女性の薄毛

女性のストレートネックが薄毛の原因に?

最近特に若年層を中心として、ストレートネック、いわゆるとスマホ首呼ばれる症状が増えていると言われています。
 
ストレートネックを放置しておくと、抜け毛が増え薄毛のリスクが高まるとも言われているため注意が必要です。

そこでこの記事では、ストレートネックとはどのような症状なのか、薄毛との関わりや予防法などについてもご紹介していきます。

ストレートネックと薄毛の関係性とは?

ストレートネックとは、スマホやパソコン使用する際の前かがみの姿勢により、本来湾曲している頸椎がまっすぐになってしまうことで首や肩にコリやしびれ、痛みが生じてしまう症状のことを言います。

さらに症状が悪化すると、頭痛や手足のしびれ、めまいなどを引き起こすこともあるため、くれぐれも注意が必要です。

また特に目立った症状がなくても、ストレートネックになると筋肉の硬直による血行不良などが起こります。

人間の髪は、頭皮の毛細血管の血液の流れにより栄養素や酸素がスムーズに運ばれることにより成長します。

頭皮の毛細血管は首や顔の血管にもつながっているため、ストレートネックにより首や肩のコリが起こり血行不良を引き起こすと、頭皮に髪の成長に必要な十分な栄養素や酸素が届けられなくなってしまいます

   
また髪はヘアサイクルにより、成長期と退行期、休止期を繰り返すことにより古く髪が抜けて新しい髪が生えてくるという仕組みになっていますが、成長期に血液の流れが滞りちになってくると、髪は育ちにくくなってしまいます。

特に頚椎が男性よりも柔らかく、クセが付きやすいと言われている女性は、ストレートネックになりやすいとされているため気をつける必要があります。

ストレートネックのチェック方法

自分がストレートネックかを自宅でチェックする場合には、身長を測る時のような姿勢をイメージして家の壁などに背中や肩甲骨、お尻やかかとを付けた状態で立ってみてください。

その際には後頭部が壁についているのであればOKですが、後頭部が壁に触れずに離れている状態であれば、ストレートネックになってしまっている可能性が高いと言えるでしょう。

ストレートネックが薄毛につながる原因とは?

以下では、ストレートネックが抜け毛や薄毛につながる具体的な原因について詳しく見ていきます。

肩や首の血行不良

首や肩のコリは筋肉が硬直することによる血行不良が原因となり起こります。

その影響は頭皮にも及び、肩が血行不良になると頭皮へ流れる血液の量も減少してしまいます。

髪の成長には血流が大きく関係しており、血流により栄養素や酸素が頭皮毛母細胞に運ばれることにより、髪は成長します。

ですから血行不良が起きると髪に必要な栄養と酸素が十分に行き渡らなくなり、抜け毛や薄毛の原因となってしまいます。

女性ホルモンバランスの乱れ

スマホやパソコンの使いすぎや睡眠不足、ストレスなどは、女性ホルモンのバランスが乱れる原因となります。

ホルモンバランスが乱れると自律神経の働きにも影響を与え、ヘアサイクルの乱れにより抜け毛が増える反面新しい髪が生えてくるまでに時間がかかるようになり、薄毛の原因となってしまいます。

睡眠不足

スマホやパソコンのブルーライトは睡眠ホルモンと呼ばれているメラトニンを生成している松果体に刺激を与えてしまい、眠気を妨げる可能性があります。

そうすると体内時計のリズムが乱れて、睡眠不足に陥りやすくなると言われています。

人間の体は寝ている間に髪や頭皮のダメージを修復しており、また髪の成長を促す成長ホルモンが最も多く分泌されるのは22時~2時までの間とされているため、その時間に深い睡眠が取れていないと抜け毛や薄毛の原因になってしまう場合があるため気をつけましょう。

ストレスの蓄積

スマホやパソコン見すぎや睡眠不足は精神的ストレスにつながります。

また小さなストレスが蓄積されることで、無意識のうちに大きなストレスを抱える結果になってしまうこともあります。

ストレスは食欲不振や血行不良の原因となり、頭皮への栄養不足につながり薄毛の引き金となるため注意が必要です。

眼精疲労も薄毛の原因に

長時間スマホやパソコンなど使用すると、首や肩のコリだけではなく眼精疲労の引き金にもなります。

目を酷使すると、こめかみから側頭部にかけての筋肉がこわばり緊張した状態となり、血行が悪化して薄毛の原因になります。

ストレートネックによる薄毛の症状を改善するためには?

