特に冬場になると、髪の毛が静電気を帯びないか、外出時も気が気ではないですよね。
きっちりセットしてお出かけを楽しんでいたのに、鏡を見たらヘアスタイルが…とショックになった経験は誰もがあるのではないでしょうか。
残念ながら、冬場に静電気が起きやすいのは変えがたい事実です。
しかし、静電気の発生を抑えるためにできることは、実は意外と多くあります。
この記事では、静電気知らずの美髪を実現するためにやるべきヘアケアについて説明していきます。
Contents
髪の毛が静電気を感じてしまう原因は?
冬場になると、何かに触れるたびに静電気を感じてしまわないかドキドキしますよね。
しかも、髪の毛も静電気を感じてしまうので、せっかくセッティングしたヘアスタイルが台無し…なんてこともしばしば。
では、髪の毛が静電気を感じてしまう理由はいったい何なのでしょうか。
髪の毛はもちろん体全体が乾燥しているから
静電気は、乾燥している状態で感じやすくなります。
それは髪の毛も同じです。髪の毛が乾燥していると、静電気が感じやすくなってしまうのです。
静電気は、湿度が20%を切ると発生しやすくなるといわれています。
ただでさえ乾燥している屋外にいれば、それだけで髪の毛も静電気を帯びてしまうということですね。
また、冬場には水分摂取量が大きく減ってしまうのも、静電気の発生を助長してしまう原因のひとつ。
「水分摂取量が少ない=体全体が乾燥状態」ということ。
この負の連鎖が、静電気を生じさせているひとつの原因なのです。
着用している洋服が静電気を発しているから
冬季はたくさんの洋服を着ると思いますが、その1着1着の素材の違いが摩擦を生むことで静電気が発生し、髪の毛にも伝染してしまうのです。
着用するすべての洋服の素材がまったく同じものであれば問題はないのですが、洋服の素材にこだわってコーディネートを楽しんでいる方は少ないのではないでしょうか。
また、冬季には首元まで隠すタートルネックのようなもの、静電気を帯びやすいとされるセーター類を着る機会もグッと増えます。
髪の毛が長い方は、髪の毛と洋服類が重なる場所があるはずです。
「静電気を帯びている洋服に髪の毛が触れる」
髪の毛が静電気を帯びてしまうのは、必然ともいえるのではないでしょうか。
髪の毛を静電気から守ろう!簡単にできるヘアケア方法4選
冬季も美しいヘアスタイルをキープしたいですよね。
そのためには、毎日のヘアケアが欠かせません。
では、静電気防止のためには、どのようなヘアケアが効果的なのでしょうか。4つ紹介します。
①トリートメントでしっかり保湿をする
髪の毛を静電気から守ってあげるためには、トリートメントでしっかり保湿してあげることが重要です。
静電気は、乾燥しているものに反応します。
したがって、髪の毛に潤いを与えてあげ、乾燥状態を打破させてあげることが重要なのです。
それが可能になるのが、トリートメントです。
洗い流すトリートメントだけではなく、朝のお出かけ前に使用できる、洗い流さないトリートメントを使うのも効果的。
オイルタイプの洗い流さないトリートメントは、静電気防止に特に効果的だといわれています。
保湿効果のあるトリートメント類を選び、潤いのある髪の毛を目指していきましょう。
②静電気防止加工が施されたヘアブラシを使う
毎日使っているヘアブラシを、静電気防止加工が施されているものに変えてみるのも効果的です。
髪の毛はプラスの電気を持っているので、ヘアブラシもプラス電気を持っているものに変えてみると、静電気を感じることのない美髪が手に入るかもしれませんよ。
とはいっても、ヘアブラシにはさまざまな種類がありますよね。
最もポピュラーな「デンマンブラシ」は、万人に使いやすい形状です。
ヘアケア初心者さんは、静電気防止加工が施されているデンマンブラシを選んでみると良いでしょう。
美容院に行った際、担当の美容師さんにおすすめのヘアブラシを聞いてみるのも良いかもしれませんね。
③マイナスイオン効果のあるドライヤーを使う
潤い効果が期待できるマイナスイオン。
ドライヤーも種類豊富なラインナップで販売されているのは、ご存じではないでしょうか。
