ヘアケア

美髪を育て薄毛予防のための日常生活について

薄毛予防でで大切なのは、目に見える髪の毛に対してではなく、これから生えてくる髪への投資です。

ポイントは健康な体を作る日常生活にあります。睡眠・食事などの美髪習慣の実践で若々しい髪の毛をキープしましょう!

大切なのは内側へのアプローチ

薄毛予防というのは、既に生えてしまっている髪の毛ではなく、これから生えてくる髪の毛に何ができるのかを考えることです。

血流をよくする、バランスよく栄養を摂る、禁煙するなど…。つまり、身体の内側へのアプローチをすることが本当の意味での先行投資だと考えるべきでしょう。

睡眠

下記でも詳しく解説していきますが、日常生活で心掛けたい習慣としての一つは、質のいい睡眠をとることです。

髪のために大切な時間帯は午後10時~午前2時の間。ですからこの時間帯になるべく良質な睡眠をとることが大切です。

食事

食事では、髪の原料となるたんぱく質を減らさないように、肉・魚・豆類などの動物性たんぱく質と植物性たんぱく質をまんべんなく摂りましょう。

亜鉛・鉄・銅なども髪に必要なミネラル成分です。鉄分不足だと白髪になりやすく、白髪も増えやすいといわれています。

また、亜鉛やビオチンなどの欠乏によって、髪質が悪くなるスピードが早まるようです。

ヘアケア

ヘアケアに関しては、シリコンなどの添加物が含まれていないシャンプーを使ったり、冬はスカルプパックで頭皮の保湿をキープ。

髪の毛を洗った後はきちんと乾かすことを怠らずにしましょう。良く乾かさないとニオイにもつながるので、面倒くさがらない方が良いようですね。

また、パーマやカラーリングは、やはり髪への負担を考えて控えるようにしましょう。

精神面

髪は健康状態のバロメーターです、ストレスをためない事、また日常生活の中にリラクゼーションを取り入れましょう。

最適なのは有酸素運動です。定期的にスポーツジムなどで有酸素運動である水泳などを行うと、血流が促進され髪の毛にもいいですし、ストレス発散に繋がります。

また仕事の後はストレスをため込まないように、自宅での生活を大切にし、常に心と身体のリフレッシュを行うことも大切です。

質の良い睡眠が質のいい髪の毛を作る

睡眠不足は心身にとってだけではなく、髪にとっても大敵です。では、その理由について解説していきましょう。

ノンレム睡眠とレム睡眠

睡眠には、深いノンレム睡眠と浅い眠りのレム睡眠の2種類があります。睡眠中はそれが交互にやって来るのです。

レム睡眠が体が休んでいる状態で脳は寝ていない状態。

一方のノンレム睡眠は、脳は休息状態にあります。

相互の意向がスムーズで、身体も脳もしっかり休めているのが質の良い睡眠と言えます。

髪と睡眠の関係性

髪の毛にとって大切な睡眠の中でも、重要なのはノンレム睡眠の時。

特に入眠後、最初にやってくるノンレム睡眠の時に、髪の成長に必要な成長ホルモンが最も多く分泌されます。

髪の毛は夜にせっせと作られているのです。

ちなみに、髪に関係する成長ホルモンは、若いころにはたくさん分泌されていますが、加齢に伴い減っていきます。

従って、年齢を重ねるほど、睡眠の質にしっかりこだわることが薄毛予防につながります。

夜更かしは薄毛予防の敵

薄毛予防につながる質の良い睡眠をとるにはどうすればいいのかというと、基本的には「夜更かし」をしないことです。

ついつい仕事が休みの前の日などは、開放感からか夜更かしをしてしまいがちですが、薄毛予防にとって夜更かしは厳禁です。

午後10時~午前2時に意識を向ける

実は、髪の毛の製造工場である毛根部の細胞分裂が活発になるのは午後9時頃がピーク。

髪の毛が最も成長するのは午後10時~午前2時ごろといわれています。

ということは、少なくとも12時前にはベッドに入っておきたいものです。

夜遅く寝ると、深い眠りであるノンレム睡眠がとりにくくなり、成長ホルモンだけでなく睡眠に関係するメラトニンなどの大切なホルモンの分泌も同時に悪くなってしまうのです。

