枝毛を発見してしまうと、その日1日気になったりしますよね。
1本あると「もっとあるのではないか?」と探し始めてしまう人も多いと思います。
今回がなぜ枝毛ができてしまうのか、出来てしまった時の対処法と、できにくくするために出来ることをご紹介します。
Contents
枝毛ってなに?
そもそも、枝毛とは何なのでしょうか?
枝毛とは髪の毛の毛先が裂けてしまった状態のこと。
髪の毛の主成分はタンパク質です。
そのタンパク質は縦に裂けやすいという性質を持っています。
通常であれば、髪の毛の1番外側はキューティクルという髪の毛にとっては鎧のような、髪の毛を守ってくれる層が覆っています。
しかし、乾燥やカラーリング、パーマやヘアアイロンなど、髪の毛が傷むとキューティクルが剥がれ落ち、無防備な状態になってしまいます。
守ってくれるものがないので、縦に裂けてしまい、こうして枝毛ができてしまいます。
枝毛が出来てしまう原因には
・乾燥
・摩擦
・カラー、パーマなどのダメージ
・紫外線
などです。
枝毛ができてしまったら
枝毛ができてしまったら、どうしたらいいのでしょうか?
実は1度裂けてしまった枝毛を元に戻すことはできません。
ですので、出来てしまった枝毛は基本的にカットするしか方法はありません。
しかし、安易にカットしてしまうと、他の部分とのカット面の違いやカット方法などからそこの部分だけ、目立ってしまう可能性もあります。
専用の枝毛カッターを使用するか、枝毛の量が多い場合は美容室でカットしてもらうのがいいでしょう。
また、枝毛をカットする時、裂けているギリギリの部分しか切り取らない人も多くいます。
しかし、枝毛になっているということはその髪の毛は傷んでいるということ。裂けていなくても、枝毛になっている上の部分も乾燥や傷みが生じているんです。
その部分を残したままだと、そこからまた水分や栄養が蒸発し、また枝毛になって繰り返してしまいます。
ですので、裂けている部分だけではなく、その少し上からカットしましょう。
枝毛を作らないためには
では枝毛を作らないようにするためにはどうしたらいいのでしょうか?
まずは自分の枝毛の原因を探ることで対処法がわかります。
乾燥
髪の毛がパサついているという人は、乾燥が原因で枝毛になっている可能性が高いです。
・トリートメントで集中ケアをする
・日中はヘアオイルやヘアミルクで水分が抜けないようにコーティング
傷んでいる部分を思い切ってカットしてリセットしてみるのもおすすめです。根本から傷んでいる、という人は多くありません。
傷んでいるのはだいたいが毛先部分です。
傷んでいる部分から水分や栄養が蒸発したり、シャンプー中に溶け出したりしてしまうので、一旦リセットして、ケアをしながら伸ばしていくとキレイなまま長くすることが出来ます。
摩擦
髪の毛には毎日色々な場面で摩擦が生じています。
・帽子
・ブラッシング
・枕
・マフラー
・ヘアアクセサリー
・カバン
・肩
これらの摩擦をなるべく少なくすることが必要になります。
帽子は紫外線予防にもなりますので、ぜひ被ってほしいですが、冬場の化繊のニット帽などは摩擦も起きやすく静電気も発生しやすいのでおすすめできません。
コットンなどの静電気の起こりにくい素材のもの、頭にぴったりとフィットするものは摩擦も起きやすく、蒸れやすいので指一本程度の余裕があるものを選びましょう。
一番摩擦が大きいのが寝ている間の枕との摩擦。
しかも、髪の毛をきちんと乾かしていない状態で寝てしまうと、さらにダメージの原因になってしまいます。
髪の毛が長い人、細い人などは摩擦の影響も受けやすいので、就寝時用のヘアキャップなどを利用してもいいでしょう。
ヘアキャップにはコットンのものやシルクのものなど様々なものがあります。
シルクのものだとお値段はやや張りますが、保湿、通気にも優れダメージを最小限に抑えることが出来るので、長く愛用するならシルクのものがおすすめです。
ブラッシング
毎日行うブラッシング。少ない人で朝1回、多い人だと化粧直しの度にブラッシングをするという人も。
そのブラッシング、正しいやり方で行えばヘアケアになりますが、間違った方法でやってしまうと、ただ髪の毛を傷めているだけの行為になりかねません。
まず、ブラシを天然の毛のものにすること。
ブラシの枝もできたら木ものがいいですね。
そして、乾燥している人はそのままブラッシングをしてしまうとブラシが引っかかったり、刺激になったりとダメージを大きくしてしまう原因になります。
ヘアオイルなどを薄くでいいので付けてからブラッシュングをしましょう。
間違っても洗面所などで水のみで濡らしてブラッシングをしてはいけません。
枝毛を作る原因になるので、気をつけてください。
マフラー
冬のマフラーなど首周りに巻いているものは髪の毛と摩擦が生じます。
化繊のものだと静電気も起こりやすく、髪の毛の乾燥の原因になってしまいます。
キツめに巻かない、毎日同じ場所に巻かない、などの工夫をしましょう。
ヘアアクセサリー
ヘアアクセサリーも擦れて枝毛の原因になることがあります。
髪の毛をまとめている人は、いつも同じ位置担ってしまいがちですよね。
同じ場所にばかり、ヘアゴムが当たってしまうと、その部分だけ擦れて痛みやすくなります。
また、ヘアピンやバレッタなどの金具が髪の毛に引っかかって痛い経験をしたこともある人も多いと思います。
そんな時、髪の毛が抜けたり、途中で切れてしまったりと髪の毛によいことはありません。
ヘアアクセサリーを使用する際は、
・毎日同じ位置に使わない
・同じヘアアクセサリーを連続して使用しない
・外す時はゆっくりと優しく外す
ことに気をつけましょう。
キツくまとめなくても崩れにくいヘアゴムや、布製のシュシュなどを併用したりして工夫しながらヘアアレンジを楽しみましょう。
カバン
カバンと髪の毛は何が関係あるのだろうと不思議に思う人もたくさんいると思います。
ですが、カバンを肩にかけ、髪の毛を挟んでしまうことがあります。
その時に引っ張られたりすると、切れ毛や枝毛の原因になってしまいます。
また、カバンを左右対象にかければいいのですが、どうしても人によって癖があるので、いつも右にばかりかけている、気がつくと左にかけている、などという人も珍しくありません。
すると、いつも同じ側の髪の毛だけ、摩擦や牽引による刺激を受けてしまうことになり、枝毛の原因にも。
・カバンは手に持つ
・肩とカバンの間に髪の毛を挟まないように気をつける
・なるべく左右同じようにかける
などに気をつけましょう。
肩
実は肩に髪の毛が当たっているのも、摩擦を受けています。
顔や首が動く度に髪の毛が肩に擦れますので、知らない間に毎日たくさんの摩擦に耐えていることになります。
髪の毛がうるおっていれば、摩擦が起こってもダメージを受けにくいと言われています。
日頃のトリートメントなどのケアをしっかりと行いましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
髪の毛は知らない間に、摩擦など色々な刺激に耐えていたんですね。
これを機にヘアケアに気をつけて、枝毛になりにくい髪の毛を育ててみてくださいね。