ヘアケア

薄毛の人は特に正しく理解しておきたい!女性の髪の常識・非常識Q&A

女性の方が日々悩む髪の悩み。一つ一つの悩みや疑問に向き合っていると、意外な誤解をしている方が多いです。

例えば毎日きちんとシャンプーをしているのに、かゆみやにおいが解消されないからとシャンプー剤をあれこれ試している方。トリートメントの使い方が間違っている方など。

自分の髪の毛の現状をしっかりと見極めて、必要なケアを正しく行わなければ、健やかな若々しい髪へとアプローチすることはできません。

そこでこの記事では正しく理解しておきたい女性の髪の常識・非常識をQ&A方式でまとめていきますので、間違っているヘアケアを行っていないかどうかを確かめましょう!

Q:うつむいた姿勢でシャンプーをしてはいけないというのは本当?

A:できれば顔を上に向けて洗いましょう。

ヘアサロンでリクライニング式の椅子に身体を預けてシャンプーをしてもらえるように、自宅でも背筋を伸ばし、あごを少し挙げた姿勢で洗うのが理想です。

うつむいて洗うと、シャンプー剤が流れて目に入ったり、生え際などに洗い残しが生じてかゆみやフケの原因になってしまう可能性があります。

また、うつむく姿勢を日々続けていることで顔や首にシワやたるみを招いてしまう場合もありますので、美容的な観点からも避けたいものです。

毎日のちょっとした習慣の見直しから、美の素は貯蓄され、結果的に大きな差を生みます。

ただし、シャンプーの時は平気でも、洗い流す際の反り返るような姿勢がつらい場合は、うつむいて流し、最後の仕上げだけは顔を上に向けるようにするなど、無理のない範囲で取り入れるようにしましょう。

Q:シャンプーの時の抜け毛が気になって毎日洗うのが怖いです。

A:正しくシャンプーをしていれば抜け毛の原因になることはありません。

毛髪には「ヘアサイクル」と呼ばれる生え変わりがあり、一度生えた髪の毛は成長期・退行期を経て休止期に入り、必ず抜け落ちます。

一般的に毛髪の本数は10万本といわれており、平均すると1日当たり60本~100本の髪の毛が抜け落ちていきます。

これは、植物が季節ごとに姿を変化させるように自然なことです。

抜ける量も季節によって増減があり、抜けた後は新しい髪の毛が生えてくるので、それほど神経質になることはありません。

シャンプーの時に抜け毛があるのは、絡まっていた抜け毛や抜けかけている毛が洗髪をすることで落ちているだけであって、日常的にブラッシングを習慣にしていれば、シャンプーが抜け毛の原因でないことが理解できます。

シャンプーは、汚れを取り除くだけでなく、滞りがちな頭皮の血流を促し、健やかな美しい髪の毛が育つ土壌づくりのための大切なステップです。

Q:毎日髪の毛を洗っているのに、すぐにべたついてニオイも気になります。

A:べたつきやニオイの主な原因は、頭皮の毛穴に詰まった皮脂や汚れの洗い残しです。

頭皮は人間の体の中でも特に皮脂分泌量が多い場所です。毛穴は大きく、その数も多いので、皮脂でべたつきを感じる人も多いでしょう。

髪の毛を洗うときには、頭皮の毛穴に詰まった皮脂や汗、汚れを落とすように意識しましょう。

十分に洗い流さずに残ってしまうと、酸化し、さらに雑菌の繁殖を招いて、ニオイやべたつきの原因に。

洗い残しが多いのは頭頂部と襟足で、十分に洗えていない方が多くいらっしゃいます。シャンプーの泡で汚れをきちんと包み込み、髪にキュッキュッと少し軋みを感じるくらいまでしっかりと洗い流します。

洗い残しをなくすために、シャンプー時の自分の癖を思い出し、洗い方とすすぎ方を見直すことも大切です。

Q:リンスとトリートメントはどう違うんですか?

