実年齢より若く見られるための秘訣は、実は髪のツヤが重要です。
年齢を重ねると共に、自然に減少してきてしまう髪のツヤ。加齢以外にも、髪のダメージやくせ毛によっても、ツヤは失われてしまいます。
ツヤがなくなった髪は、疲れた印象に見えてしまったり、老けて見られてしまったりしてしまいます。
また、髪の傷みや薄毛まで目立ちやすくなってしまいます。
髪にツヤを出すだけで、生き生きとした若々しい印象になるので、夜のヘアケアや、毎朝のスタイリングでツヤを出すことを意識していくことが大切です。
今回は、髪にツヤが無くなってしまう理由や、簡単に髪にツヤを出す方法をご紹介します。
ヘアケアやスタイリングにひと手間を加えて、若々しい髪を目指しましょう。
Contents
なぜ髪のツヤがなくなってしまうの?
「天使の輪」と呼ばれるような理想的な髪のツヤは、なぜ出来るのでしょうか?
それには、髪の毛一本一本の表面を覆う、キューティクルが大きく関わってきます。
キューティクルはうろこ状になっていて、上から下に重なり合っています。
そのうろこが凹凸がなくキレイに整っていると、光が反射して髪にツヤができます。
しかし、キューティクルは大変傷つきやすいため、ささくれてしまったり禿げてしまったりすると、光がキレイに反射せずにツヤがなくなってしまいます。
ヘアカラーやパーマを繰り返したり、紫外線や静電気、髪の過乾燥によって髪がダメージを受けてしまうと、キューティクルもダメージを受けてしまい、ツヤが失われてしまいます。
また、年齢を重ねると、キューティクルの内側にあるたんぱく質や水分、油分などが減少してしまい、キューティクルが剥がれたり、髪内部にある水分量が不均一になることによって髪にうねりが出てしまい、ツヤがなくなってしまいます。
他にも、クセ毛の人もツヤが出にくい特徴があります。
ゆるやかなくせ毛の人はツヤが出る場合もありますが、チリチリとしたくせ毛の人は、髪に当たる光が乱反射してしまって、キレイなツヤが出ないこともあります。
髪にツヤを出す方法6選
ここからは、キューティクルを整えて、髪にツヤを出す方法を6つご紹介します。
毎日のヘアケアやスタイリングに少し変化を加えるだけで、簡単にツヤを出すこともできるので、ぜひ参考にしてみてください。
洗い流さないトリートメントを使う
髪は濡れている状態の時にキューティクルが開き、乾くと閉じる性質があるので、濡れている時が最もダメージを受けやすい状態になっています。
そのため、ドライヤーをする前に何も付けずに乾かすと、ドライヤーの熱や髪同士がこすれる摩擦によって、髪を傷めてしまう可能性があります。
シャンプー後にトリートメントをして保湿をするのも大切ですが、髪を乾かす前には洗い流さないトリートメントを使って、ケアをしてあげるのも重要です。
また、トリートメントは保湿力の高いヘアミルクがおすすめです。
年齢を重ねた髪は水分や油分が不足していることが多いので、水分と油分を適度なバランスで含んでいるヘアミルクを使うと、しっとりと保湿してくれます。
さらに、そこからヘアオイルを使うのもおすすめです。
ヘアオイルは油分が多いので、お風呂上りだけでなく、朝のスタイリングの最後に使うと、付けるだけで簡単に髪にツヤを出すことができます。
ただし、ヘアオイルは付けすぎるとベタつきの原因となってしまうので、少量を毛先につけて、様子を見ながら伸ばしていくようにしましょう。
ドライヤーのブローでツヤを出す
髪の表面にあるキューティクルを滑らかに整えるには、熱を加えて表面をフラットな状態にするのがおすすめです。
ドライヤーで上手に乾かしながらブローする方法をご紹介します。
ドライヤーの使い方
①シャンプー後はタオルで水気を優しく拭き取る
髪は濡れている状態が一番無防備なので、シャンプー後はすぐにタオルで優しく水気を拭き取ります。
