ヘアケア

女性の薄毛対策にはお手入れを丁寧に!正しいシャンプーの仕方を解説

年々気になる薄毛には心が少しずつダメージを受けてしまうものですよね。

特にストレスや生活習慣が乱れやすい現代では、髪の毛に良い生活リズムや環境をと言っても中々ハードルが高いかもしれません。

そこで生活習慣の見直しと共に、日常習慣のひとつであるシャンプーの見直しをしてはいかがでしょうか?

シャンプーは髪の毛にかかわる大切な習慣のひとつですが、日常的すぎてシャンプーの仕方で薄毛対策に繋がることは意外と忘れがちではないでしょうか?

また生活習慣の見直しという広い範囲の対策よりも、シャンプーの仕方一つに特化しているので、目的がはっきりとして取りかかりやすい点も魅力です。

ここでは薄毛対策に有効な正しいシャンプーの仕方と、女性の薄毛抑制に効果的なおすすめのシャンプーをご紹介します。

薄毛対策でシャンプーの見直しは必須!

何故正しいシャンプーの仕方が薄毛対策に繋がるのでしょうか?

薄毛は単に毛が抜けるなどの状態ではなく、正確には髪の毛が抜けた後にきちんと髪の毛が再生されないことを言います。

髪の毛には成長しきった髪の毛は自然に抜けて新たに髪の毛が生えるまでの周期である毛周期(ヘアサイクル)があります。

髪の毛が生えてから抜け落ちるまでの寿命は2~6年位が平均で、全体の髪の毛の1割が髪の毛が抜ける前の状態です。

例えば髪の毛10万本のうち3か月以内に抜ける前の髪の毛は1割の1万本で、1日に50~70本抜けることは自然な状態と言えます。

抜け毛を発見すると一気に髪の毛がなくなる!という恐怖心にもなりやすいですが、この位の薄毛はごく自然なことということを知っておくと安心ですね。

髪の毛が生えている土台は頭皮です。

頭皮が健康な状態だと髪の毛も健やかに成長します。

頭皮の健康な状態とは、血行の循環が良く皮脂のバランスも良い状態をいいます。

頭皮はなんと顔の3倍以上も汚れやすく体の中で1番皮脂が多いと言われています。

その為にシャンプーで頭皮を適度に洗わないと汚れがひどくなる上に皮脂が多くなり抜け毛が多くなってしまうんですね。

その為抜け毛を気にしてシャンプーをあまりしなかったり、軽く流すだけのシャンプーの仕方は汚れを落としきれていないことが多く、却って抜け毛を招く原因ともなってしまいます。

このように悪者にされやすい皮脂ですが、逆に皮脂の量が少ないと頭皮に悪い状態を招いてしまう可能性があるところがまた厄介です。

頭皮が汚れるとべたつき、フケ、臭いが出る→頭皮が固くなり皮脂がつまる→頭皮がかゆくなるので手でかくようになり頭皮を傷つけてしまう→炎症→頭皮の傷を治す為に皮脂が過剰分泌→頭皮がかゆくなる…のように抜け毛が進行してしまう悪循環に…。

また夏から秋にかけて特に抜け毛が多いと言われるのは、真夏の暑さで汗をかきやすく皮脂が増える為と、強い紫外線で毛根もダメージを受けやすく、冷房や冷たい飲み物の摂取により内臓の働きが滞って血流が悪くなることにも繋がっています。

これらの理由から薄毛対策には頭皮を綺麗に健やかにたもつこと、その為には正しくシャンプーをすることが大切です。

薄毛対策に有効!正しいシャンプーの仕方

薄毛対策にシャンプーを正しく行うことは分かったけど、一体どんな方法が正しいのかは分かりにくいですよね。

そこで薄毛症状を抑えて頭皮を清潔に保てるシャンプーのやり方を紹介いたします。

難しいことは何もないので気軽に読んでみてくださいね。

シャンプー前にブラッシングとお湯洗い

まずはシャンプーの前に髪の毛の下準備をしましょう。

意外なことによく推奨されるブラッシングは必ず必要なことではありません。

特別髪の汚れが気になる人やフケが多い人、3~4日位シャンプーをしていない人は汚れを浮きだたせるためにもブラッシングをした方がいいです。

しかし毎日入浴し髪の毛も綺麗に保たれている人が多く、髪の毛の汚れを落とすなら湯洗いで十分なのでブラッシングの必要性が低いといわれています。

また髪の毛が絡みやすい人はブラッシングをして髪の毛のもつれをほどいた方がシャンプーがしやすいでしょう。

因みにショートカットの人は、ブラシではなく手で髪をほぐして大丈夫です。

ブラッシングをしないことで、ブラシもブラッシングでの抜け毛処理もなくなるので気持ちが楽になりますよ。

次にお湯で髪全体を流して髪の汚れの7~8割ほど落とします。

お湯の適正温度は38度のぬるま湯位が汚れを落とすのに丁度いい熱さです。

お湯を髪全体に1~2分ほど流します。

1~2分は結構長く感じると思いますが、ここでしっかりと汚れを落としておくとシャンプーも楽になりますし、お湯が十分行き渡ると少量でシャンプーの泡立ちがいいのでシャンプーを使いすぎることがありません。

