ブラシには無頓着で、若い頃から同じやり方で髪をブラッシングしてきたら、最近やたらと抜け毛が多く、うっすら頭頂部の薄毛に気付き、
ブラシって、きちんと選ばないといけないのかも?
もしかして、ブラッシングにもコツがあるの?
と、思うに至ったあなた。
そうなんですよ!
あなたの髪の状態に合わせて、ブラシの形状や素材を選ばないと、抜け毛が増え、薄毛に発展してしまうのです。
更に正しくブラッシングをしなければ、より薄毛を進行させてしまいます。
そこで、薄毛に効果的なブラシの選び方と、正しいブラッシングのやり方を説明しつつ、コツをお教えしたいと思います。
Contents
まずはブラシのことを知りましょう!
形状篇
ブラシには、大まかに分けて4種類あります。
実は、あなたな髪の状態や用途により使い分ける必要があるのです。
では、具体的にご紹介します!
ハーブブラシ
髪にボリュームがある人に向いています。
このタイプのブラシを使うことで、広がりがちな髪を落ち着かせ、ストレートにブローする際にも役立ちます。
というのも、片側だけにブラシがついており、更にブラシの土台が、緩やかなカーブ状になっているため、ブローがしやすいのです。
また、適度な重みがあるため、力も入れやすくなっていますよ。
ちなみに、イギリスのデンマン社が展開した商品なため、別名「デンマンブラシ」とも言われています。
スケルトンブラシ
パーマヘアに適しています。
ブラシの目が粗いため、手櫛をしたような雰囲気を出すことができ、スタイリング後にこなれ感を出したいときに打ってつけです!一方で、強すぎるカールを抑えたいときにも使えます。
また、静電気を起こしにくい構造になっているため、パーマヘアも絡まらずにとかすことができるのです。
ロールブラシ
名前の通り360℃使え、髪をつかみやすくなっているため、髪がボリュームダウンした方にお勧めです!
ドライヤーと併用して、気になるボリュームやカールを出すことができます。
また、太目のものを根元から通せば、ストレートにセットするときにも役に立ちますし、一方で細目のものを使えば、部分的にカールを作ることができますよ。
クッションブラシ
ブラシの土台がクッションのようになっているために、この名が付けられました。
このクッションの効果で、ブラシをかける度に、頭皮にマッサージをした状態になり、血行が良くなり、抜け毛も予防をしてくれます。まさに育毛中に最適ですね。また、髪にツヤも出してくれますよ。
更に、ブラシの面が大きいため、何度もかけなくても、ロングの髪を一気にブラッシングすることができます。
このクッションブラシに似たもので、「パドルブラシ」というものもあります。
こちらは、ブラシの土台に空気穴が空いており、より高いクッション性を感じることができます。
頭皮に当たっても痛くなく、頭皮や髪の負担を軽減してくれるのです。
より高いマッサージ効果が期待でき、抜け毛予防や育毛にも最適です。
素材篇
ブラシの形状だけではなく、素材にもきちんとこだわる必要があります。
なぜなら、それぞれにメリット、デメリットがあり、あなたの髪との相性があるからです。
では、具体的にご紹介します!
ナイロン
髪のボリュームが出てしまう剛毛の人にお勧めです。
髪をホールドする力があるため、ポニーテールのようなまとめ髪をするときに便利です。
また、絡まりをほぐすのに適しており、髪に付いた汚れやホコリもしっかり落としてくれます。
更に素材の性質上、水に強いため、濡れた髪をドライヤーで乾かしたり、ブローするときにも安心して使えます。
逆にデメリットとしては、静電気が起こりやすいことです。
それにより、髪のキューティクルにダメージを与え、枝毛や切れ毛が増えてしまいます。
ただ、静電気防止加工がされている商品もありますし、柄の部分が木製になっているだけでもかなり違いますよ。
木製
こちらもまた、髪の量が多目の人にお勧めです。
種類としては、メープル、オーク、竹製があり、どれもブラシのピン同士のすき間が広いため、髪が絡まりにくいのが特徴です。
また、木製という天然物を使用しており、油分が含まれているため、静電気が起こりにくくなっています。
更に素材自体が固いので、頭皮のマッサージ効果もありますよ。
髪のツヤも出してくれます。
デメリットとしては、やはり水に弱いということですね。
濡れたら、すぐに拭かないと、カビが生えてしまいます。
ただ、防水加工のコーティングがされたものもありますよ。
猪毛
こちらもまた、髪のボリュームがある人にお勧めです。
なぜなら、ブラシの毛に弾力があり、1本1本がしっかりしているため、髪の根元からとかすことができるからです。
また、木製と同じく油分が含まれているため、静電気も起こりにくくなっています。
豚毛
毛が柔らかいため、ダメージヘアの人と、髪が細く柔らかい人にお勧めです。
他の天然物を原料にしている製品と同じく、油分が含まれているため、静電気が起こりにくく、髪のツヤも出してくれます。
より柔らかい毛がお好みなら、白豚毛と黒豚毛を混ぜ合わせた「軟豚毛」のブラシが、お勧めですよ!
