人工甘味料とは、食品に甘みをつけるための添加物になります。
人工のため天然素材ではなく、化学製品のことです。
現在市販されているお菓子やジュースには、ほぼ例外なく人工甘味料が添加されているのも事実です。
人工甘味料は、食品衛生法に基づいた添加物のため人体には基本的に無害となっています。
しかし最近の調べではあくまで微量の場合です。
人体に悪影響を与えてしまうという説も多く発表されているのです。
人工甘味料が人体や髪に与えるのではないかと指摘されている悪影響とは?
Contents
人体に悪影響があるのは?
人工甘味料と一口に言っても、種類がいくつかあるのです。
中にはお菓子やジュースだけでなく、健康食品に使われているのもあります。
多くの専門家の見解があり、人体には無害であるとされているものも多くあります。
現在、人体に悪影響があると注目されているのが【アスパルテーム】という人工甘味料になります。
アスパルテームは比較的広く使われている人工甘味料になりますね。
ご存知の通りカロリーが0という特徴から、ノンカロリーのジュースやゼリーが増えているのも、このアスパルテームが多く使われるからなのです。
アスパルテームの主な悪影響は?
摂りすぎてしまうと、胃腸の調子を崩してしまいます。
つまりお腹の調子が悪くなりやすく、下痢をしてしまうということになります。
例えばノンカロリーのジュースを飲んでお腹が痛くなったことはありますか?
それはジュースでお腹が冷えていたからと思いがちですが、実はそれだけではなく人工甘味料の副作用とは気づきにくいものです。
また、アスパルテームは過剰摂取してしまうと、味覚障害を起こしやすく、甘さを感じる感覚が鈍くなるということがあります。
抜け毛の原因となる?
アスパルテームは髪にも悪影響を与えるという説もあります。
摂りすぎることで、抜け毛の原因に繋がるのではないかと言われています。
アスパルテームは弱酸性です。
そのため、過剰摂取することで本来は弱アルカリ性である体内ですが、酸性寄りになってしまうため、抜け毛が増えてしまうということがあります。
人工甘味料の悪影響は未知数
人工甘味料の歴史はまだ浅いため、悪影響があるかどうかは実験用のマウスを使った検証がほとんどなのです。
そのため人体にどのような影響があるかどうかを知るためには、さらに世代を重ねて調査する必要があり、詳しいことはまだわからない状況でしょう。
現在はダイエット志向の高まりによりゼロカロリーのジュースが多く市販されているのは、お店に並んでいる商品を見てもわかるでしょう。
それらに含まれることが多い人工甘味料は、人体への悪影響が少なくてもあるとされています。
カロリーゼロだからダイエットにいいというイメージがあるでしょう。
しかし、人工甘味料でカロリーをゼロにしているだけなのです。
そのため、カロリーゼロだから痩せるわけではないのです。
自然なものは必ずカロリーがあります。
それをゼロにしているからいいのではなく、カロリーがあるものを摂取することが体には栄養になります。
痩せたいのであれば、自身の基礎代謝を把握してカロリーを摂るようにして筋肉をつけることが大切です。
そうすることで、頭皮にも栄養が届くようになり髪質が変わりやすいでしょう。
人工甘味料が多く含まれる食品はなるべく避けるようにすることをオススメします。
アガベシロップをご存知?
アガベシロップとは、ネイティブアメリカンの甘味料です。
メキシコ原産のアロエに似た植物リュウゼツラン。
この植物からとれる蜜のことです。
精製されて作られる白い砂糖の3分の1のGI値でありがなら、甘味度はなんと3~4割増しの優れものになります。
白砂糖を摂取すると、老化を加速させるとも言われていますね。
シミやシワの原因にも繋がってしまいます。
また、砂糖を分解するときに髪の基礎を作るビタミンB1・B2やミネラルを大量に消費してしまうため、髪が痩せ、抜け毛の原因にも繋がりかねません。
あらゆる甘味がある中で、最もGI値が低く栄養素も豊富なアガペシロップになります。
今では世界中から最も注目される甘味料の一つになっています。
体や肌、髪を健やかに保つため、白砂糖からアガベシロップに切り替える人が増えているのです。
アガベシロップがもたらす髪への効果
アガベシロップは水分を引き付けて保持する分子で構成されているのです。
一般的なヘアトリートメントよりも保水力が高いのです。
このことから、アガベシロップをヘアマスクとして使用することもできます。
そのことで、髪のパサツキを抑え、やわらかくサラサラにする効果が期待できるのです。
これらの働きに着目したアガベシロップを使ったスタイリング剤やトリートメントが販売されているのです。
また、アガベシロップは、大腸に糖質を届けることができるため、腸内にビフィズス菌を増やす働きにも効果的です。
ビフィズス菌により排便が促されると腸内環境が整いやすく、デトックス効果があり、髪や肌が若々しく変化します。
アガベシロップはどこで手に入れる?
