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帽子を被りすぎると薄毛リスクがある
帽子は紫外線から頭皮や髪の毛を守ったり、雨の日のホコリなどからも頭皮を守ってくれます。
また、見た目をよくしたり、髪の毛のセットをせずに気楽におしゃれを楽しむためのファッションアイテムでもあります。
しかしそんな帽子は毎日被りすぎると薄毛の原因にもなってしまうのです。
帽子や被り物を被りすぎるとどうして薄毛になりやすいの?
なぜ帽子や被り物を毎日のようにかぶると薄毛になるのでしょうか?
それは次のようなことが原因になるからです。
1 湿気がこもる
頭皮は毛穴や皮脂腺、汗腺が体の中で一番多い部分です。帽子を毎日長時間かぶることで頭皮環境は常に湿気の多い状態になってしまいます。
そうなると雑菌や真菌が大量発生し頭皮環境に悪影響を与え終いには髪が抜けてしまい薄毛を発症してしまいます。
2 髪の根本が抑えられ髪の成長を妨げる
帽子をかぶることで頭皮に圧力がかかります。それが長時間続くと根本が常に抑えられた状態になり髪の成長を妨げます。
また、髪の生える方向も強制的に変えられるため、その力に髪が耐えられなくなり薄毛を発症してしまいます。
3 頭皮の皮膚呼吸が不足する
帽子をかぶることで頭皮の皮膚呼吸を阻害してしまいます。皮膚は独自に酸素を取り入れる働きをしていますが、帽子によってそれが邪魔されてしまい頭皮が酸素不足になります。
そのため髪の毛がうまく育たず薄毛を発症するリスクを高めます。
4 頭皮が締め付けられ血行が悪くなる
帽子による圧力によって頭皮が締め付けられ血流が悪くなります。
髪の毛は血液から栄養や酸素を吸収し育ちますから、帽子によって血行が悪くなることは髪の毛にとって致命的です。
5 帽子が不清潔
毎日同じ帽子をかぶるとその帽子には雑菌や真菌などの菌が大量に付着している可能性が高いです。
そのため毎日シャンプーをして頭皮を清潔にしているつもりでも帽子からそういった菌類が頭皮に移ってしまうため薄毛を発症する可能性が高まります。
帽子が不清潔で頭皮の皮膚疾患による薄毛の症状を脂漏性脱毛症といいます。
この症状は頭皮に痛みを伴う痒みがあります。
もし頭皮に痒みを感じるようならそれが悪化しないように気をつけましょう。
お仕事でどうしても帽子をかぶる方の頭皮ケア
帽子を毎日長時間かぶることは薄毛の発症リスクが高まります。とはいっても仕事などで帽子をかぶらなければいけないという事情もある方もいます。
例えばスーパーなどで帽子や頭巾などをかぶる場合もあります。
そういった事情の方には次のような頭皮ケアをしてあげると薄毛の発症を予防できます。
正しいシャンプー
シャンプーは1日一回正しく行うことが大切です。その順番は次の通りです。
1 ブラッシングで汚れを頭皮や髪の毛の汚れを浮かす
ブラッシングをすると頭皮や髪の毛についたひつこい汚れを浮かせることができます。ちょうど洗顔前のクレンジングのような効果があります。
2 湯洗いをしっかりする
湯洗いをしっかりすることで汚れの8割は落とせます。あらかじめ汚れを落とすことで余計なシャンプー剤を使わずに済みます。
シャンプー剤は洗浄力が強いため適量を使うことをおすすめしますが、泡立ちが悪いと大量のシャンプー剤を使うことになります。
ですからシャンプー前にはブラッシングと湯洗いは欠かせません。
3 シャンプーを2度洗いする
1度目のシャンプーは泡立てで終わらせます。これをすることで2度目のシャンプーの泡立ちがすこぶるよくなります。
1度目のシャンプー剤は1プッシュ程度で良いです。それを髪の毛と頭皮に塗布し軽く揉み泡だてます。この時泡立たなくても良いのですが、シャンプー剤ができるだけ頭皮に満遍なく行き渡っていた方が良いです。
