ヘアケア

折れた髪の毛が物語る!髪のダメージの影響。女性の薄毛予防にも。

ふと自分の髪の毛を手に取った時に、折れた髪の毛が目立つと感じる場合があるでしょう。

ただ髪が折れてしまったというだけではありません。

そこには必ず原因があり、なぜ髪が折れてしまうのかなメカニズムを知らなければ、髪に蓄積するダメージが今後の影響に対しリスクを負うかもしれないのです。

髪が折れてしまう状態

自分の髪を手に取った時に折れている状態を見つけたら、なぜと思わなければいけません。

髪はまっすぐ伸びていくもので、折れてしまうのには理由があるからです。

折れてしまうと、その角に当たる部分ではキューティクルが開いた状態になります。

キューティクルは髪を守るための防御機構であり、開いた状態になれば内部を守れません。

内部の水分も抜けていき、やがて脆い状態へと変わります。

仮に髪が健康な状態であれば、折れたとしても元に戻る力があります。

ところがダメージを受けた状態となると、二度と元には戻りません。

ハリやコシも失うことになり、全体的に薄毛につながる可能性も否定できない状況です。

キューティクルが開いている状態となると、ほかの髪に引っかかってしまうことも出てきます。

ほかの髪に対するダメージも増やすため、大きな問題を抱えることにもつながるのです。

髪の劣化を招く紫外線

なぜ髪が劣化してしまうのか、その理由が折れる状態につながります。

いろいろな外部のダメージが髪を襲いますが、日常的に降り注いでいる紫外線は、大きな脅威です。

紫外線というと夏場をイメージしますが、実際にそんなことはありません。

冬でも曇りの日でも紫外線は、地表まで降り注いでいます。

太陽の光を構成するものひとつですが、雲などでは遮断できません。

普段からこのようなダメージを受けていると、神は少しずつ劣化していきます。

紫外線の状態が分かりにくい人は、日焼けを想像してみると良いでしょう。

日焼けをすると肌は火傷した状態になるはずです。

こんがりと小麦色と呼ばれたりはしますが、実際にはただの火傷でしかありません。

この状態が髪でも起きていると想像すれば、どれだけダメージを与えているかが分かるでしょう。

それも年中無休で、人間の体の一番高い位置でカバーしているのですから、どんどんと蓄積していくのです。

カラーリングやパーマも原因になる

最近では誰もがカラーリングやパーマをかける時代となりました。

黒髪を見かける方が珍しいといわれるほどで、誰もが簡単におしゃれを楽しめます。

おしゃれを楽しむこと自体は間違いではありませんが、繰り返しているうちに髪にはダメージが蓄積するのです。

カラーリングやパーマも髪が折れる時のキューティクルに関係しています。

髪を守るためのキューティクルは、カラーリングやパーマの薬液が入らないように守ってくれているからです。

色素をつけなければカラーリングになりませんが、キューティクルが正面にあるため、内部に浸透できません。

そこで薬剤を使いキューティクルを強引に開き、内部に浸透させています。

パーマも似たような構造をもっており、キューティクルを開いて薬剤を浸透させてしまうのです。

つまり、カラーリングやパーマをする限り、髪はダメージを受けやすい状態になります。

時間とともにキューティクルが閉じて行きますが、その間は無防備と言ってもいいでしょう。

一度や二度で髪が大きなダメージを受けるのはあまり見られませんが、短期間で繰り返していればダメージはどんどん大きくなります。

これが髪が折れる原因になるのは、すぐに分かるでしょう。

自分ではなかなか状態が見れないため、美容師に相談しながら、状態に合わせた施術をするのが大切です。

髪を守る盾の役割を持つキューティクル

髪が折れてしまう原因は、キューティクルが関わっているのは間違いありません。

キューティクルがダメージを受ければ髪を守れない状態となりますが、清潔にしようと思っていたシャンプーがダメージを与える原因になる可能性もあります。

髪が濡れるとキューティクルが開きやすくなる特性を持っており、髪を洗う時には十分に注意しなければいけないからです。

髪を洗う時にはできるだけ地肌を洗うようにして、負担をかけないようにする必要があります。

髪同士をこすり合わせてしまうような洗い方は、開いているキューティクルが擦れ合う状況を産むため、避けなければいけません。

一旦剥がれ落ちたキューティクルは、回復することはないからです。

洗い方に注意するのも、ここに起因します。

人間の髪は、生えてきた段階で細胞が死滅した状態です。

ダメージを受けたとしても、後から回復できないので、キューティクルを傷つけてしまえば、元には戻りません。

その部分の髪の内部は守るべき盾を失い、折れてしまったりするのです。

キューティクルがはがれた状態は髪を守れなくなっていますが、髪を洗った後、ドライヤーで乾かしたりすれば、さらに強いダメージを与えます。

髪はタンパク質でできており、熱に対して強いとは言えません。

一定の温度を越えれば、変質してしまうからです。

熱が原因により、髪の内部からしなやかさを司る成分が流出してしまいます。

これも折れる原因であり、髪を乾かす時には十分な注意が必要です。

髪が折れないようなケア方法

髪が折れないようにするためには、いくつかの方法が考えられます。

原因から考えてダメージを与えない生活が必要となるでしょう。

特に簡単にできるのは紫外線対策と髪の洗い方です。

紫外線対策は、降り注いでいることをイメージし、日傘や帽子を活用する方法が一般的です。

冬場になると日傘をさすというのは、少々抵抗があるかもしれません。

帽子をうまく使ってしまえば、この心配も少なくなるはずです。

髪に負担がかかると思われがちですが、紫外線を防ぐという面では大変有効であるのは間違いありません。

帽子をかぶるダメージよりもはるかに有効性が高いからです。

できればUVカットに対応したものがふさわしいですが、そうでなくても大きな差が出てきます。

髪の洗い方の面では、できるだけ刺激を与えないようにしましょう。

摩擦抵抗をかけるのはもってのほかで、優しく洗ってあげなければいけません。

負担を減らすためには乾いた状態でブラッシングをして、ホコリなどの汚れを落としてあげるのが大切です。

これだけで洗う時の負担を相当を減らせます。

シャンプーを使う前には、まずはぬるま湯でゆっくりと流さなければいけません。

予洗いと呼ばれますが、これだけでかなりの汚れが落ちるのです。

次にシャンプーで髪を洗いますが、イメージは頭皮を洗うようにして、泡立てた状態で髪を包み込むようにしましょう。

大事なポイントとなるのが、すすぎ方です。

ゆっくりと優しくシャンプーを落として行きますが、必ず全て綺麗に洗い流すようにします。

髪にも頭皮にも、シャンプーがついたままになれば、負担をかけてしまうからです。

どんな優れたシャンプーを使っていても、髪に残れば異物でしかありません。

香りが残る程度は何も問題はありませんが、シャンプー自体は必ず落とすのが負担を減らします。

コンディショナーなども同じですので、注意しておきましょう。

まとめ

髪が折れてしまう状況は、普段の生活の中で何か原因を作り出しています。

その原因によってはダメージが蓄積し、薄毛になる可能性すら出てくるのです。

髪が折れるという状況を理解し、原因を解決することが、健やかな髪を維持するためにも重要になります。