頭皮ケア

頭皮のフケが増えたら抜け毛の前兆!?フケを改善して女性の薄毛を防ぐ方法!

毎日シャンプーをしているはずなのに、なぜかフケがなくならない。

そういった悩みを抱えている人もいますよね。

実は毎日シャンプーしても発生するフケは、頭皮トラブルが起こっているというサインでもあるんです。

しかもフケをそのままにしておくと、頭皮の毛穴に詰まって抜け毛や薄毛などを引き起こす原因にもなってしまうんです。

通常のフケ自体は皮膚のターンオーバーによって、古いものから新しいものへと角質が生まれ変わっている状態なので、全く問題ありません。

ですが、毎日清潔に洗っているつもりなのに、全くフケが減らない状態は、異常な状態といえます。

そこでここでは、頭皮のフケが増えることは抜け毛の前兆なのかということと、フケを改善して抜け毛を防いでいく方法をお伝えしていきましょう。

フケが増えたら抜け毛の前兆?

頭皮のフケが増えてくると、フケで毛穴も塞がれ、抜け毛の原因になる恐れもあります。

フケの異常状態で抜け毛に繋がってしまうことを、粃糠性脱毛症(ひこうせいだつもうしょう)といいます。

ここまで症状が悪化してしまうと、自力で治すのはなかなか難しくなりますので、一度病院に行って医師に相談した方が良いです。

そこでここでは、頭皮のフケについて詳しく解説していきましょう。

フケとは?

フケは、ターンオーバーで角質(細胞)が生まれ変わっているだけなので、通常時は全く問題ありません。

新陳代謝によって新しい細胞が作られて、表面の古い細胞が剥がれ落ちていくという自然現象です。

ただ、毎日シャンプーしていてもフケが多量に発生する場合は、問題です。

そしてそのフケを放っておくと、頭皮の新陳代謝がスムーズにいかなくなり、抜け毛にまで発展していきます。

そんなフケには、乾燥によるものと脂っぽいものの2種類があるんです。

乾燥フケ

乾燥している場合のフケは粉のように白く、知らない間に洋服の肩周辺などにたくさんついていることがあります。

通常のターンオーバーによって発生するフケはとても細かいため、ほとんど気になることはありません。

特に女性はホルモンのバランスの影響によって、産後や更年期などで女性ホルモンが減少する時期は、肌や頭皮の潤いを保てずに乾燥しがちになり、フケが出やすい状態になります。

また、シャンプーやヘアケア剤が合わなかったり、キレイに洗い流されていなかったりしたことが原因で、頭皮環境が崩れて大量のフケが発生する場合もあります。

乾燥したフケは、皮脂分泌の低下や水分と脂分の量が減少することで、角質細胞がはがれやすくなるのが原因です。

脂性フケ

皮脂分泌量が多いとフケもベタっとして湿っぽくなり、脂性フケになります

落ちるときにはかたまりになってボトっと落ちます。

ただ脂っぽいフケの場合は、脂漏性皮膚の場合もあります。

脂漏性皮膚を放っておくと脱毛に繋がってしまうため、疑いがある場合は一度病院に行って診察してもらうと良いでしょう。

脂性のフケは、シャンプー回数の問題や、ホルモンバランスの乱れ、脂分の摂りすぎなどで頭皮環境がくずれることが原因です。

脱毛に発展する場合もありますので、早めの対処が必要です。

他の理由

ビタミンBが不足するとターンオーバーを促す新陳代謝が低下し、毛細血管の血流が悪くなるため、皮脂が異常に分泌されたり、ヘアサイクルが乱れたりする原因になります。

また、ビタミンEは抗酸化作用があるため頭皮環境を整える作用がありますし、ストレスを軽減して血管を拡張する作用もあるため、血流を促進して健康な髪を作っていくためには欠かせません。

