髪トラブルでもある抜け毛にうねり毛、そして髪やせなどの原因は「頭皮」にあるかもしれないでしょう。
薄毛や白髪を改善したい方は、頭皮のコンディションをチェックすることがスタートになります。
Contents
原因は「頭皮」
みなさんは、ご自身の「頭皮」をチェックしたことがありますか?
髪の状態は気になるものですが、なかなか頭皮のコンディションまで気にする方も少ないのでチェックすることも少ないでしょうね。
髪の状態には頭皮が大きく関係しているものなのです。
髪トラブルも頭皮のコンディションの状態が関わっています。
そこで頭皮コンディションのチェック方法・コンディションごとのヘアケア方法をご紹介します。
頭皮コンデションは色でわかる!
頭皮のコンディションを判断するためには、頭皮の「色」が重要です。
頭皮の色で健康な状態がわかり、頭皮の色は「青・黄・赤」に分類されるのです。
あなたの頭皮の状態はどれになるでしょうか。
「青白い頭皮」健康な頭皮
頭皮が青白く透けたような色をしている状態は、なによりも健康そのもののしるしなのです。
青白くすけるように見えるのは、頭皮の毛根部分が肌に透けて見えているからです。
これは、皮膚表面のキメが整っている状態といえます。
髪艶を実感しますし、しっかりした髪が生えてくる頭皮のコンディションになります。
「黄色い頭皮」地肌が酸化している
黄色い頭皮は体の内と外から原因で「酸化」をしてしまっているサインになります。
酸化が進んだ頭皮からは「エイジング毛」という癖の強いうねり毛が生えやすくなります。
そのため、髪のツヤも低下しやすいのです。
加齢による抗酸化力の衰えだけのものではなく、酸化は紫外線やストレスも原因になってしまうため、若くても有り得ることなのです。
「赤い頭皮」炎症を起こした状態
赤い頭皮は「炎症」を起こしている可能性が高まります。
これは寝不足や疲れなどによる一時的なものもでもなる可能性はあります。
しかし、慢性的な炎症だとしたら注意しなければなりません!
「白髪」「抜け毛」「髪やせ」を引き起こします。
「茶色い頭皮」ダブルパンチで要注意!
頭皮の状態は大きく3つに分けられるいいましたが、さらに注意してほしいのがあります。
それは、黄色い頭皮と赤い頭皮が合わさってしまい「茶色い頭皮」に。
黄色い頭皮から生えてくる「エイジング毛」。
そして赤い頭皮から生えてくる「白髪」「抜け毛」など両方が合わさってしまうことが原因で、髪トラブルが起きやすくなります。
頭皮コンデション別・適切なケア方法
それぞれ注意が必要なのは「黄色い頭皮」「赤い頭皮」「茶色い頭皮」の3種類の頭皮状態になります。
この頭皮に合わせたヘアケア方法とは次の通りです。
「黄色い頭皮」抗酸化に着目
黄色い頭皮は、内側と外側からの抗酸化ケアが必要です。
抗酸化力は加齢とともに徐々に低下してしまいますが、ビタミンCやポリフェノールの摂取は効果が一定のものがあるとされています。
「抗酸化」に特化しているヘアケアを使用したヘッドスパで頭皮の毛穴の詰まりをキレイにすることも髪のエイジングをするためには必要となり抗酸化ケアに効果的でしょう。
「赤い頭皮」炎症の原因
頭皮の炎症は人によって症状の出方も様々ですし、原因も様々です。
それぞれに合った対処が必要になります。
乾燥による肌のバリア機能の乱れが原因なら保湿ケアが大切です。
頭皮から分泌された皮脂が汚れて毛穴が詰まることで変質してしまうのです。
それが刺激になってしまうと皮脂を取り除くケアが必要になります。
さらに、頭皮表面にもともと存在していると言われている「細菌群」が頭皮環境次第で髪のトラブルに影響している可能性があります。
赤みの強い頭皮は、「コリネバクテリウム菌」が原因となり増加してしまうことで、細菌群のバランスが崩れてしまうのです。
これが抜け毛や髪がやせ細ってしまい、白髪の原因になる可能性があります。
この場合は専用のヘアケアアイテムがあるため、それを使用することで、細菌群のバランスを正常にすることが重要になります。
