冬といえば乾燥です。
乾燥というと”肌”ばかり取り上げられていますが、実は髪もパサパサになります。
特に毛先は痛みがでやすいので目立ちます。
肌や身なりが綺麗でも、髪にツヤがなくてボサボサだったらその魅力も半減してしまいます。
それは嫌ですよね。
そうならないためにも髪、特にパサつきやすい毛先をケアする必要があります。
美容院へ通うのが1番安心で効果が期待できますが、それは金銭的に厳しいため、実現できない人も多いのではないでしょうか。
これから、費用を抑えながら自宅でできる”毛先のケアの方法”を紹介します。
この記事を読めば控えるべき行動や、ツヤのある髪にするための方法がわかります。
今年の冬は帽子や髪を束ねてごまかす、なんてことをしなくていいのです!ぜひ、最後までご覧ください。
Contents
冬の乾燥と髪の関係
乾燥すると静電気がおきて不快になるだけではなく、髪の毛がさらに傷んでしまい”もっと髪が乾燥”してパサパサになってしまいます。
そのため”冬の乾燥は髪にダメージを与える”と言われているのです。
傷んだままの状態の髪は静電気が起きやすい状態。
そのため帽子や服などの、ちょっとした摩擦で静電気がおきてしまいます。
そして髪が痛むという”乾燥⇔静電気の負のループ”が出来上がってしまっているのです。
髪が傷むってどういう状態?
パサパサになるのは、髪の毛の水分やタンパク質がなくなって乾燥しているから。
このようになる原因は、外側のキューティクルが傷み”開くor剥がれる”からです。
キューティクルは髪のツヤをだすだけではなく、髪の毛の水分などの栄養を外へ出さないように覆いながら刺激から守る、”バリアの役目”があります。
しかしキューティクルがあっても、髪はとても”デリケート”なのです。
ちょっとした”摩擦(まさつ)”
ドライヤーなどの”熱”
毎日浴びる”紫外線”
冬の乾燥による”静電気”
これらが原因でキューティクルはボロボロになり、負のループの髪になってしまいます。
紫外線や空気の乾燥は仕方がないのですが、それ以外の原因は自分の行動にあります。
気が付かない間に、自分で髪を傷つけていた可能性があるんです。
例えばシャンプーの時に液体を髪につけて”こすって”、泡立てながら洗っていませんか?
それは立派な”摩擦”です。
髪や手でこすられて髪全体にダメージを与えてしまっています。
このように、自分の意思とは関係なく髪をいじめているかもしれませんよ?
毛先を傷つけてる!?NGな7つの行動
これからNGな行動を紹介するので、ぜひチェックしてみて下さい。
もし当てはまったら、これから改善していきましょう。
・130℃以上の熱で髪を乾かしている(ドライヤー・アイロンなど)
・至近距離で同じ方向ばかり乾かしているで
・髪を濡らしてからアイロンをかけている
・自然乾燥で髪を乾かしている
・髪を拭く時にガシガシと乱暴に拭いている
・髪が絡まった時に力任せにとかす
・髪が乾燥している時にプラスチック(静電気がおきやすい)の櫛でとかす など
髪はほぼタンパク質でできているため、高い温度を当てると硬くなってしまいます。
そのためパサついたり、パーマがかかりにくくなったりします。
130℃以上で”タンパク質変性”がおこるため、それ以下の温度で髪から20センチ離して乾かす必要があります。
利き腕ばかりに頼っていませんか?
同じ方向ばかり乾かしていると、その辺りに集中して熱が当たるため傷みやすくなります。
左右上下、様々な方向から乾かすようにするといいでしょう。
髪を濡らしてからアイロンをかける人は多いですが、これは特に痛めるNGな行動です。
実は濡らすことにより、キューティクルが広がって傷つきやすい状態になります。
傷つきやすい状態の髪にアイロンの高温を当てたら…傷みますよね。髪は乾いた状態のまま130℃以下の熱で、なるべく回数を減らしてアイロンをする方がいいでしょう。
”乾かすのが面倒だから”と自然乾燥にしていると頭皮が冷えて血行が悪くなります。
しかも雑菌が増えて臭くなるんです。
それに濡れたまま枕の上に寝てしまうと、髪が枕と摩擦するので”それだけで”キューティクルが傷みます。
自然乾燥は熱で髪を傷つけることはありませんが、それ以上にデメリットが多いのでなるべく早く乾かす方がいいでしょう。
髪を乱暴に拭くとタオルとの摩擦で傷つきます。
優しく叩くようにして拭くことをおすすめします。
髪が絡んでいる時に力任せに解こうとしていませんか?