ブラシの形状と素材をご紹介してきましたが、いかがでしたか?
ご紹介したブラシ中には、髪のボリュームがある人向けの商品も混ざっていたと思います。
ただそれだけではなく、形状なら、パーマヘア用だったり、カールをつけやすかったり、ブローがしやすかったり、頭皮のマッサージ効果があるものもあります。
また素材だったら、静電気を起こしにくかったり、ブラシの手入れが簡単だったり、髪に油分やツヤを与えてくれたりと、様々な特徴があることがお分かりいただけたかと思います。
色々な角度から考えて、お好みのブラシをお選びいただけたらと考えます。
また、実際に使い心地を体感できるお店もあります。
是非、購入前に試用してみてはいががでしょうか。
お好みのブラシが決まったら、次はブラッシング方法のご紹介です!
美しい髪を育てるブラッシング方法をご紹介!
ツヤとコシを取り戻し、美しい髪を育てるには、高価なヘアケア商品を購入するよりも、むしろブラッシングの方がキーポイントになるかもしれませんよ。
まず初めに、ブラッシングの効果についてご説明です。
ブラッシングにより、髪に付いた汚れやホコリ、フケ、抜け毛を除くことができ、頭皮の環境を清潔に保てます。
また、ブラシの毛で頭皮を刺激し、血行が良くなることで、育毛効果が期待でき、過度な抜け毛も防ぐことができるのです。
更に、根元から毛先にかけてブラッシングすることで、頭皮から出た皮脂(油分)を毛先まで届かせることができ、ツヤが生まれます。
開いたキューティクルも整えることができますよ。
では、具体的な方法ををご紹介します!
①ますばブラシの持ち方ですが、ブラシの背に人さし指を当て、親指は縁に添え、残りの指で柄を握ります。
②そのまま優しく毛先の絡まりをほぐします。(いきなり全体にブラシを通そうとすると、切れ毛や抜け毛の原因になりますよ。)
③次に、ブラシを垂直ではなく側面から当て、回転させるようにしながら、根元から毛先に向かってとかします。(ここでは、前髪関係なくオールバックにします。また、頭皮に強くブラシを当てたり、何度も同じ箇所をとかすことで、頭皮や髪を傷めないようにして下さいね。)
④③でとかし切れなかった、襟足から生え際に向かってブラシを通します。(顔を傾けたり、下を向きながら、ご自分のやり易い体勢を探してみて下さい。)
⑤最後に、ブラシの重さを利用するような感覚で、優しく全体にブラシをかけ、整えます。(ブラシの方向は、根元から毛先に向かって。)
これで終了です。
そんなに難しいことはありませんよね。
数回、この方法を頭に思い描きながらブラッシングをしていけば、すぐに手が慣れてくると思います。
是非、実践してみて下さいね!
ブラッシングの回数と時間
・シャンプー前
(1日の汚れを落とすため。)
・寝る前
(寝具との摩擦で髪が絡まるのを防ぐため。髪は夜に成長するので、より良い髪のために頭皮の血行が促進されるように。また、副交感神経に働きかけ、安眠を誘うため。)
・朝起きてセットする前
(就寝時の髪の絡まりをほぐすため。)
この3回が理想です。
ブラッシングしないのも髪と頭皮のためには良くありませんが、しすぎるのも、それぞれを傷めしまうので、良くありません。
薄毛に効果的なブラシの選び方と、ブラッシングの方法についてお話ししてきました。
あなたの髪の状態に合うブラシを使い、正しくブラッシングすれば、必ずや薄毛に効果があるはずです!
是非、お試しの上、美しい髪を取り戻して下さいね。
そして、ブラシへのお礼の気持ちも込めて、使った後は定期的にメンテナスすることをお忘れなく。