「茶色い頭皮」黄色と赤、両方のケアが必要
黄色い頭皮と赤い頭皮が合わさった状態の茶色い頭皮は、ヘアケアも黄色と赤両方のヘアケアが必要になります。黄色い頭皮向けの抗酸化ヘアケア。
そして炎症の原因に対処する赤い頭皮向けのヘアケアを持ち合わせたケアをする必要があります。
頭皮ケアは、現在生えている髪ももちろん大切なのですが、もっとも大切なのは、これから生えてくる髪のためにも頭皮ケアはとても重要なものになります。
髪のトラブルにお悩みを抱えている方は、ぜひ頭皮の状態をチェックし、頭皮に合ったケアを見つけてください。
頭皮コンデションを良くするだけで、生えてきる髪が変わります。
頭皮の乾燥
頭皮のかゆみ、原因のひとつにシャンプーがあります。
頭皮のかゆみを感じたら、洗浄力があれば毛穴の詰まりが取り除くことを考えてしまうでしょう。
しかし、良かれと思ったことが逆効果となる場合もあります。
なぜなら、かゆみの原因の一つに皮膚の乾燥にあるからなのです。
洗浄力の強いシャンプーを使用してしまうことや、多めのシャンプー液を使ったりシャンプー液をそのまま地肌につけるなどすると、頭皮の必要な皮脂まで取り除いてしまうのです。
そうすることで、頭皮全体が乾燥肌になってしまうため、外部からの刺激が原因でかゆみや赤みが生じます。
この頭皮の乾燥にオススメなのは、弱酸性のアミノ酸系シャンプーが予防になります。
洗浄力が控えめなため、頭皮に優しいのです。
弱酸性のシャンプーだからと、洗髪をする際も、頭皮が皮膚の一部であることを忘れず、頭皮を軽くマッサージするように丁寧に洗うことが重要です。
フケは多くの女性が抱える頭皮トラブル
頭皮を含め、人間の体全体は絶えず新陳代謝を繰り返しているのです。
新しい細胞が生まれると同時に古い細胞が垢のように剥がれていくターンオーバーが正常な状態なのですが、頭皮にトラブルが発生してしまうことで、新陳代謝のリズムが早まってしまい、まだ剥がれるべきでない皮膚の角質が剥がれてしまうのです。
それが目にみえるフケとなって現れるのです。
以上の点からわかるように、フケだからと「体質」としてそのまま放置するべきではなく、頭皮トラブルのサインとみなすことが重要になります。
その原因として考えられるのは、頭皮の皮脂にあります。
シャンプーを1日1回までにして洗いすぎや強い摩擦を起こすことを避け、頭皮環境を整えることが必要になります。
頭皮のかゆみやフケがひどいときは、脂漏性皮膚炎の可能性があるため、シャンプーの種類や方法を改善をしてみてもかゆみが全く改善されないだけでなく、さらに赤くなったり、フケのようなものが出てきたりするようでしたら、皮膚科の受診を検討した方が賢明でじょう。
脂漏性皮膚炎の可能性があるかゆみがあった方で皮膚科を受診する人の6割もの人が、この脂漏性皮膚炎だといいます。
原因は皮膚に常在するマラセチア菌が異常増殖する結果、頭皮が炎症を起こすためです。
皮膚科ではその炎症をおさえるための外用薬・抗ヒスタミン剤やビタミン剤などの内服液が処方されるのです。
頭皮ニキビも新陳代謝の乱れ
新陳代謝は、ストレスや不規則な生活などの理由で乱れてしまうと、剥がれるべき角質が毛穴に残ってしまい、皮脂が詰まってしまうことがあります。
そうなることで、その皮脂は毛穴付近が盛り上がってしまい、頭皮ニキビになるのです。頻繁に指で触ったり、潰したりするのは禁物になります。
触れることで雑菌が入りやすく、炎症が起きてしまうため、症状が悪化する可能性があります。
炎症がひどくなり、痛みを伴うようであれば、皮膚科の受診が必要でしょう。
慢性膿皮症などのもっと重い病気である可能性もありますし、それだけでなく脱毛に繋がることもありえるでしょう。
頭皮のかゆみやフケでお悩みの方は、まずシャンプーや生活習慣を見直すことがスタートです。
それでも改善されないようでしたら、早めに皮膚科を受診し、炎症を悪化させないようにしましょう。