数年前まで健康食品店や輸入食品のお店で取り扱いがなく、あまり入手が困難だったアガベシロップです。
最近では多くのお店で見かけるようになってきました。
成城石井・コストコ・カルディ・生活の木、そして楽天やAmazonなどでも入手可能になっています。
また、スーパーフードに力を入れているお店でも取り扱っている可能性は高いでしょう。
アガベシロップは髪や肌だけではなく腸から改善するため、内側から美へと導く優れた甘味料になります。
種類が増えているため、より安心・安全のためには、有機認証を受けたものを選ぶことをオススメします。
アガベシロップの効能は?
配糖体のサポニン(ヘコゲニン 、クロロゲニン)や、抗酸化成分のケンペロール、クェルセチンなどのポリフェノール類が含まれています。
そのため、アンチエイジング、ダイエットの美容効果がありつつ、実はがんや糖尿病になりにくいという効能があるのです。
〜アガベシロップ効能〜
アンチエイジング(老化予防)
免疫力の改善
がん予防 抗発がん効果
抗菌作用
腸内環境を改善
デトックス作用
糖尿病になりにくい
これらはアガベシロップのGI値の低さと水溶性食物繊維のイヌリンの作用も大きく影響しているのです。
GI値というのはGlycemic Indexの略で、血糖上昇指数のことをいいます。
血糖上昇指数とは、その食品が体内で糖に変わり血糖値が上昇するスピードを計った数値のことです。
ブドウ糖を摂取した時の血糖値上昇率を100として、相対的に表されるのです。
アメリカ合衆国や、オーストラリアのシドニー大学では、GI値 55以下の食品を低GI食品と定義しています。
日本でも同じように認識されているのです。
GI値が高い⇒血糖値を急激に上昇させやすい
GI値が低い⇒血糖値を急激には上昇させにくい
アガベシロップはGI値がなんと21です。
この値がどれほど低いのでしょうか?以下の食品の値と比較してみてください。
玄米 55
アボガド 27
グレープフルーツ 31
葉野菜 25
はちみつ 75
メープルシロップ 75
アボカドや葉野菜よりも低いのです。
血糖値の上昇がゆるやかになると、脂肪を溜めこむ働きをもつインスリンの過剰分泌を抑えられるのです。
そのため、ダイエットや糖尿病などには最適です。
さらに、老化の原因である糖化現象が起こるのも防いでくれるため、肌にもいいでしょう。
糖化とは?
体内のタンパク質と余分な糖が結びつき、糖化最終生成物(AGEs)を生成する反応のことをいいます。
糖化が起こることで、全身の老化だけでなく、糖尿病、高血圧、がん等を引き起こす原因になります。
毒素を排出
アガベシロップには、イヌリンという水溶性食物繊維が約3%含まれているのです。
甘味で食物繊維が含まれているのは、とても珍しいのです。
イヌリンというのは、菊芋やごぼう、にらなどに多く含まれる多糖類の一種になります。
糖の吸収を抑制し血糖値の上昇を抑える働きがあるため、善玉菌を増やし、老廃物の排出を促してくれるのです。
糖尿病の予防になりますし、改善にも繋がるでしょう。
そもそも水溶性食物繊維は、腸内で毒素を包み込むため、体外に排出する働きがあるのです。
そのため、老廃物の排出はもちろんですが、腸内の環境を整えることができるため、ダイエットにも効果にも繋がります。