ここでは、ストレートネックが引き金となる薄毛や抜け毛の症状を改善する方法について詳しく見ていきます。

しっかり睡眠を取る

夜ふかしを繰り返し睡眠不足になると、自律神経の働きにも悪影響を与えます。 

交感神経の働きが活発になると脳が興奮状態となり、体も緊張して眠れなくなってしまうため、毎日最低でも6時間以上は睡眠を取り、さらに寝る前にはスマホを見ないようにするなど、質の良い睡眠を取るように心がけましょう。

枕の高さを変えてみる

また自分の体型に合わない高い枕を使っていると、首や肩の筋肉が緊張してコリや張りを招くことがあります。

そんな場合には、自分に合った枕の高さを見つけるために、タオルを使用して少しずつ枕の高さを変えてみるといいでしょう。       

現在使っている枕と同じ高さにタオルを重ねて調整し、毎日一枚ずつタオルを抜いていき、少しずつ枕を低くしていく方法がおすすめです。

肩や首のストレッチを行う

肩や首が凝るのはスマホ使用が原因による筋肉の硬直であるため、時々目線を外して肩や首を回すストレッチを行うだけでも、血流不足を防ぎコリを改善して抜け毛を防ぐことが可能です。

入浴時に湯舟に浸かり肩や首を温める

入浴はシャワーのみという方もいるかもしれませんが、できれば37℃~40℃のお湯を張った湯船にゆったりと浸かることをおすすめします。

こうすることで頭皮の抹消神経にまで血液が流れやすくなり、その日の疲れやストレスをしっかりとリセットすることができ、質の良い睡眠にもつながります。

スマホに依存しない生活を送る

スマホやパソコンを使う時間が長いと、ストレートネックの症状が悪化したり首や肩の筋肉の硬直がますますひどくなる可能性があります。

ですから同じ姿勢で一時間以上スマホを見つめ続けるようなことはできるだけ避けるようにしましょう。

特にスマホでゲームをする方などは意識して休憩を取るようにしてください。

また仕事でパソコンをしようするという方でも、時々パソコンから目を離して遠くを見るなど、眼精疲労から起こる肩コリを防ぐようにを心がるようにしましょう。

バッグの持ち方に注意する

ショルダーバッグなどをいつも同じ側で持っている方は、左右どちらかに負担が偏り、首や肩のコリを招くことがあるため注意する必要があります。

片方だけの負担を減らすためには、バッグは意識して左右に持ち直すようにすると肩コリを改善して薄毛を防ぐことにつながります。

ウォーキングなど軽い運動を行う

定期的な運動は、体の筋肉を動かすことで血流を促す効果があるだけではなく、首や肩コリの解消にもつながります。

ウォーキングやランニング、また入浴後などにストレッチを行うことで、筋肉の緊張を和らげることができ、薄毛予防にも効果が期待できます。 

またウォーキングをしながら軽く腕を回してみるなどなどの動きを取り入れてみるのも良いですよ。

まとめ

ストレートネックはスマホやパソコンを使う際の姿勢の悪さにより引き起こされます。
 
ストレートネックにより首や肩の筋肉が硬くなると血流が悪くなり、その影響は頭皮の毛細血管にも及びます。

また睡眠不足などの不規則な生活やストレスなども頭皮の血行不良のきっかけとなり、抜け毛や薄毛の原因となるため注意が必要です。

さらにストレートネックはヘアサイクルにも影響を与え、髪の成長を阻む引き金となるため首や肩のストレッチ軽い運動を行うなどして、普段から血行不良による薄毛予防を心がけることが大切であると言えるでしょう。