女性で髪をブラッシングしないという人は、めったにいないでしょう。
日々の日課にしている人も多いはずです。
薄毛に悩んでいる人は、正しいブラッシング方法を取り入れていくことで、改善できる可能性が出てきます。
将来の髪への影響を考えても、正しい方法を身に着けていくべきです。
Contents
ブラッシングの重要性
ブラッシングは、普段の生活の中で絡まっている髪を解きほぐせます。
スタイリングをしやすくするときにブラッシングをしますが、絡まったままで切れ毛になるのを防ぐために大切です。
丁寧に解かすと髪の流れも作り出せ、スタイリングが決まりやすくなるでしょう。
整髪料を使うときにも必要量を下げられますし、なじみやすくもできます。
全体的にみても髪の負担を減らせるので、頭皮をふくめてダメージを減らせるので薄毛対策として正しい方法を取るのが重要です。
ほこりを取り除く
ブラッシングをすると、ほこりも取り除けます。
ヘアサイクルの中で寿命を迎えた髪は抜けていきますが、ブラッシングして取り除けるのも重要です。
フケなどもきれいに落としながら清潔な状態を保てます。
髪に汚れが溜まっていれば、頭皮にも悪影響を与え、薄毛につながってしまいます。
これもブラッシングのメリットといえるでしょう。
ツヤを出す
髪にツヤを出すのも大切な効果です。
解かしているだけでツヤが出るのはなぜかといえば、頭皮に出てくる皮脂が役割を果たしています。
この皮脂をブラッシングしながら髪に広げると、全体的にしっとりとしたうるおいが目立つようになるのです。
ブラッシングしても、摩擦によって髪が切れたりしないのも、この皮脂が大事な役割を果たしています。
皮脂がなければ、髪の表面で中心部を守るキューティクルに摩擦でダメージを与えてしまうからです。
頭皮の乾燥を防ぐ重要な皮脂ですが、必要以上に分泌されると悪影響が出てきます。
毛穴をふさいだりしながら、不潔な状態につながったりもするので、適度な状態を保つためにもブラッシングは欠かせません。
頭皮のマッサージ
適度に頭皮にあたれば、頭皮のマッサージの効果もあります。
血行の改善が期待できて、アンチエイジング効果をもたらし抜け毛も薄毛も予防できるのです。
栄養不足に陥るのは、老化させる条件となるからです。
頭皮だけではなく、頭部全体に影響が出てくるので、顔の血色にも影響します。
髪を守るキューティクル
髪のために大切なブラッシングですが、方法次第では髪に悪影響を与えます。
ダメージを与えたことで薄毛につなげてしまう危険性もあるため、理解しておかなければいけません。
ブラシと髪の表面の摩擦
基本的なこととして、ブラッシングをすると、ブラシと髪の表面の間に摩擦が生じます。
これは、ブラッシングする以上避けられません。
皮脂が分泌されていればこの摩擦の力をカバーできますが、それでもキューティクルにダメージを与える可能性はゼロではないのです。
髪の表面にあるキューティクルは、うろこ状に並んでいます。
防御機能としてキューティクルは働きますが、外の力に耐えられなくなるとどんどんと剥がれ落ちていくのです。
いったんはがれ落ちてしまえば、二度と再生しません。
防御機能を失った髪は、疲弊してしまいます。
重要な機能を失い、中心部へ影響が及ぶと老化した状態と変わらなくなるのです。
うろこ状に並んでいるため、流れに逆らって逆さにブラッシングしてはいけません。
どんなときも、根元から毛先に向かった一方向にブラッシングするのは、この性質があるからです。
濡れている髪にブラッシングはNG
濡れている髪にブラシを通すのも、大きなリスクがあります。
風呂上がりの髪は水分を吸っており、キューティクルの結束が弱く開いている状態です。
このときにブラッシングの摩擦がかかると、普段よりもキューティクルがダメージをうける可能性が高まります。
髪本体にもダメージが出てくるので、ドライヤーやタオルで乾かしてからブラッシングするのが基本です。
乾いたと思っても、すぐにキューティクルが閉じるわけではありません。
負担軽減のために、できるだけ目の粗いブラシを使うか、ローションをつけたりして摩擦を減らすことも忘れてはいけないポイントです。