それは髪を傷つけるので優しく解くようにするといいでしょう。
どうしても優しくでは無理そう、という場合は切るのも1つの手ですよ。
静電気で髪がまとまらない時、プラスチックの櫛(くし)を使用していませんか?
静電気防止用であればいいのですが、そうでない櫛は余計に静電気が起きてしまいます。
木製などの静電気が起きにくい櫛を使うといいでしょう。
これでツヤ髪!毛先を集中ケアする2つの方法
傷んだ髪の毛を回避するためには、毎日髪のケアをしっかり行う必要があります。これからケアの方法を紹介します。
トリートメント
オイル
トリートメントは”内部補修成分”が多く配合されている、”洗い流さないタイプ”のものを選びましょう。
トリートメントなら何でもいい、というわけでないのではないのです。
なぜならトリートメントの中には”補修”重視”ではなく”コーティングを重視した”ものがあるから。
コーティング重視は髪が補修されたわけではなく、ツヤツヤに見えるようにしているだけ。
そのためコーティングが取れてしまったら、元のパサついた毛に戻ってしまうのです。
これではキューティクルが補修された、とは言えません。
トリートメントは補修重視とコーティング重視とあるので、補修重視のものを選ぶ必要があります。
パッケージをチェックするか、美容院の店員さんに相談しておすすめのトリートメントを購入しましょう。
ただ…美容院のトリートメントは市販と比べて値段が高いです。
その分、成分の配合高いので効果は期待できますよ。
なぜ洗い流さないタイプを選ぶのか、というと洗い流してしまうと折角のトリートメントの成分も流れてしまうから。
それだと勿体ないですよね。
トリートメントのやり方は、シャンプーとリンスをした後に髪を拭き、適量を優しくこすらないように毛先になじませるだけです。
トリートメントによって”乾いた髪or濡れた髪”と違いますので、使用する前にやり方をチェックするようにしましょう。
オイルは高い保湿力があり、乾燥から髪を守ってくれます。
他にもツヤを与えてくれたり髪をまとめやすくしてくれたりします。
付け方は、シャンプーとリンス後の拭いた毛先に適量塗るだけです。
しかし付け過ぎるとベタベタになり、重い仕上がりになってしまいます。
量には気をつけた方がいいでしょう。
オイルは様々な物が販売されていますが、おすすめは”椿(つばき)オイル”です。
髪に有効な成分が入っているので、”椿”を使ったシャンプーやリンスが多く販売されています。
この椿を使ったオイルですが、髪だけではなく肌にも使える便利なオイルなのです。
しかも1回に使う量は少量なので、1度買うとなかなか減らないのでお財布にも優しい。
肌・髪・金銭的にも優しい椿オイルを、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
傷んだ髪は全て修復はされない!?
キューティクルが開いた状態なら可能ですが、剥がれてしまったら修復することはできません。
再生することもないため、剥がれてしまったら”アウト”なのです。
傷んだままの髪の放置や、枝毛を裂くなどの行為はキューティクルが剥がれてしまう原因に。
最悪の状態にしないために、日ごろからダメージを受けやすい毛先のケアが必要になります。
髪の毛は割れ物のように優しく扱うようにすると、綺麗な髪をキープすることができますよ。
まとめ
〇乾燥は髪にダメージを与える〇髪が乾燥するから静電気がおきやすくなる
〇摩擦・熱・紫外線も髪にダメージを当たる原因
〇コンディショナーは内部補修の配合が多い物を選ぶ
〇オイルは椿オイルがおすすめ
〇髪を優しく扱うことが大切
髪はちょっとしたことでダメージを受けてパサパサになってしまうことがわかったでしょうか。
自分でも気が付かない間に、髪にダメージを与えているかもしれないので気をつけましょう。
静電気を防ぐためには、乾燥を防いで保湿をすること大切です。
コンディショナーやオイルで毛先をケアすれば、潤いのあるツヤ髪を手に入れることができます。
ぜひ今年の冬は、髪の毛先のケアを取り入れてみてはいかがでしょうか。