期待する効能は?
あなたのお肌の状態に合っているかどうか。(敏感肌?かなりの乾燥肌?等。)また保湿以外にも、臭いやフケが気になる、育毛したい等の要望があるか。
③使いやすさ
一般的にスプレー式、エアゾール式、ノズル式があります。髪の量や長さによっても向き不向きがありますよ。
④香りや清涼感
長く使い続けるなら、これらの項目も大切ですね。
以上の4項目を確認してから、購入した方が失敗がなくて良いですよ。
では次に、具体的な使い方についてお話しします。
まず、頭皮用ローションを使用するタイミングですが、シャンプー後をお勧めします。
というのも、血行が良く、頭皮が比較的柔らかい状態にあるので、成分がより一層染み込みやすいからです。
ただし、髪から滴がしたたり落ちているような状態だと、その水気と一緒にローションも流れ落ちてしまうので、ご注意を!
では、具体的な手順をご紹介しますね。
①シャンプーで頭皮と髪の汚れをしっかり落とし、乾いたタオルで水気を拭き取ります。
(その際は、ゴシゴシ擦ると頭皮も髪も傷めてしまうので、あくまでも包み込んで、押さえるようにします)
滴がしたたり落ちなくなったらオッケーですよ。
②髪を掻き分けながら、生え際や頭頂部を中心に10箇所ほど、ローションを塗り込んでいきます。
③成分の浸透を良くするために、指の腹を使ってマッサージする(揉み込む)ようにします。
更に、頭皮を上に引っ張るようにするとリフトアップ効果も期待できますよ。
※ただし、ここで爪を立ててはいけませんよ!頭皮を傷つけてしまいます。
④最後はドライヤーの温風で頭皮、髪の順に完全に乾かしていきます。
その後、冷風に切り替えてクールダウンさせることで、髪のツヤも出すことができますよ。
以上が流れになります。
難しいことはありませんよね。是非、毎日の習慣にしてみて下さいね。
では次に、頭皮用ローションを使う以前に、頭皮を乾燥させないための基本ケアをご紹介したいと思います。
あなたのその生活習慣!頭皮を乾燥させてない?
もしかしたら、あなたの生活習慣に頭皮をより一層乾燥させることが含まれているかもしれませんよ。
①シャンプー選び
ドラッグストアやスーパーの棚で安売りされているようなシャンプーは、石油由来の界面活性剤が使われています。
非常に洗浄力が強いため、本来必要な皮脂まで落としてしまい、乾燥を進ませてしまうのです。
特に乾燥が気になる方は、マイルドな洗い上がりのアミノ酸系シャンプーをお勧めします。
②洗髪の仕方
まず最初に、髪の毛だけを洗えば良いと思っていませんか?
これは完全に間違いです。頭皮を洗うことが先決ですよ!その際も注意事項がいくつかあります。
・まずは、シャワーの湯だけで予洗いをします。
・その後、シャンプーをきちんと泡立ててから、まんべんなく頭皮につけます。
・前章でお伝えした通り、洗う際は爪を立てず、指の腹を使ってマッサージするように行いますよ。
・最後にすすぎは、時間をかけて丁寧に行って下さいね。
そして、忘れてはならないのは、一貫して使用するシャワーの湯温は、38℃にします。
これ以上高いと、頭皮を乾燥させてしまいますし、逆に低いと、皮脂が落ちなくなるからです。
③乾かし方
これもまた前章でお伝えした通りです。
頭皮が湿ったままの時間を作っていると、雑菌が沸き、頭皮環境が悪化、健やかさが失われます。
④紫外線からの防御
お顔以上の強い紫外線が、直に降り注がれるのが髪と頭皮です。
当然乾燥して、ボロボロになってしまいますよね。
日傘や帽子、お出掛け前は紫外線防止スプレーをかける等して、完璧な防御をしたいものですね。
⑤ヘアスタイル
やはりロングヘアは、その重さで頭皮に負担をかけしまいます。
また、常に高い位置でぎゅっと1本に縛っているのも、かなり負担をかけることになります。
同じヘアスタイルを続けないことが大切かもしれませんね。
以上になりますが、どれか心当たりがありましたか?
もし、気になる項目がありましたら、頭皮を健やかに保つためにも改善を試みて下さいね。
頭皮を乾燥から守るためにローションでの保湿についてお話ししてきました。いかがでしたか?
頭皮を乾燥させることが、いかに悪影響を及ぼすかお分かりいただけたかと思います。やはり、頭皮用ローションで保湿し、マッサージを行うことで、頭皮を健康な状態で保つことができ、それは髪の健やかなる成育にも繋がります。
そして、頭皮用ローションの塗り方にもポイントがあり、また、それ以前の基本ケアも重要です。
是非、普段からご紹介したケアを施し、頭皮用ローションを塗り込んで、乾燥やトラブルに負けない健康な頭皮と美しい髪を目指しましょう!