この時、絶対に強くこすらずに、丁寧に水気をタオルに吸い込ませましょう。
その後、洗い流さないトリートメントなどを髪の毛先を中心にもみ込むように馴染ませます。
②髪の根元から毛先に向かって乾かす
ドライヤーの温風を、髪の根元から毛先に向かってあてていきます。
キューティクルは上から下を向いたうろこ状になっているので、キューティクルの向きに逆らわないように、上から下に風をあてるように気を付けましょう。
乾きにくい根元を中心に乾かすようにして、毛先は乾かしすぎて髪の水分まで飛ばしてしまわないように注意します。
さらに、一ヶ所に長時間温風をあててしまうと髪や頭皮にダメージになってしまうので、ドライヤーを軽く振りながら乾かすのがポイントです。
③手ぐしやヘアブラシを使ってブローする
髪全体が7~8割程度乾いたら、手ぐしやヘアブラシを使って、髪をブローしていきます。
ドライヤーの熱を髪の内側からあてながら、毛束を少し引っ張るようにしてテンションをかけながらブローすると、髪にツヤを出すことができます。
④最後は冷風で整える
温風でブローした後は、冷風に切り替えることで、さらにツヤ感をアップさせることができます。
髪は熱した時にクセがついて、冷えた時にクセが固定される性質があるので、冷風で冷やすことでヘアスタイルを長持ちさせることもできます。
高機能ヘアケア効果のあるドライヤーを使う
ドライヤーも、ノンイオンよりマイナスイオン付きの方が、髪のうるおいを保ちながら乾かすことができます。
さらに、マイナスイオンよりうるおい効果の高い、高機能ヘアケア効果のあるドライヤーも各メーカーから発売されているので、ツヤだけでなく髪の保湿をして根本から髪質を改善したい!という人にはおすすめです。
紫外線対策や頭皮の保湿、カラーリング長持ちなど様々な嬉しい効果のあるドライヤーもあるので、自分の目的に合わせて選んでみましょう。
ヘアブラシにもこだわってみる
毎日使うヘアブラシも、ブラシの種類や使い方を工夫することで、より髪にツヤを出したり頭皮にも良い効果が期待できます。
ヘアブラシを使って、頭皮をマッサージしながらブラッシングすることで、頭皮の血行を良くして栄養が届きやすくなるので、美しい髪が生える土台作りができます。
また、ブラシの種類も油分が含まれている豚毛ブラシなどの動物の毛を使ったブラシを使うと、よりツヤ髪に導いてくれます。
ヘアーアイロンを使ってクセづけする
ストレートアイロンやコテでクセ付けをすると、ヘアーアイロンの熱でキューティクルのうろこの向きをキレイに整えてくれるので、髪にツヤを与えて艶っぽく仕上がります。
ただし、髪にダメージがある場合は、ヘアーアイロンの熱で髪がさらにパサついてしまう可能性もあるので、髪に良いコーティングが施されているアイロンを使ったり、アイロンの温度を低めに設定して、短時間でスタイリングするようにしましょう。
ヘアーアイロンを使う前に、熱から髪を守ってくれる効果のあるトリートメントを使用したり、スタイリング後はトリートメント効果もあるヘアオイルなどを使用するのもおすすめです。
グロススプレーを使用する
スタイリングをした後に、髪にスプレーすることでツヤとうるおいを与えてくれるグロススプレーを使ってみるのも良いでしょう。
ワックスなどを使用しても良いですが、スプレータイプなのでふんわりとしたスタイルにしたい時にも、ツヤを出しやすいのでおすすめです。
ツヤを出しながらサラサラの仕上がりになるので、スタイリング剤を使った時のベタつきが苦手、という人にも人気があります。
メイクやファッションがばっちりでも、髪がパサついているだけで、老けてみえてしまうのはもったいないですよね。
髪にツヤを出す方法を取り入れて、若々しいツヤツヤの美髪を目指していきましょう。