A:成分はほとんど同じで、トリートメントの方がリンスよりも濃度があり、それぞれの成分の調合が異なります。

それなのでリンスは液状に、トリートメントはクリーム状になっているのが特徴的です。

ちなみに、コンディショナーは髪の状態を整える働きがあるものを言います。

リンスは「すすぐ」、トリートメントは「手当てする」、コンディショナーは「整える」といったような意味合いがあり、それぞれの作用を表現しているわけですが、もともとコンディショナーのことをリンスといってしまったのが日本で誤解を生みやすくしているのだと考えられます。

Q:パーマは髪の毛のことを考えてしない方がいい?

A:パーマは強烈な化学処理によって毛髪の内部のコルテックスと呼ばれるものを変え、髪の内部の水分やタンパク質を流してしまうのです。

パーマをするときに使われる液剤は、頭皮に刺激を与えます。ですが、正しい取り扱いさえ間違えなければという条件付きで使用してもそこまで問題にはなりません。

いずれにせよパーマをしたいと思ったら、専門の美容室を訪れて、十分に美容師と話し合ったうえで決断することをお勧めします。

Q:ダイエットは髪の毛に影響する?

A:体重を減らすことは何も悪いことではありません。肥満による病気は糖尿病をはじめ、恐ろしい症状を引き起こします。

しかし過度なダイエットは髪の毛に重大な影響を及ぼすことを忘れずにいましょう。貧血や骨への影響、あるいは生理不順による髪の毛への影響はかなり深刻です。

髪の毛の根元にはそれぞれ毛母細胞があり、それには毛細血管が通じています。従って髪の毛は毛細血管から栄養と酸素を吸収して成長します。

血液の循環が悪くなれば当然に髪の毛に悪い影響が現れます。顕著なのは髪の毛自体が細くなってしまう事です。

髪の毛が細くなる状態がヘアスタイルを決まらなくする最大の要因になります。

Q:髪の毛が乾燥する原因とは?

A:髪質の問題は置いておくとして、髪の毛が乾燥するのは生活環境は大きな原因になります。

エアコンが常に行き届いている生活環境に身を置く現代人は、直接にしろ間接にしろ、髪の毛にその影響を受けています。

髪の毛が乾燥する状態の最も表面的な兆候は潤いが無くなることでしょう。髪のキューティクルが剥がされて流出した水分の補給が十分でないと、髪はたちまちパサついた状態になります。

Q:ストレスは髪の毛に良くない?

A:ストレスを感じると毛穴が収縮したり、小さくなって、1つの穴から生えている3本の毛が2本になり、1本になって、しまいには老化してしまう結果になってしまいます。

さらには毛質も変化してきて、次第に1本の毛そのものが細く弱々しくなります。もちろん、そうした毛には弾力性が乏しくてツヤもありません。

Q:枝毛にどうしてなるの?

枝毛になってしまう原因は、薬液の過度の使用が考えられます。例えば、ヘアスプレーやムースなどの整髪料を使いすぎることで枝毛になってしまう可能性があります。

天然繊維である髪の毛のシルエットを保つには、シャンプーの後、濡れた髪の水分を拭い去って、コーティング剤が熱から髪の毛を保護するセット剤を使い、手早くブローするのが比較的髪の毛に負担のかからないやり方です。

【まとめ】髪に関する常識を身に着けて、美しい髪の毛を保ちましょう。

いかがでしたでしょうか?この記事では女性の方に多い髪の毛の悩みや、常識・非常識についてQ&A方式で解説してきました。

日々のヘアケアやヘアスタイリングなど、私たちが日常的に行っていることは、髪の毛にとって悪影響を与えていることもあります。

そうしたことに気づき、改善し、正しくヘアケアを行うことによって、美しい髪の毛を保つことができますので、是非この記事を参考にして自分の髪を見つめ直しましょう!