そして普段の食事で油っぽいものや、辛いものや甘い物などを食べすぎると、頭皮環境が崩れて抜け毛の原因になります。

その他、ストレス睡眠不足食欲不振などからも血行不良となり、頭皮環境を保てなくなりますので注意しましょう。

フケを改善して抜け毛を減らす

毎日洗ってもフケがおさまらないと、フケが落ちるのが気になって、色が濃い洋服なども着れなくなってしまいますよね。

ただ、対処する際は、自分の症状が乾燥か脂性かを見極める必要があります。

そこでここからは、フケを改善して抜け毛を防ぐために必要な、対処法をお伝えしていきましょう。

1日のシャンプー回数</h3>

フケを改善するために必要なことは、頭皮環境を改善していくことです。

もしかしてフケが気になるからといって、シャンプーの回数を多くして1日に2回、朝晩で洗っている人もいるのではないでしょうか。

実は、頻繁にシャンプーをして頭皮を取り除きすぎると、必要な皮脂を取り戻そうと、皮脂は今まで以上に過剰分泌される仕組みになっています。

そのため、頭皮を清潔に保つためとはいえ、シャンプーで一日に何度も洗うことは、逆の結果を引き起こすことになるんです。

シャンプーの種類

市販されているシャンプーの多くには、高級アルコール系とアミノ酸系がありますよね。

また、石鹸系を好む方も少なくありません。

高級アルコール系

安価で手に入りやすいものが多く、洗い上りの手触りや香りも良いものが多いです。

ただし、鉱物油や動植物の油などを原料として作られている合成界面活性剤を使用しているため、すすぎ残しの汚れが頭皮に残ったときは、頭皮トラブルを引き起こす可能性も高いです。

洗浄力が強いのが特徴のため、頭皮が脂性の人には良いでしょう。

アミノ酸

アミノ酸で作られた合成界面活性剤を使っており、洗浄力は高級アルコール系と比べると弱くなりますが、頭皮や髪への負担が少なくて済みます。

そのため、頭皮が乾燥している人や、発疹などトラブルを抱えている人にも使える優しい作りとなっています。

石鹸系

天然の石鹸を成分として作られているため、自然派で環境に良いです。

頭皮への負担は少ないですが、洗浄力は高めです。

そして、洗った後に髪がパサついてしまうという特徴があるため、トリートメントを忘れずにすると良いでしょう。

フケにはどんなシャンプーが合う?

フケが多量に発生しているときには、どんなシャンプーを使用すると良いのでしょうか。

乾燥フケ

洗浄力が強いものは避けて、アミノ酸系シャンプーを使用すると良いでしょう。

ただ、アミノ酸シャンプーの中にも種類はあるため、購入前は必ず成分をチェックして、肌荒れ防止成分や頭皮環境を良くする潤い成分が含まれているものを選ぶと良いでしょう。

脂性フケ

皮脂が脂っぽい場合は洗浄力が高いシャンプーを使うと、べた付きが改善されていくでしょう。

石鹸シャンプーは合う合わないはありますが、自然に優しく殺菌効果と洗浄力が高いです。

正しいシャンプー方法

フケは放っておくと抜け毛の原因になります。

そのため、たかがフケだと簡単に思わず、早めに対処していくようにしてください。

フケを放置し細菌が繁殖すると、臭いの原因にもなります。

そこでここでは、フケを減らすための、基本の正しいシャンプーの仕方をお伝えしていきましょう。

洗い方

シャンプーの前に予洗いすることで、髪に付着しているホコリや汚れを8割も落としてくれます。

そのため、シャンプー前にはブラッシングで汚れを浮かせてから、予洗いを丁寧にしていきましょう。

予洗いは指の腹を使ってマッサージをするように丁寧に行ってください。

毛穴に詰まった汚れもブラッシングで浮いてきていますので、お湯だけで充分洗い流すことができます。

次にシャンプーを手に取ってしっかりと泡立ててから使ってください。

円を描くようにして指の腹を使って優しく頭皮を洗っていきましょう。

襟足から頭頂部に向かって洗うのが基本です。

液体のままではシャンプーの効果を充分に発揮することができませんので、注意してください。

すすぎ方

すすぎは5分くらい時間をかけて念入りに行っていきましょう。

特に生え際はシャンプー成分の流し残しが発生しやすいため、生え際もしっかりと流すようにしてください。

すすぎはぬるま湯で充分に行うことで、頭皮に汚れを残さないようにしていきましょう。

トリートメント

トリートメントは頭皮に付着しないよう気をつけてください。

付着した成分が毛穴を塞いでしまうと、頭皮環境を崩す原因や抜け毛の原因になるため、生え際から3~5㎝程度空けて髪につけると良いでしょう。

また、すすぎが充分に行われないことが原因で、髪を傷めてしまう場合もあります。

トリートメント成分は洗い流しても髪に残りますので、キレイに流して大丈夫です。

まとめ

今回は、頭皮のフケが増えたら抜け毛の前兆であるということと、フケを改善して抜け毛を防ぐ方法をお伝えしました。

毎日洗っていてもフケが多い場合は、頭皮環境にトラブルを抱えている場合があります。

頭皮環境が崩れていると、抜け毛の原因にもなります。

また、皮膚疾患である場合もありますので、あまりにも継続するようなら一度病院で診てもらいましょう。

基本的には、普段使用しているシャンプーとシャンプーの仕方を改善し、生活習慣を整えることで改善されていくことが多いです。

自分に合ったシャンプーを使用すること、シャンプー前のブラッシングと予洗いをしっかりすることを心掛け、フケを改善していきましょう。