ヘアケア

豆乳パワーで女性の薄毛を改善しよう!

髪の多くはたんぱく質でできています。

またそのたんぱく質を合成するためには、ミネラルやビタミン類などの栄養素が必要不可欠ですが、実は豆腐や納豆、豆乳などの大豆製品に含まれている栄養素も、髪にとって非常に重要であることをご存知でしょうか。

そこで今回は、大豆製品の中でも特に豆乳にスポットを当て、その秘められた髪や頭皮への効果のパワーについて詳しく見ていきたいと思います。

そもそも豆乳とはどんなもの?

大豆は畑の肉と呼ばれるほど栄養価が高いとされていますが、豆乳はそんな大豆を濾して作られた飲み物となっています。

大豆は他の大豆製品に比べても消化吸収率が大変よく、髪の成長に欠かせないたんぱく質が多く含まれているため、髪にツヤやハリを与えたり、抜け毛を減らし薄毛を防ぐといった効果も期待をできます。

豆乳を飲むと期待できる薄毛への効果とは?

大豆が原料となっている豆乳は、女性の体や頭皮を健康的に保つために大変効果的な飲み物です。

豆乳には大豆イソフラボンという成分が豊富に含まれています。

この成分には女性ホルモンであるエストロゲンと似たような性質があるため、年齢を重ねるとともに分泌量が減少するホルモンと同等の働きをして、抜け毛や薄毛予防に効果を発揮すると言われています。

実は女性の体内では女性ホルモンだけでなく、男性ホルモンも存在するしています。

実は男性ホルモンは、日常生活のストレスや生理前や妊娠時にも、その分泌量が増加すると言われています。
 
男性ホルモンの分泌量が増えると、皮脂の過剰分泌が起こり、頭皮の毛穴が皮脂で詰まることにより頭皮環境が悪化して薄毛や抜け毛につながります。

そんな時に大豆イソフラボンが多く含まれている豆乳を摂取すれば、女性ホルモンのバランスを整え、皮脂の分泌量を正常な状態に保つことにも繋がります。

豆乳に含まれている薄毛に有効な成分とは?

大豆タンパク質

髪の約80~90%は、ケラチンというタンパク質でできています。

必須アミノ酸の一種であるタンパク質は体内で生成できない栄養素であるため、毎日の食事から摂取しなければなりません。

体内でケラチンが不足してしまうと、髪のハリやコシが失われ、くせやうねりの目立つ髪になり、髪の成長にも影響を与えるため注意が必要です。

大豆サポニン

抗酸化作用がある大豆サポニンは、体内の活性酸素の発生を抑え脂肪の酸化を防ぐ働きがあります。

そのことにより、悪玉コレステロールの発生を予防して血液をサラサラにし血流をスムーズにして、髪の成長に欠かせない栄養素が頭皮の毛母細胞まで届きやすくしてくれます。

レシチン

油分と水分を合体させる乳化作用があるレシチンには、血液中のコレステロールを溶かしやすくする効果があるため、血流を促して動脈硬化の予防する効果が期待できるため、髪に必要な栄養素が頭皮に届きやすくなります。

リノール酸

不飽和脂肪酸の一つであるリノール酸には、血液中のコレステロールの発生を抑える働きがあり、血流を改善して頭皮まで栄養素が行き届きやすくしてくれます。

ビタミンB群やビタミンE

ビタミンB群が含まれている食品には、頭皮の毛母細胞の働きを活発にしてたんぱく質であるケラチンの合成を促す効果があります。

また疲労回復や抜け毛の原因となるストレスを和らげる作用もあるためおすすめです。

さらにビタミンEには抗酸化作用があるため、血液をサラサラして血流を促進することができます。  

オリゴ糖

腸の中でビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌のエネルギー源となるオリゴ糖には、腸内環境が整え便秘を改善する効果が期待できます。

豆乳は一日にどのくらい摂取すればいいの?