マイナスイオンは、マイナスに帯電した微粒子水のこと。
プラスの電気を持っている髪の毛に、ドライヤーでマイナス電気を加えることで髪の毛の中和が期待でき、静電気の防止に繋がるというわけです。
とはいえ、マイナスイオンドライヤーの効果は、実は科学的に実証されているものではありません。
しかし、マイナスイオンが発生しない通常のドライヤーよりかは、髪の毛のコンディションのことを考えてくれるドライヤーです。
したがって、「マイナスイオンドライヤーを買ったから美髪になれる!」と過信してしまうのは考えもの。
「普通のドライヤーよりは髪の毛に良い!」くらいに捉えておく必要はありますが、使ってみて損はありませんよ。
④眠っている間にナイトキャップをかぶる
夜は、気付かぬうちに髪の毛を傷めています。
それは、寝返りや頭が少し動いてしまうことで、髪の毛に摩擦が加わってしまうから。
とはいえ、眠っている間の自分に、「髪の毛のために絶対に動くな!」というのは無理がありますよね。
だとすれば、眠っている間だけでもナイトキャップをかぶることをおすすめします。
ナイトキャップをかぶっていれば、髪の毛が感じる摩擦を少なくすることが可能です。
さらに、頭皮の乾燥を防いでくれる効果も期待できるので、髪の根本から美髪になれる期待も持てますよ。
【番外編】髪の毛を静電気から守る方法2選
大事な髪の毛を、静電気から守る方法は、何もヘアケアだけが有効なわけではありません。
ヘアケア以外にも、髪の毛を守れる行動はたくさんあります。
その中でも特に簡単に実践して頂ける2つの方法を紹介しますので、ぜひ実践してみてくださいね。
①静電気を発しない洋服を着る
静電気知らずの美髪を作りたいのであれば、着用する洋服の素材にこだわってみてください。
一般的に静電気を帯びやすいといわれているのは、
ナイロン(+)
ウール(+)
レーヨン(+)
アクリル(-)
ポリエステル(-)
アセテート(-)
などの素材からできている洋服です。
(+)(-)というのは、その素材がプラスの電気を持っているか、はたまたマイナスの電気を持っているかを示したもの。
たとえば、どちらか一方の電気を持っている洋服だけを着用した場合、そこまで静電気の発生に怯える必要はありません。
しかし、たとえばナイロン製の洋服(+)とアクリル製の洋服(-)を組み合わせたコーディネートをした場合、異なる電気が交わるため、静電気を発しやすくなってしまいます。
その被害は、もちろん髪の毛にも及んでしまいます。せっかくセットしたヘアスタイルを維持するためにも、着る洋服の素材にこだわったコーディネートをしてくださいね。
②水分補給をしっかりして体内を潤す
髪の毛が静電気を帯びてしまうのは、空気が乾燥しているから、着ている洋服の素材のバランスが悪いからなど外的要因だけではありません。
実は、「体が乾燥しているから」という内的要因もあるのです。
体内にある水分量が不足していれば、肌が乾燥するだけではなく、髪の毛も乾燥してしまいます。
乾燥していると、それだけ静電気を感じやすくなるのは周知の事実。それがわかっているのであれば、体内水分量を上げていく他ありません。
あまり水分を摂らない方には酷かもしれませんが、1日に1.5~2リットル程度の水分摂取が健康面を考えても理想的です。
静電気知らずの美髪を作るためにも、体の健康を作るためにも、ぜひ頑張って水分摂取量を多くしていきましょう。
まとめ
冬季に起きる静電気。日々の意識改革で静電気知らずの美髪を実現しよう!
この記事では、冬季に静電気が発生してしまう原因と、その防止策を説明してきました。
冬季に静電気が発生してしまうことを、そもそも諦めていた方も多いかと思います。
しかし、ほんの少しの努力次第で、静電気を防止することは可能なのです。
静電気が発生してしまうから冬季のお出かけは嫌い…と思っていた方も、ここで紹介した今日からでもできる簡単な静電気防止策を実践してみてください。
きっと、静電気知らずの美髪を手に入れることができるでしょう。
その結果、冬季のお出かけも楽しくなると思いますよ。