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始めに
ヘアドネーションはここ数年、話題になっています。
髪の毛を送るだけで子供たちのためになりますし、提供する側もなんだか嬉しくなります。
最近は、コロナウイルスの自粛のために毛束が不足しているという事なので、「ショートヘアにしたいな。」と思うひとがいれば、ぜひ試してみましょう!
ヘアドネーションとは?
何をあげるのか?
美容院で切った自分の髪の毛をあげます。
美容院から送るのではなく、切ったものを自分でヘアドネーションの協会に送る必要があります。
なので着払いではなく、送料はこちら持ちになります。
協会のサイト上にあて名書きなどの必要な書類が掲載されています。
それらを貼って送料を負担すれば簡単に送ることができます。
美容院やセルフで髪を切って自分で送るだけという気軽さがありつつ、沢山のひとが喜んでくれます。
何に役立てられる?
18歳以下の髪の毛で悩んでいる子供たちのウィッグとして、自分の髪を生まれ変わらせることができます。
ニュースで、子供で髪の毛が無くなったりする子がクラスにいると、クラスのみんなで髪を剃るという美談が時々流れます。
こういったニュースが美談になるくらい、子供時代に髪がないということは、子供たちの中で浮いてしまうことになるのです。
そういった孤独感や不安感から少しでも手助けできるのが、ヘアドネーションです。
誰に贈られる?
ヘアドネーションの協会にウィッグを申し込んだ18歳以下の子供たちに与えられます。
無料で送られます。
自然な黒髪で作られるので、学校で浮くこともありません。
また、人毛のウィッグなので、人口毛の特有のテカリ感がなくてよく馴染みます。
申請時に18歳であればよいので、18歳を過ぎてでもウィッグを手にすることができます。
ヘアドネーションに必要な条件は?
ウィッグに必要な長さはどれくらい必要?
31cmは必要です。
普通のウィッグを作る前の一列に髪を縫い付けてある「ウェフティング」は100mや60cmが多いのに対して、結構短めに感じます。
31cmだと、大人ではロングヘアーからショートにするくらいなので、手軽に参加できます。
気分を変えるために髪を切る位のちょうどいい長さなので、参加しやすい長さです。
31cm丁度ではなく、ある程度のゆとりが必要なので気を付けましょう。
長さが足りなくても大丈夫?
もし、31cm未満の長さであっても活用されます。
短くても、無駄になりません。
シャンプーやトリートメント剤、カラー剤の開発に不可欠な「評価毛」として活用され、これからの美容業界へ貢献ができます。
髪質で染まりにくかったり、天然パーマで悩んでいるひとには、希望の星にもなります。
美容師さんが練習で使うカットマネキンの素材として販売することで、ウィッグ提供費用の一部として役立てられるので、無駄になりません。
ヘアドネーションに使えるほどの長さがなくても、協会に送ると子供だけでなく、さまざまな髪質に悩むひとの助けにもなります。
自分自身が髪質に悩んでいるのならば、自分の未来のためにも送ってみましょう。
乾燥させたものが必要!
カビが生えるので、濡らしてはいけないそうです。
準備して送っても、カビが生えてしまったら、使い物にはなりません。
それでは、自分も他人もガッカリてしまいます。
乾いている状態で切って送るようにしましょう。
ヘアドネーションをしたい場合に美容院では、その趣旨を伝えることで準備してくれます。シャンプー前に切ってもらいましょう。
セルフであれば、普通、髪を切るときは軽く濡らしてから切ります。
なので、それができないのはネックです。
31cm以上で切った後に、濡らしてからもう一度きれいに切り直せばキレイになります。
家で切ってから美容院に行ってもきれいになります。
一回で切って済ませるのではなく、濡らしてもう一度切るとうい工程を踏むようにしましょう。
カラーやブリーチをしていてもOK!
強く痛んでいなければ、送っても大丈夫です。
あまりにも傷んでいれば、省かれてしまうそうです。
白髪のひとでも送ることができますし、白髪染めのひとでも大丈夫です。
ですが、やはりきれいな状態で送ってあげたいと思う人は多いので、「ヘアドネーションをしたい!」と思ったら、ヘアケアを十分にして自分でも満足できるレベルの髪の毛になってから送ってあげると気分が良いです。
そのほうが貰う側も喜んでくれます。
くせ毛でもOK!
天然パーマのひとは、「ウェーブがかかているとハブられてしまうのではないか?」と、興味があっても消極的に感じてしまいます。
ですが、くせ毛や天然パーマのひとでも送れ、ヘアドネーションに参加することができます。
そのときの長さは、毛束をある程度伸ばして31cmあれば、ウィッグとして活用することができます。
天然パーマだからと、自分を卑下するひとは多いですが、ヘアドネーションに参加することで、自分の髪の毛を必要としてくれるひとがいることに気付かされます。
31cmの長さがなくても、くせ毛や天然パーマのひとのためにもなります。
長さが足りなくても、投資になります。
天然パーマやくせっ毛を扱いやすくなるようなヘアケア商品や、カット方法を生み出してくれるかもしれません。
何で今必要?
コロナ自粛で足りない!?供給ストップ?!
コロナウイルスで、自粛対象に美容院は含まれていませんが、密になるのにマスクが付けられないので、なかなか行けるひとは少ないです。
セルフカットが流行り、遠隔で美容師さんが教えてくれる新しいシステムが生まれるほど、美容院に行けるひとは少ないです。
そうなると、カット自体をする人が減るので、ヘアドネーションをしたくてもできるひとが減ります。
また、毛先を切れなくなり髪の毛自体が傷んでしまうので、ヘアドネーションが難しくなります。
こんな時だからこそ!ひとの役に立てる!
コロナや人種差別の問題など、さまざまな問題や不満が爆発しています。
失業や他人と合わないので自分自身の価値が分かりにくくなり、見失ってしまったり、精神的に落ち込むことがあります。
人のためになることをすると、ほかの人も助かりますが、自分の気分が「ひとのためになった!」と、気分が晴れ晴れします。
眼で見て分かるので、自己肯定感が上がります。
ひとに「髪を切った?」ときかれたら、ヘアドネーションをしたと答えることで、周りの人にヘアドネーションを広められます。
眼で見て分かるので、見るたびに「良いことをした!」と、気持ちが上がり、自分自身のためにもなります。
地方でもできる?
ヘアドネーションをしたいということを伝えれば対応してくれることがあります。
ヘアドネーションの協会のホームページに対応してくれる「賛同サロン」が検索できるので、そこから探すことができます。
地方ではなかなか賛同サロンはまだ少ないようです。
試しに住んでいる住所で試してみましたが、ありませんでした。
地方の大きい都市では何件かヒットします。「買い物がてら試してみる。」という、フランクな気持ちで人の役に立つことできます。
家でセルフカットをして先に切ってから、馴染みの美容室に行くこともできます。
この場合は、賛同サロンでなくともよいので、便利です。
終わり
このように、フランクな気持ちで人の役に立つことができます。
特に子供の毎日の生活に役に立つことができます。
子供は何もわかっていないわけでなく、大人よりも感受性が豊かですし、残酷な一面をもっています。
そういった面を「子供だから。」と、大人は軽んじてしまいます。
ヘアドネーションは、子供も喜ばせることができますし、提供する自分自身への自己肯定になります。
皆がこれまでよりも生活がしやすくなります。