頭皮に炎症がある場合
頭皮に炎症がある場合にも注意が必要です。
ブラッシングで髪の毛にも強い力をかけてしまえば、さらに悪影響を生じるかもしれません。
仮に問題がなかったとしても、ブラシが当たればさらに悪化させることになるでしょう。
今後の髪の成長にも影響が出てくるため、薄毛につながるデメリットにつながります。
ブラシはできるだけ清潔なものを使うのも大切です。
不衛生な状態で使えば、細菌が繁殖している可能性もあります。
炎症を広げ、化膿させてしまうなどのトラブルに発展するかもしれません。
これも負担を増やし、どんどんと老化させる大きな原因です。
普段から清潔にするように心がけておくべきでしょう。
正しいブラシ選びで髪を守る
正しいブラッシングには、正しいブラシ選びが欠かせません。
さまざまな素材が使われますが、求める内容によっても使い分けが大切です。
ナイロン製のブラシ
手に入りやすいナイロン製のブラシは、頭皮にあたると適度な刺激を与えます。
ふんわりと仕上げたいときにもぴったりの材質です。
髪の毛のボリュームがなくなってきたときには、クッションがついているブラシが良いでしょう。
髪全体にクッションが当たり、ボリュームを出しやすくなります。
基本的には目の粗いブラシを使うことが、髪にボリュームを出すポイントです。
薄毛が気になるときにも、粗めのほうがカバーできます。
薄毛対策として、頭皮までケアできるブラシも多くなりました。
頭皮までマッサージできるように工夫されています。
ウッドピンのブラシ
ウッドピンのブラシは、適度な刺激があってマッサージにもぴったりです。
ナイロン製の中でもピンの先端が丸くなっているものなら、頭皮の角質や皮脂も取り除いてくれ、髪にツヤも与えてくれます。
サイズの大きなパドルブラシなら、クッション性があるので頭皮に負担がかかりません。
大きなサイズがポイントで、細かにブラッシングするのと違い、摩擦も最小限で抑えられます。
髪と頭皮の両面に優しいブラシになるでしょう。
天然の木材のブラシ
ツヤを出していきたいときには、天然の木材が向いています。
柘植が有名ですが、コームタイプなら摩擦もあまりかかりません。
作るときに椿油などを染み込ませてあるので、髪にツヤ感をよみがえらせます。
天然毛のブラシ
イノシシや豚の天然毛のブラシもよく知られている素材です。
水分や油分が適度にあるため、キューティクルを整えてくれます。
正しいブラッシングのタイミング
ブラッシングするのは、髪が乾いているときです。
濡れていると負担が大きくなるためですが、あまりブラッシングしすぎるのも負担を増やしてしまいます。
朝起きて仕事などに出かける前のスタイリング、シャンプーをする前の髪の絡みを整え汚れを落とす、朝までの負担を減らす就寝前が適切なタイミングです。
ブラッシングするときには、専用に販売されているローションを使って摩擦を減らします。
ブラシが滑りやすくなると、キューティクルにかかる負担を減らしつつ、スタイリングが持続しやすくなるため、その分ブラッシングの回数も減らせるのです。
実際にブラッシングするときには、毛先から始めていきます。
毛先をほどいておくことで、根元からかけるときにも絡まりにくく、引っ張ったりしないで済むでしょう。
これだけでも髪にかかる負担は、大幅に減らせます。
もつれている部分もあまり力をかけず、丁寧に解かしていき、最後は根元から優しくブラッシングします。
ブラシの重さもうまく利用してみると、力をかけないでブラッシングできて負担もかかりません。
使ったブラシ自体も清潔にしておきます。
水洗いできるものであれば、ぬるま湯で洗い流しておけば清潔な状態に保てます。
付着した整髪料なども落とせるので、定期的に洗浄するのが大切です。
使い過ぎたブラシは広がってしまいうまくブラッシングができなくなるため、新しいものに替えましょう。
まとめ
ブラッシングの仕方ひとつで、髪の負担を減らし髪の老化を防げます。
何気なくしているブラッシングも、実は間違っていたというのも珍しくありません。
血行改善などによって、薄毛対策にもつながるため、普段から気にしておくことが大切です。