近年、髪の生え際や、頭頂部が薄くなったり、抜け毛が多くなったという若い女性が増えています。
また、フケに悩まされている女性の方も多いのではないでしょうか?
この記事ではそんな髪の毛のトラブルについて原因徹底解明していきます。当てはまる方は、自身の生活に該当していないかどうかを確認しましょう。
原因を明確にすることで、これらのトラブルを防ぐ、症状を緩和させることができますので、是非参考にしてください!
Contents
薄毛は頭皮へのダメージが問題
抜け毛は正式には脱毛症といい、先天的なものと後天的なものに分かれます。
先天的なものは粗毛といって、髪の毛が元々少ない状態にあります。
いわゆる遺伝ということで、ある程度仕方ないことかもしれません。
様々な原因が髪の毛や頭皮にダメージを与えている結果といえます。
乾燥がダメージを与える
肌の日焼け同様、髪の毛や頭皮も日焼けをします。強い紫外線は、やはりダメージとなり、髪を乾燥させてしまいます。
また、洗浄力の強すぎるシャンプーでも乾燥してしまうことがあります。
髪の乾燥を防ぐために、帽子をかぶって紫外線から髪の毛と頭皮を守り、シャンプー選びにも気を付けましょう。
カラーリングやパーマもダメージの原因に
パーマ液やヘアダイ、ブリーチなどの薬液はアルカリ成分の強いものが多く、これらは髪の内部の組成構造を変える力を持っています。
とくにストレートパーマは、薬品を使ったうえ、髪を強く引っ張るので、髪と頭皮をかなり酷使することになります。
また、薬品の頭皮への刺激もあり、これをダメージになります。
自分に合わない整髪料は、かゆみやアレルギー性のかぶれの原因となることもあります。
ヘアスタイルの悪習慣
意外と見落とすのが、同じヘアスタイルを続けることでの薄毛です。
ポニーテールでこめかみや額が後退したり、いつも同じ分け目にしていると、その部分から薄くなることがあります。
毛根がいつも一定方向に強く引っ張られると、その部分で頭皮の血流が損なわれ、脱毛が生じ、露出しているため、頭皮が傷みやすくなるといったことが原因になります。
このような部分的な脱毛が目立ちだしたら、ヘアスタイルを思い切って変えるのも手です。
ダイエットやストレスも原因に
過激なダイエットは栄養不足や栄養のアンバランスを招きます。
毛根にある毛母細胞は、活発に分裂を繰り返す部分なので常に栄養が必要ですが、栄養状態が悪くなると、新陳代謝がうまくできなくなります。
喫煙も血行を悪くするので、当然のことながら頭皮の新陳代謝を低下させます。その結果、髪の毛は衰え、抜けやすくなるのです。
ストレス過多による抜け毛は、最近多く見られます。溜まったストレスが症状となって現れるのは、からだの弱い部分です。
薄毛や抜け毛も同様です。ヘアケアとともにリラクゼーションも是非行うようにしましょう。
フケのトラブル
フケとは、いってみれば頭皮のアカ。頭皮がはがれたものや、皮脂、汚れなどが混じり合ったものです。
フケは誰にでもあり、皮膚の角質層が新陳代謝によってアカとなって剥がれ落ちるのと同様に、頭皮の角質層がフケとなって剥がれ落ちたものです。
脂性フケと乾性フケ
ひと口にフケといっていますが、大きく分けて2種類に分けられます。一つは乾いたもの。髪の毛を揺するとパラパラと落ちてくるタイプのものです。
もう一つは、べたべたして頭皮にくっついているものです。
それぞれ乾性と脂性といい、頭皮の性質と同じものが生じます。ただし、1年中同じタイプのフケというわけではなく季節によって変わります。
これは湿気とも関係し、冬はどうしても乾燥しやすく、反対に梅雨時期は脂性になりやすいのです。
乾性フケ
乾性フケが出やすい場合は、シャンプーの種類を変えてみると良くなることがあります。
洗浄力が強すぎるシャンプーは、髪や頭皮に必要な脂分をとりすぎて、頭皮までパサパサにしてしまいます。
こういったシャンプーはアルカリ成分が強く、汚れは落ちるのですが、乾性の頭皮の人には必要ありません。
刺激が強いものは頭皮を傷める恐れがあります。低刺激、低アレルギー性のシャンプーに変えてみるといいでしょう。
脂性フケ
脂性フケの場合は、ある程度、洗浄料の強いシャンプーを使って、頭皮の余分な脂分を落とす必要があります。
それでも、べとつきや赤みが見られるなどといった状態が続くなら、脂漏性湿疹という病気の疑いもあります。かゆみなどの症状が起きることも。
細菌の研究で、発症にはマラセチアというカビが関係していることが分かりました。
炎症を抑える薬やローションも市販されていますが、やはり一度皮膚科を受診した方が良いでしょう。
シャンプーやリンスのすすぎ残しもフケになる
シャンプーやリンスをよくしているのにフケが出やすいという人がいますが、なかにはすすぎ方を間違えている人が少なくありません。
リンスはあまりすすがず、残しておく方が効果があるのではないかと思ってはいませんか?しかしこれは全くの誤解です。
リンスというのは、シャンプーでマイナスイオンの状態になった髪の毛を、プラスイオンで電気的に結合させ髪の毛をなめらかにするのが役割です。
この作用は、瞬間的なものですから、一度リンスをすれば良く流しても効果は変わらないのです。
むしろシャンプーもリンスも化学物質なのですから、すすぎ不足で頭皮に残ると皮膚炎になりかねません。
また、リンスが残っていると汚れがつきやすい状態になりますので、よくすすぐようにしましょう。
円形脱毛症について
脱毛症は、通常5年~7年でまわるヘアサイクルが一度に起こってしまう病気です。
若く健康なうちの脱毛は、どこかに異常ホルモンがあることを意味しており、加齢による女性ホルモンの減少のために起こる脱毛とは違います。
中でも円形脱毛症は原因が複合的で、一つに断定できないことが多く、そのため治療や予防も完璧というわけにはいきません。
原因
細菌の女性の円形脱毛症の原因に共通するのは、どうやらストレスのようです。
ストレスが原因の一つなら、これは生活環境を変えなければいけませんが、精神的なケアも必要となります。
欧米では当たり前にカウンセリングが利用されています。日本ではあまり一般的ではありませんが、一人で悩まず、専門家に相談してみるのがいいでしょう。
医師の指示に従い、気にしない事
円形脱毛症は放置しても半年ほどで治療できます。時には進行・拡大することもありますが、治療は医師に任せ、あまり考え過ぎないようにすることが大切です。
今の生活状態をチェックし、食事にも気を配ってください。そして改善できることは行動に移してみましょう。
また、予防には、1日に1回は指やブラシで頭皮にタッピングやマッサージを行い、刺激を与えることが効果的です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?この記事では女性の頭髪トラブルで多い薄毛や抜け毛、フケの原因やその対策について解説してきました。
薄毛や抜け毛、フケに悩まされる方のほとんどが、頭皮環境の悪化によるものです。
誤ったヘアケアを継続していたり、不規則な生活を送っていたりすると自ずと頭皮環境を悪化させていってしまっているかもしれません。
いつもと違う症状が現れたり、頭皮に違和感を感じている場合は、医療機関への受診をおすすめします。
また改善できる生活習慣は改善し、健康的な髪の毛を保てるように努力していきましょう!