大豆イソフラボンは髪によい成分ですが、過剰に摂取すると乳がんの発症率がアップするとも言われているため注意する必要があります。   

豆乳には無調整豆乳と調整豆乳があり、大豆イソフラボン一日の摂取量の目安は1日約70~75mgであると言われており、無調整豆乳であれば200ml、調整豆乳では約350mlぐらいとなっています。

なお、当然豆腐や納豆などの大豆製品にも大豆イソフラボンが含まれているため、食事とのバランスを見ながら飲む量を調節するようにしましょう。

これはNG!薄毛や抜け毛につながる食生活

日々の食事を外食やコンビニのお弁当、レトルト食品などに頼りすぎると、栄養バランスが偏るだけではなく、カロリーが高くなり脂質を多く取りがちになるため頭皮の皮脂量が増えて、頭皮環境を悪化させることにもつながります。

ですから頭皮の老化を早める脂質や塩分、血液をドロドロにしてしまう糖質の多く含まれている食べ物はできるだけ控えるようにしましょう。
 
また香辛料などを多く使用した刺激の強い食べ物も、皮脂の過剰分泌につがるため注意してください。

さらにアルコールを過剰に摂ると、体内で分解する際に髪の成長に必要なビタミン類が多く消費されてしまいます。

しかも肝臓に大きく負担がかかり、タンパク質の合成にも影響を与える可能性もあるため、お酒を飲むのはほどほどにしておきましょう。

ちなみに就寝直前に食事を摂ると、寝ている間に胃の働きが活発になり血液の流れが集中してしまうため、頭皮の血流が滞り、髪がどんどん細く弱くなって薄毛の引き金となってしまう可能性があるため注意が必要です。。

豆乳以外にも毎日取り入れたい!栄養素や食べ物

肉や魚類、卵などに含まれているたんぱく質

肉や魚は、消化吸収のよいタンパク質が多く含まれている食品です。

特に亜鉛やビタミンAが豊富に含まれている豚レバー脂身が少なく、頭皮環境を改善して薄毛を防ぐためには最適です。

また卵にはビタミンHやたんぱく質のレシチン、亜鉛なども豊富に含まれているため、1日1個は食べるようにするといいでしょう。

さらに牛乳やヨーグルト、チーズなどの乳製品には タンパク質はもちろん、ビタミンやミネラルなども豊富に含まれています。

牡蠣

海のミルクとも呼ばれてい牡蠣は、ミネラルやビタミン類、タンパク質など多くの栄養素が含まれています。

特に毛母細胞の分裂の活発にする効果があるミネラルの一種である亜鉛も含まれているため、毎日のメニューに積極的に取り入れていきましょう。

ブロッコリーやパプリカなどの緑黄色野菜

豊富なビタミン類やミネラルが多く含まれている緑黄色野菜は薄毛を改善するために非常に大切な食材です。

サラダはもちろん、野菜痛めなど火を通してから食べるようにするのがおすすめです。

ピーナッツやアーモンドなどのナッツ類

ビタミンEが豊富に含まれており、髪の老化防止にもよいとされているナッツ類には、髪を丈夫にして薄毛の改善する効果が期待できます。

まとめ

豆乳に含まれている大豆イソフラボンには女性ホルモンのエストロゲンに似た働きするという性質があるため、薄毛の原因のひとつであるホルモンの分泌量の減少を手助けして、抜け毛や薄毛を予防する効果が期待できます。

また豆乳にはその他にも大豆タンパク質やサポニン、ビタミンB群やビタミンEなど髪によい成分が非常に多く含まれています。  
 
ただし飲み過ぎは良くないため、一日に飲む量は無調整豆乳は200ml、調整豆乳であれは350mlぐらいに留めておきましょう。

さらにたんぱく質が多く含まれている肉や魚類、卵、ミネラルが含まれている牡蠣、ビタミン類が豊富な緑黄色野菜やナッツ類なども一緒に摂取すると効果的です。

また髪を健康的に保つだけではなくストレスの緩和にもつながるため、
毎日家事や育児、また仕事などで忙しく過ごしているという方には、特に豆乳を飲む習慣を持つことをおすすめします。