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コーヒー好きと白髪の意外な関係
食後や休憩の時など、飲むとホッとする、気持ちの切り替えができる、という人も多いコーヒー。
リラックスするために飲んでいることの多いコーヒーですが、そのコーヒーが白髪の原因になっていたら心配ですよね。
今回はコーヒーが白髪の原因になるというのは本当なのか、なぜコーヒーと白髪が関係するのか、白髪の原因にせず美味しくコーヒーを楽しむにはどうしたらいいのか、などをご紹介していきたいと思います。
コーヒーが白髪の原因になっている?
コーヒーを飲むと白髪が増えると言われているのには色々な原因があります。
コーヒーを飲んだからと言って、急に白髪が増えるわけではありません。
ですが、そのコーヒーの作用によって白髪になってしまう原因を作ってしまうことがあります。
毎日のようにコーヒーを飲み続けていると、白髪になりやすい環境を作り上げてしまうのです。
その環境を作り上げてしまうコーヒーの作用について詳しく説明していきたいと思います。
覚醒作用
コーヒーを眠気覚ましに飲む人も多いのではないでしょうか?
朝起きてすぐに飲むという人、徹夜のお供に飲む人、食後の眠気対策に飲む人・・・。
コーヒーに含まれているカフェインが脳を覚醒させる作用があるということは周知の事実です。
眠気覚ましや、眠ってはいけない時には重宝するこの作用ですが、1日に何杯も飲んでいるとその作用が睡眠不足やなかなか寝付けない、などの習慣を作ってしまうこともあります。
あまりコーヒーを普段飲まない人が寝る前にコーヒーを飲むと「頭が冴えてしまって眠れない」という感覚を強く感じます。
ですが、飲み慣れてしまうと実際にはなかなか寝付けずにいるのに、コーヒーの刺激になれてしまってカフェインのせいで睡眠不足になってしまっているという自覚がないこともあります。
睡眠不足になると、血行不振や抗酸化作用なども弱まってしまうので白髪の原因になってしまうのです。
さらに睡眠不足になると、脳はもちろん体にも疲れが蓄積され休まりません。
その状態が長く続くと、ストレスにもなってしまうためさらに白髪にはよくないということになります。
鉄の吸収を阻害
コーヒーに含まれるタンニンは鉄分の吸収を阻害してしまう働きがあります。
ただでさえ、鉄分不足が多い現代女性。
そのうえ、摂取した鉄分の吸収を妨げられてしまうのは困りますよね。
鉄分は貧血予防など女性には欠かせない栄養素のうちの1つですが、髪の毛にも大切な成分です。
鉄分が不足すると、白髪も増え、髪質もパサパサしたりハリやコシのない髪の毛に・・・。
白髪だけではなく、美しい髪の毛を保つために鉄分の摂取とカフェインには気をつけたいですね。
過酸化水素
コーヒーには過酸化水素が含まれています。
過酸化水素は活性酸素の1つ。
消毒液や漂白剤などの成分として知られているオキシ系はこの過酸化水素から作られています。
人間の体内でも作られていて、殺菌作用があるためウィルスや病原菌などから私たちの体を守ってくれます。
そんな心強い味方である反面、体の中でたくさん作られてしまうと私たちの体の細胞を壊してしまうこともあります。
それが白髪が増えてしまう原因になってしまうのです。
この過酸化水素はコーヒーを焙煎すると生成される成分なので、焙煎前のコーヒー豆には含まれていません。
ですので、「グリーンコーヒー」と言われている生コーヒー豆には含まれていません。
生コーヒー豆は焙煎によって失われてしまう栄養素がそのまま含まれているので、健康に気を使っている人たちの間で流行しています。
健康にも髪の毛にもいいポリフェノールも焙煎されたコーヒーよりも多く含まれていますし、カフェインも焙煎後よりも少なめです。
普通のコーヒーのようにドリップして飲んだり、ティバッグで販売されているものを紅茶と同じようにお湯で入れて飲んだりすることが出来ます。
ただ、一般的にコーヒーと言われているもののような味はしません。
お茶のような、ハーブティーのような香りと風味がしますので、「コーヒーが飲みたい」という時の代替品にはならないかもしれないですね。
不安感
コーヒーを一息つきたい時、ホッとしたい時に飲むという人も多いですよね。
しかし、コーヒーに含まれているカフェインにはコルチゾールというストレスホルモンの一種の影響を大きくしてしまうという働きがあります。
また、「カフェイン中毒」という言葉があるように、毎日一定量のカフェインを摂取しないとイライラしたりしてしまう場合も。
ストレス解消のために、リラックスのために摂取しているつもりが逆に「摂取しないといられない状態」を作ってしまい、ストレスの元になってしまいます。
そんなことになってしまっては本末転倒です。
糖分の過剰摂取
コーヒーを飲むときにお砂糖を入れている人、缶コーヒーをよく飲んでいるという人は糖分の摂りすぎに要注意です。
缶コーヒーには甘めのもので、角砂糖11個分、微糖のものでも3個分も含まれています。普段コーヒーを飲むときに角砂糖を11個も入れる人はなかなかいませんよね。
いかに缶コーヒーに砂糖がたくさん入っているかわかりますね。
また、「ブラックで飲んでいるから平気」という人でもコーヒーと一緒にチョコを食べたり、お菓子を食べたりしていると糖分の摂りすぎになってしまうこともあります。
糖分のとりすぎは、糖尿病などの病気を引き起こしてしまう他、血液がどろどろになってしまう原因になり、髪の毛や頭皮に必要な栄養が運ばれない、ということが起こってしまいます。
その結果、白髪になりやすくなることも。
糖分には気をつけたいですね。
血管収縮
カフェインには血管を収縮する作用があります。
頭痛などの時にコーヒーがいいとされているのは血管を収縮させ、神経に触れさせないことで痛みを和らげる作用があるためです。
しかし、カフェインのとりすぎで常に血管が収縮している状態だと血行が悪くなり、白髪の原因になります。
ホースをイメージしてもらうとわかりやすいかと思います。
そのままだと勢いよく水が出ますが、先を潰してしまうと水が出にくくなってしまいますよね。
血管もそれと一緒で詰まりの原因にもなりますし、酸素や栄養が含まれた血液がスムーズに運ばれなくなってしまうので白髪が増える原因の1つになってしまいます。
白髪対策をしながらコーヒーを楽しむには?
では白髪対策をしならがコーヒーを楽しむにはどうしたらいいのでしょうか?
1日の摂取量を守る
1日の摂取量に気をつけて、飲みすぎないようにしましょう。
1日多くても3杯〜5杯とされています。
3杯にトドメておくのがいいかもしれませんね。
1杯飲んだら4時間ほど開けるとなお良いと言われています。
鉄分を摂取する
コーヒーで鉄分の吸収を阻害されてしまうので、その分食事やサプリメントで鉄分を補ってあげましょう。
寝る前には飲まない
夜寝る前には飲まないようにしましょう。
血液中の毛フェインが半分の量になるのに4時間ほどかかるといわれています。
ですので、10時に寝たい場合は6時以降は摂取しない、またはノンカフェインのものにするなどしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
コーヒーの飲みすぎは白髪になる原因がいくつも含まれていることがわかりました。
飲み方や飲む量に気をつけて楽しみたいですね。