キレイでかわいく自分を表現する手段として欠かせないのが、カラーやパーマですよね。
市販のカラー剤で染めたり、美容院でパーマを当てたり、中にはカラーとパーマを両方、季節に合わせて行っている方もいるほどです。
オシャレに見せるためには欠かせないものですが、髪へのダメージも発生するのです。
では1年間に何回ほどなら大丈夫なのでしょうか?
それぞれがもたらすダメージを詳しく見ながら解説していきます!
Contents
カラーやパーマは女性らしさを表現するための手段
ヘアスタイルは人の印象を決めるうえで大切なものです。
それだけでなく、明るい色に染めたり、パーマでゆるふわ感を表現するだけでもがらりと印象が変わります。
オシャレに生きる女性にとって、カラーやパーマは幅広い年代で定着しているものです。
カラーやパーマができる美容院なども数多く展開していますので、だれでも手軽にイメチェンできるのがカラーやパーマの特徴ですよね。
より女性らしさを表現させるためのツールとして用いられているカラーやパーマですが、髪には想像以上のダメージが加わっているのです。
髪に想像以上のダメージを与える
カラーやパーマは基本的に薬剤を使用して髪を染めたり、カールを作ったりしているので、髪にも当然それなりのダメージが加わります。
カラーとパーマでは髪に与えられるダメージに違いがありますので、一つずつ詳しく解説していきます。
カラーの仕組み
髪の毛の色を変えることができるカラーには、使用される薬剤が2種類あります。
一つが染料とアルカリ剤が主成分となっている1剤。
もう一つが酸化剤が主成分となっている2剤です。
カラーの仕組みを簡単に説明すると、まずは1剤で髪の表面のキューティクルと呼ばれるものを開き、染料を浸透。
そして2剤の酸化剤の力で染料をより発色・定着させる働きで髪の毛を染めているのです。
カラーが与える髪へのダメージ
カラーは薬剤が髪の内部にもぐりこみ、髪の内部に含まれているメラニン色素と呼ばれるものを分解し、染料を定着させます。
本来髪を保護する役割を持つキューティクルが、薬剤によってこじ開けられるためキューティクルが傷つき、髪へのダメージへと繋がってしまいます。
また、髪の内部に存在するコルテックスという潤いを保つための成分にも薬剤が反応して結果的に乾燥が起こる場合も。
毛質などによりダメージには個人差はありますが、カラー後の髪のパサつきなどは、これら薬剤が与えるダメージが影響しているといえるでしょう。
パーマの仕組み
パーマも、カラーで使われる薬剤と同じように、2種類の薬剤を用いられています。
髪の毛は通常、タンパク質が結合してまっすぐな形に整えられています。
それを薬剤によって還元・分解することにより、ロッドなどで巻いた形に定着します。
まずキューティクルをこじ開ける作用があるアルカリ剤と、タンパク質の結合を分解する還元剤を髪の毛に塗布します。
そして、2剤に含まれている酸化剤で、分解されたタンパク質などを再結合し、ロッドで巻いた紙に整えていくのです。
パーマが与えるダメージ
パーマが髪の毛に与えるダメージはカラーと同じく、キューティクルを強制的にこじ開けることによって傷ついてしまう事にあります。
髪の毛の生成に必要なタンパク質や、潤いを保つ水素分子などが余分に分解されてしまう事も、パーマでは懸念とされることも。
薬剤を使用しないパーマの中で、熱の力でパーマをかける方法もあり、こちらの方は熱の力で髪の毛に含まれている水分が失われるなどのダメージが考えられます。
カラーとパーマの1年間の目安回数
カラーとパーマ、それぞれに髪の毛の負担になってしまう事が分かりましたが、では、1年間の目安としてはどれくらいの回数に抑えればいいのでしょうか?
頻繁にカラーやパーマを繰り返している方は、是非参考にしてみてください。
カラーは多くて6回まで
希望する髪色や髪の伸び具合によって、カラーをする回数は異なると思いますが、基本的には多くても2か月に1回程度が目安です。
全体的な色合いを優先させたいのであれば、1か月に1回ペースで通えばキレイな髪色を保つことができるのですが、髪へのダメージも頻度が増える分増えます。
髪の毛をきれいに見せるためにカラーをしているのに、髪の毛にダメージを多く与えてしまっては、意味がありません。
髪の毛の健康状態を維持したいのであれば、カラーをしたら2か月以上の間隔をあけることがベストだと考えられます。
ですが髪質や使用するカラー剤、髪色などで髪に与えるダメージには個人差がありますので、ダメージレベルを考慮しながら美容院などで相談することをおすすめします。
パーマは多くて4回~5回
パーマも時間がたつとカール感がなくなってしまい、継続的に通っている方も多いですよね。
髪の長さに合わせて1か月~2か月に1回程度で通うのが一般的とされており、オシャレなヘアスタイルを維持できる頻度です。
しかし、髪に与えるダメージを考えると、多くても年に4回~5回ほどに抑えておく方が、髪の毛への負担も軽減できます。
キューティクルを傷つけるだけでなく、キレイな髪の毛を維持するための成分まで分解してしまうのがパーマの特徴なので、カラーと同じ、またはそれ以上に負担が大きいものとなっています。
日頃のヘアケア・頭皮ケアが大切
カラーやパーマ、それぞれの目安回数を守っていても、髪に何らかのダメージが加わっていることには変わりないのが事実です。
カラーやパーマをしていても美しく艶のある髪の毛を維持するためには、日々のケアが欠かせません。
継続的なヘアケア
薬剤の成分によってキューティクルが傷ついたり、髪の毛の水分が失われたりするので、日々のケアはより重要になってきます。
最近では、キューティクルを補修するシャンプーやトリートメントなどが発売されていますので、それらを継続的に使用することで、カラーやパーマをしていてもキレイな髪を持続することができます。
また毎日のお風呂後に
・しっかり髪をタオルドライする
・ドライヤーはできるだけ短く
・最後に冷風を1分間当てる
などの工夫をすれば、キューティクルが締め上げられ、ハリやコシのある髪の毛が実現できますので、ぜひ試してみてください!
頭皮環境を清潔に保つ
美しい髪の毛を保つためには、頭皮環境も健康的に維持する必要があります。
カラー剤やパーマ剤が地肌につくと、炎症を起こしたり、乾燥してしまったりと頭皮トラブルが起こる場合があります。
頭皮が乾燥してしまうと、髪の艶に必要な皮脂などが生成されなくなってしまいますので、日々の頭皮ケアは、より重要といえるでしょう。
市販の頭皮専用のクレンジングオイルなどを使用して、日々の頭皮の汚れをしっかり落とし、乾燥を防ぐために保湿・血行促進することで、頭皮環境を改善することが可能です。
自分に合ったカラーやパーマの回数で艶のある髪を保とう!
いかがでしたでしょうか?この記事では、カラーやパーマがもたらすダメージや、1年間の目安の回数などについて解説してきました。
カラーやパーマで使用される薬剤には、キューティクルなどが傷つけられ、ダメージの原因に。
髪質などによって個人差はありますが、オシャレと髪の健康をほどよく保ちたい方はカラーなら年6回、パーマなら年4~5回を目安の回数にしましょう。
また、日々のヘアケアや頭皮ケアも重要ですので、継続的なケアで健康的で艶のあるオシャレなヘアスタイルを目指しましょう!