睡眠時間

必要な睡眠時間は人それぞれです。遺伝的にごく短時間寝れば十分というショートスリーパーと呼ばれる人もいますが、多くの人はその睡眠時間では足りません。

一般的にはやはり6~8時間の睡眠はとりたいもの。十分な睡眠をとることはストレスの軽減にもつながり、ストレス耐性にも強くなります。

睡眠不足が長期間続けば、毛母細胞の細胞分裂が低下しやすくなったり、頭皮の血流が悪くなったりするなどして、髪の成長にはマイナスです。

質の良い睡眠を摂るためのポイント

・運動を取り入れる…午後から夕方にかけて軽い運動をすることによって寝つきがよくなります。

・寝室な静かな環境に…物音も睡眠の質を下げてしまいますので、静かに。寝室の照明は暗くし、適切な室温に設定を。

・就寝前の嗜好品はほどほどに…アルコールのほか、カフェイン、煙草を就寝前にたしなむと睡眠の質を下げてしまいます。

・入浴は就寝2~3時間前に…入浴直後は交感神経が刺激され体温が上がり、入眠を妨げてしまいます。

ぐっすり眠れた朝の目覚めは、とてもすがすがしいものです。

これは健やかな髪の毛を作るためにも必要なこと。熟睡感を得られる質の良い睡眠をとるための工夫を是非実践しましょう。

バランスの良い食事は髪の毛への投資

美しい髪の毛は魅力的です。ほとんどの女性は見える部分を意識しますが、本来は髪の毛の生える土台=頭皮に気を使うべきなのです。

毛根部に十分な栄養を与えなければ、健康な髪の毛は生えてきません。バランスの良い食事をとり続けることが、薄毛予防につながるのです。

髪にとって必要な栄養素「タンパク質」

髪はタンパク質でできていますから、まずは良質なタンパク質を摂ることが重要です。タンパク質はアミノ酸という成分でできたもの。

良質なタンパク質とは、食品からでしか摂取できない必須アミノ酸をバランスよく含んでいるものを言います。

必須アミノ酸が不足していると抜け毛にもつながりますので、タンパク質を多く含んでいる肉や魚、豆類を積極的に食べるようにしましょう。

その他の栄養素

ミネラル類も健康な髪の毛を作るうえでは欠かせません。中でも髪質を守る亜鉛や鉄分、メラニン色素の合成に欠かせない銅があげられます。

ビタミンの中ではビタミンB群やビオチンが特に重要です。体内の活性酸素を減らすことも薄毛予防につながると考えられているので、抗酸化成分の摂取も大切です。

どうしても栄養バランスの偏りが生じてしまうようなら、サプリメントを使うのも友好的ですので、うまく食事と組み合わせて栄養素を摂取するようにしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?この記事では美髪を育てるため、または薄毛予防のための日常生活について解説してきました。

睡眠や食事、運動などは私たちが健康的な生活を送るうえで大切な生活習慣ですが、健康的な髪の毛を作るうえでも大切です。

睡眠に関しては十分な睡眠時間と質の良い睡眠を確保いするために寝る時間には気を付けることが大切です。

レム睡眠とノンレム睡眠の違いをしっかり理解して、睡眠の質をコントロールできるようにならば元気な髪の毛が生成されます。

食事に関しては、髪の毛に必要な栄養素をバランスよく摂取し、足りない分はサプリメントなどを活用して補うようにすると効果的です。

日々の生活習慣を見直し、是正することによって髪の毛は内面から美しくなり、抜け毛の症状を予防することができるので、是非この記事を参考に、自身の生活習慣を見直してみてはいかがでしょうか?