4 シャンプーは指の柔らかい部分(腹)を使い優しく洗う
1度目のシャンプーあわだてで2度目のシャンプー時は少量のシャンプー剤でもかなり泡立ちが良くなっています。
頭皮を泡立てシャンプーをする時は指の腹を使い優しく揉み洗いします。その時頭皮のツボを刺激してあげると結構促進にもなります。
5 シャンプー剤の濯ぎはしっかり
シャンプー剤のすすぎはしっかり行います。3分くらい時間を使ってよく洗い流します。
仮にシャンプー剤が頭皮に残っているとそれが酸化し皮膚疾患から抜け毛の原因になります。
ブラッシング
ブラッシングはシャンプー前にも行いますができればお出かけ前などにも行うと良いでしょう。特にブラシの毛先がウッドなどのものを使い頭皮からしっかりブラッシングをすると頭皮マッサージや静電気除去の効果があります。
ドライヤー
シャンプー後はしっかりドライヤーで髪の毛を乾かしましょう。自然乾燥は髪の渇きすぎや梅雨や夏場は湿気の原因になります。
頭皮マッサージ
頭皮マッサージも時間がある時5分程度を目安に1日3回程度行いましょう。
特に頭頂部や後頭部の盆の窪、生え際、こめかみには自律神経を整えて血行をよくするツボがあります。
育毛剤などで頭皮の栄養補給
最後に頭皮ケアとして育毛剤などで頭皮と髪の栄養補給を行うとなおよろしいです。
休日は帽子をかぶらないで頭皮の休養
普段から帽子をかぶる習慣がある方は休みの日くらいは帽子をかぶらずに頭皮を休息させてあげましょう。その時はできれば髪の毛のアレンジやヘアセットは避けて自然体のままの髪の毛で1日を過ごすことをお勧めします。
毎日かぶる帽子は常に清潔に保つ
毎日のように帽子や頭巾など被り物をするのであればそれを常に清潔に保つことが大切です。
1日使ったら洗濯をしてその日の汚れや菌類を洗い流し常に清潔に保ちましょう。
帽子は通気性の良いものが良い
もしかぶる帽子を選ぶことができれば通気性の良いものが良いです。
通気性の良い帽子は頭皮の湿度を下げますので頭皮環境をできるだけ清潔に保つ作用があります。
帽子のメリットもご紹介
今までは帽子のデメリットばかりをご紹介していましたが、帽子のメリットの方にも少し触れておきます。
紫外線などから頭皮を守ってくれる
帽子は梅雨時期や夏場など紫外線の強い時期にその紫外線から頭皮を守ってくれます。
また熱中症よりもこわい日射病からも頭皮を守ってくれます。
さらに帽子には雨の日ののホコリや雑菌まみれの雨からも頭皮や髪を守ってくれます。
特に春先の雨には要注意です。雨の中には花粉や黄砂などが混ざっているのでその時ばかりは帽子をかぶった方が良いです。
冬の寒さや静電気から頭皮を守る
帽子は冬場の静電気から髪の毛を守ってくれます。
静電気は髪の毛を乾燥させさらに断毛してしまいます。
冬場にアホ毛が増えるのは実はそうした静電気のせいです。
また冬場は乾燥によって髪がダメージしやすくなりますが、帽子をかぶることで乾燥気味の頭皮や髪の毛に保湿力を与えてくれます。
もちろん清潔な帽子ということが条件になりますが、冬の帽子もお勧めです。
体温調節にも欠かせないアイテム
夏場は紫外線や強い直射日光から守ってくれる帽子。
冬場は乾燥や頭皮の冷えによる血行不良から守ってくれる帽子。
夏冬と帽子をかぶることをお勧めします。
しかしここでも同じことを言うようですが清潔な帽子と毎日の頭皮ケアは必要です。
まとめ
帽子ばかりかぶると薄毛を発症しやすくなりますが、それは毎日長時間かぶることが前提となります。
それさえ気をつければ帽子は気温や乾燥、紫外線や雑菌、ホコリなどから頭皮や髪の毛を守ってくれるばかりかファッションアイテムとしても使えるアイテムになります。