湯洗い後はシャンプー時にシャンプーが流れ出ないようにする為に、水気をタオルで軽くふき取っておきます。

泡立てたシャンプーで頭皮全体を優しく洗う

シャンプーは髪の毛につける前に手に取って泡立てましょう。

もこもこ泡は見ているだけでほんわかしますし、髪にも優しく摩擦を減らすことで抜け毛量も減らし、少ないシャンプー量で経済的です。

しかし泡立ちにくいタイプのシャンプーがあったり手で泡を作るのは中々難しいです。

泡を上手くつくることが大変な人はお湯で濡らした泡立てネットや泡で出てくるシャンプーの利用をおすすめします。

洗い方は爪を立てずに指の腹でマッサージをするように優しく頭皮全体に泡をつけて、頭皮全体を小刻みに動かすようにしてください。

頭皮を適度に動かすことにより皮脂を効果的に落とすことができるので、抜け毛を防ぐことができます。

前髪の生え際→頭頂部、耳の後ろ→後頭部、襟足→後頭部と3か所に分けて3回ほど洗います。

全体をいっぺんにではなく部分的に分けて少しずつ洗うことで全体をすみずみまで洗うことができます。

すすぎはしっかりとシャンプーを残さない

すすぎはシャンプーをしっかり落とすことが目的です。

折角念入りにシャンプーしたのにシャンプーが毛穴に残って皮脂や汚れ、フケの原因になってしまっては哀しすぎます。

すすぎ残しを防ぐ為に頭皮全体にお湯をかけてシャンプーを十分に落としましょう。

すすぎはシャンプーの倍の時間をかけるといいと言われています。

特に耳の後ろ、襟足、顔の周りなどはすすぎ残しやすいので念入りにすすぎましょう。

髪のダメージを抑えるトリートメントやコンディショナーは、つける前に軽く水けをとっておくこと、頭皮ではなく髪の毛につける、つけた後は十分にすすぐようにすることが大切です。

ドライヤーで乾かす時には温冷のメリハリを

ドライヤーで乾かさないで自然乾燥の人もいますが、濡れたままだと頭皮に雑菌が増えますし冷えてしまうことで悪影響になってしまうので、すすいだ後は軽くタオルで髪の毛をぽんぽんとはさんで水けを適度にとってください。

ドライヤーは軽く頭から20cmほど離して、髪の根元から左右に少しずつ動かします。

あまり近い距離で一か所をずっと乾かしていると、ドライヤーの高熱で頭皮がやけどや炎症、乾燥を起こす可能性があるので注意が必要です。

8割ほど乾かしたら今度は冷風をかけて熱や乾燥から頭皮を守りムレを防ぎます。

完全にドライヤーで水分を乾かしてしまうと髪の毛のタンパク質が固まり弾力もハリもなくなってしまうので、あとは自然乾燥で仕上げましょう。

薄毛に優しいシャンプー3選!

シャンプーの正しい方法を知った後はより効果的にするために、薄毛効果が期待できるシャンプーを利用したいですよね。

発毛成分はないものの頭皮の環境を整える為には、適切なシャンプーを選ぶことはとても大切です。

しかし店頭やネットでは数が多すぎてどれを選んでいいか迷ってしまいます。

薄毛対策に有効な女性用シャンプーとはアミノ酸系である、毛穴がつまりやすいシリコンが入っていないノンシリコンタイプ、天然由来の植物性成分が入っている、エタノールや着色料などの刺激成分が入っていないなどのように体に優しい成分が入っているシャンプーを選ぶと髪の毛をいたわることができます。

ここでは頭皮や薄毛に優しくお手軽価格のシャンプー3種類をご紹介します。

・ミノン 薬用ヘアシャンプー【医薬部外品】 450ml 第一三共ヘルスケア 1,405円(Amazon価格)

・アミノ酸系シャンプー
・グリチルリチン酸2Kでフケやかゆみを改善
・高い洗浄力でしっかり汚れを落とす
・指どおりがよく絡まりや抜け毛が殆どなしで使い心地がとてもよい
・きめ細かな泡立ち

・ひまわりシャンプー 500ml ディアボーテ オイルインシャンプー(リッチ&リペア) 905円(Amazon価格)

・アミノ酸系シャンプー
・髪の毛にハリやコシを入れたい人に向いている
・豊富なオイル成分でしっとりまとまる
・エレガントフローラルの香りは好みが分かれるかも
・泡立ちが良くきしみが少ない

・いち髪シャンプー&コンディショナーペアセット(なめらか) 480ml いち髪 1,505円(Amazon価格)

・ノンシリコン系シャンプー
・泡立ちが良い方で洗い上がりがすっきり
・きしみが少ない
・桜の香りでわりと強め

まとめ

今回は薄毛対策に効果的なシャンプーの仕方と薄毛対策に有効なシャンプーをご紹介しました。

まとめると以下のとおりです。

・シャンプーの前に十分なお湯洗いで十分に汚れを落とせる
・シャンプーは手のひらで優しくマッサージをするようにする
・シャンプーもトリートメントもしっかりとすすいで残さない
・ドライヤーはある程度離して温風と冷風を使い分ける
・女性用薄毛シャンプーはアミノ酸系で刺激の少ない成分が入っているものがおすすめ

シャンプーは日常不可欠な習慣ですが、難しいことはなくすぐに始められるものばかりです。

薄毛対策だけではなくシャンプーをしっかりして頭皮をすっきりさせると気分転換にもなるので、薄毛対策としてだけではなくシャンプーすることを楽しんでくださいね。