ヘアケア

女性のヘアロスって何?見分け方と薄毛対策

ヘアロスという言葉が使われるようになりました。

世の中には色々な言葉が生まれ消えていきますが、ヘアロスに関しては注意しなければいけないことがたくさん出てきます。

自分がヘアロスにならないためにも、知らない言葉と思わずに、しっかりと理解しなければいけません。

髪が薄くなるヘアロス

ヘアロスとは、女性の髪が薄くなることを指した言葉です。

原因は様々ですが、単純に薄毛というわけではありません。

もっと広い意味を持っており、全体的な髪のボリュームが落ちてきてしまったこともヘアロスです。

頭皮の状態が悪くなりヘアサイクルに狂いが生じてきているのも含まれていると言えるでしょう。

年代として固定されているような言葉ではありません。

若い年代でも使われますし、更年期障害によるような避けられない薄毛もヘアロスです。

広義で捉えると、という意味になりますが、様々な問題に対して使われるようになりました。

ヘアロスの場合、一気に髪が失われてしまうような状況ではなく、気がついたらだんだんと薄くなってきていたと言った状態を指すことが中心です。

自分でその状況を自覚してしまった時に使われる言葉であり、抜け毛が増えてしまった状況や、ボリュームが失われて気持ち的にも落ちていくような状況に使われます。

前髪が後退して閉まっていたり、分け目が簡単に広がってしまい地肌が見えてきたような状況もヘアロスです。

こうした状況からもわかる通り、ヘアロスとは薄毛が進行しているような状況に使われていると言ってもいいでしょう。

どんどんと薄くなっていくような危機感を覚えている時です。

自覚してしまった以上、できるだけ早く対策をしていかなければいけません。

本来であれば薄毛になる前に出来る限りの対策をしていくべきです。

薄毛はいきなり現れてくるわけではありません。

どんなものでも時間をかけて徐々に変化した結果が薄毛だからです。

過程ではなく結果でもあるので、気がついた時にはかなり進行しています。

ヘアロスはどこで判断するか

ヘアロスと呼ばれるような状態になっているかどうか、何で判断するのかというのは大事な問題になります。

少々抜け毛が増えたぐらいでは、ヘアロスではありません。

人間の髪は1日100本程度は抜けるものです。

これは何も珍しいものではなく、通常のヘアサイクルであれば、正常な反応の範囲に入ります。

問題はこれ以上の本数が抜ける場合です。

100本以上と言うと分かりにくい数字かもしれませんが、ブラシについた髪の量が確実に増えていると感じる時には注意が必要となってきます。

長さによっても感じ方の違いが出てきますが、髪を洗った時に排水溝の状態を確認してみるのも良いでしょう。

明らかに量が増えたかどうか判断がつくからです。

このような状態が1日でもあると不安になりますが、実際に6か月以上続いている場合には脱毛症の可能性が高くなります。

ヘアサイクルに乱れが生じている状態で、正常な状態に戻らずに抜け毛だけが増えている可能性が高いからです。

なんだか多く抜けるようになってきたと感じたならば注意しなければいけません。

どの部分で薄くなってきたのかによっても違いがあります。

特徴的なのは頭頂部や生え際などで、ヘアロスといえばこの周辺で起きるものと認識しているとも言われているのです。

女性でも頭頂部が薄くなってくるような抜け毛の例もありますし、牽引性脱毛症のように生え際が薄くなる場合もあります。

どうしても目立つ部分が出てくるため、普段から確認しておくといいでしょう。

いくつもある原因

ヘアロスの原因は一つではありません。

いくつもの原因が重なり合って抜け毛がスタートしていることが多く見られます。

その中で三つの点に注意していく必要があるでしょう。

その一つが頭皮の血流の低下です。

生活習慣の乱れからも繋がってきますが、頭皮に栄養が行き渡らなければ、ヘアサイクルの乱れが生じヘアロスになってしまう可能性が高まります。

次に可能性が出てくるのがホルモンバランスの乱れです。

ホルモンバランスは自律神経に関わる部分でもあり、女性では避けられない部分も思っています。

更年期になるとどうしても女性ホルモンの分泌が衰え、バランスが崩れてしまうからです。

女性ホルモンは発毛に影響する部分を持っており、どうしても年齢とともに薄毛になりやすくなります。

びまん性脱毛症と呼ばれていますが、髪の育ちも悪くなり全体に薄く感じるようになる状態です。

あまり本数が変わっていなくても、髪が細くなり力を感じなくなると薄く見えたりするのもびまん性脱毛症の特徴と言えます。

頭皮の組織の炎症というのも、ヘアロスの原因です。

炎症を起こす原因も色々とあり一つではありません。

皮質の過剰分泌によって細菌が炎症を引き起こすような原因もあります。

乾燥してしまったことで自分でかいてしまい気分になり炎症になるケースもあるのです。

深刻な状況になっている可能性もある

ヘアロスに気がついた時には、現実問題としてかなり進行しているかもしれません。

思っているような髪が生まれて来ないような状況で、深刻な問題につながっている場合があるからです。

解決策を求めるために、皮膚科などに相談してみることも検討しなければいけません。

軽度な状況である場合もありますか、体の不調などを伴っている場合には、できるだけ早い行動が必要です。

女性の場合にはホルモンのバランスの乱れでヘアロスを起こす場合があり、自己判断で簡単に対策できるわけではありません。

特定するのも簡単な内容ではないため、専門のクリニックを探してみるのがポイントです。

生活習慣が乱れていると感じている時には、そこから改善の糸口を見つけてみるのも良いでしょう。

うまく睡眠が取れておらず、不調の原因になっているようなケースもあります。

睡眠をとるというのはとても大事なことで、体の調子をコントロールする第一歩です。

ヘアロスを起こしてしまう原因の一つとして、髪が成長しにくい状況を作り出している可能性があります。

そこに影響するのが成長ホルモンです。

成長ホルモンは、起きている間も分泌はされていますが、良質な睡眠をとることが最も促せるタイミングになります。

それも夜10時から明け方の2時までの間がピークと言われており、肌のゴールデンタイムと呼ばれることもあるほどです。

頭皮の環境をも肌と同じで、健やかな状態を作らなければ髪もうまく生えてきません。

良質な睡眠をとるという意味では、夜10時に寝たのでは意味がなく、この時間には良質な睡眠に入っていることが重要です。

良質な睡眠になるためには、前に1時間以上の時間が必要となるため、もっと早めにベッドに入る習慣をつけなければいけません。

ここに食事のタイミングも関わってきます。

人間の体は消化して栄養に変えていくために時間がかかるからです。

食べてすぐに栄養に変わるわけではなく、3時間は時間を空けなければいけません。

その後、睡眠を取ることによって、効率的に栄養を補給できるようになるのです。

つまり、どのようなメリットがある方法をとっても、結果としては一つでは成果をあげられません。

うまく組み合わせてこそ、初めて結果が出ると考えるべきでしょう。

まとめ

女性のヘアロスには様々な原因が隠れています。

原因も非常に多岐にわたり簡単に判断できるわけではありません。

だからこそ、普段の生活から見直していき、ヘアロスにならないような状態を作っていく必要があるでしょう。

1日で対策ができるわけではありません。

時間をかけてヘアロスに繋がっていく以上、対策も時間がかかるのです。