炭酸シャンプーは髪をすすぐお湯やシャンプー剤に炭酸を混ぜて行うシャンプーで頭皮の毛穴汚れを落としたり、血行を促進し薄毛や薄毛予防に効果的なシャンプー方法です。
炭酸水で体を洗うのは医療からきている
もともと炭酸水で体を洗うのは医療の分野から来ています。
抹消動脈疾患、慢性心不全などの患者さんに炭酸風呂入ってもらい症状を治療する方法です。
炭酸泉と言われていますがこの治療をすることで足先など抹消組織の血行を促進し皮膚の壊死を防ぎます。
また慢性心不全の治療効果ですと透析患者さんに炭酸泉入浴を行うことで血管が拡張し心臓への負担を大きく減らすなどの効果があります。
このように医療の現場でも効果的な炭酸を使って頭部の汚れを落としたり、血行を促進し薄毛を予防または改善する効果が期待できます。
Contents
炭酸水で洗うメリット
頭皮の血行がよくなる
炭酸シャンプーをすることで炭酸の細かい気泡が皮膚表面に付着します。
それが毛穴から入り込み毛細血管に吸収されることで抹消血管を拡張し血液の流れを良くします。
炭酸水は普通のお湯で洗うよりも3倍の血行促進効果があります。
頭皮には無数の毛細血管があり、髪の毛はその毛細血管を流れる血液から栄養を受け取り成長します。
また毛細血管は収縮しやすく血流が悪くなりやすい非常にもろい血管です。
炭酸シャンプーはそうした毛細血管の血流をよくします。
毛穴汚れがきれいになる
炭酸からでる気泡は毛穴を介して血管に吸収されます。
その過程で通常落とすことの難しい毛穴の細かい皮脂汚れや雑菌などを浮かせて毛穴を綺麗に洗浄してくれる効果があります。
毛穴が汚れで詰まっていると健康的な髪の毛はなかなか育ちませんが、炭酸シャンプーを習慣化することで常に毛穴は綺麗な状態で健康的な髪の毛の生えやすい頭皮環境になります。
髪の毛のひつこい古皮脂、汚れ、雑菌を綺麗に落とす
炭酸シャンプーは血行や頭皮汚れを綺麗にするだけでなく、髪の毛にも効果的です。
炭酸シャンプーをすることで髪の毛の古い皮脂、雑菌、ホコリをきれいにするだけではなく炭酸の気泡はキューティクルの引き締める作用があります。
普段カラーリングやパーマ、毎日のブローなどで髪の毛はダメージします。
髪の毛のダメージは主にキューティクルが開いてそこから髪内部の栄養素が抜けていることが原因です。
でも、炭酸水シャンプーの気泡でキューティクルを閉じることで髪の毛に適度な水分量を残しダメージを最小に抑えて健康的で艶やかな髪の毛に改善することができます。
炭酸水シャンプーの炭酸水の作り方(コスパ良い)
炭酸水は頭を炭酸水に浸す炭酸水とシャンプーと炭酸水を混ぜたものを用意します。
頭を浸す炭酸水についてはコンビニなど飲料水として売られているものを使っても良いのですが、そうすると非常にコスパが悪いので簡単にコスパ良く炭酸水が作れる方法をご紹介します。
準備するもの
水 250mlに対して重曹を小さじ2/1、クエン酸小さじ2/1です。
頭を浸す際桶を用意します。
桶には3リットルくらい水が入りますから、必要な炭酸水の量は
水3リットル、重曹小さじ6杯、クエン酸小さじ6杯分を入れて混ぜていきます。
炭酸水シャンプーの作り方
次に炭酸シャンプー剤の作り方ですが、炭酸シャンプーの場合そこまで炭酸水は入れませんので、桶用に作っていた炭酸水から50mlくらいを抜き取り使います。
準備するものは500mlのペットボトルにいつも使っているシャンプーを2から3プッシュ入れそこへ炭酸水50mlを入れて混ぜます。
もし炭酸シャンプーだけでよいのならコンビニで炭酸水を買ってきてもよいです。
それを混ぜて使っていきますがあまり勢い良く混ぜると炭酸が抜けてしまうので要注意です。
炭酸水シャンプーの手順
早速ですが炭酸シャンプーの仕方をご紹介します。
1 オケに炭酸水を入れる
桶に炭酸水をつくるまたは、購入してきた炭酸水を入れます。
炭酸水は予洗い分と最後の濯ぎでつかうためあらかじめ桶2杯分、トータルで6リットルくらい準備しましょう。
2 頭を30秒ほどつける
最初に炭酸水に頭を浸します。
この時炭酸の気泡が髪や頭皮、毛穴まで浸透し汚れを浮かせてくれます。
気泡が十分に吸収されるまで少し頭を桶につけ置きするのですが、この時の体制が少し辛いです。
頭に血が上るので、10秒ごとに一度頭を上げて再び浸すを3回程度繰り返すとよいでしょう。
3 炭酸シャンプーをする
桶に頭を浸して髪や頭皮汚れを浮かせたらあらかじめ用意していた炭酸シャンプー剤を半分とり頭部で泡だてます。
そして最初に使っていた桶の炭酸水で洗い流し、再び残りの炭酸シャンプーを頭部につけ泡だてます。
2度洗いになります。
1度目は軽く泡立てる程度、2度目はしっかり泡だて指の腹を使い指圧を加えながらシャンプーをしていきます。
4 一度普通のお湯で洗い流す
シャンプーを終えたらその後一度普通のシャワーのお湯でシャンプー剤を洗い流します。
全て炭酸水で完結してもよいですが、それだとかなり手間がかかるため汚れたシャンプー剤はシャワーで流した方が効率が良いです。
5 先に使った炭酸水を捨てて新しい炭酸水を再び入れる
シャンプー剤をシャワーで流したら桶に新しい炭酸水を入れ直してふたたび頭を浸していきます。そして30秒ほど浸したら完了です。
この炭酸シャンプーの頻度は毎日するほどよいのですが、かなり手間がかかってしまうため通常の状態であれば1週間に一度の施術で良いでしょう。
炭酸水シャンプーをする際の注意点
1 皮膚疾患がある
炭酸水には血行をよくする働きがあるため頭皮にニキビや皮膚炎があると症状を悪化させてしまう恐れがあります。
2 アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎や乾燥肌のかたはどちらかといえば皮脂量が通常のお肌よりも少なめです。ですから炭酸水で頭皮を洗ってしまうと乾燥が余計ひどくなる恐れがあります。
3 お店で炭酸水を購入の際は無糖のものを選ぶ
お店で炭酸水を購入する時のアルアルですが、たまに糖質の含まれたものを間違って購入することがあります。
もちろんシャンプーに使うわけですから必ず無糖のものを選びましょう。
糖分が含まれていると頭皮がベタつき、毛穴汚れの原因になります。
また最近ではレモン風味やグレープフルーツ風味のものもありますが、風味に関しては含まれていても問題ありません。
4 炭酸水は温めず常温で
自宅で炭酸水を作る時の注意点ですが、お湯で作らないようにしましょう。
自宅で重曹とクエン酸で作る炭酸水は弱炭酸なので炭酸が抜けてしまいただのお湯になります。
お店で購入したものは強炭酸でできているのですが、できれば常温で使った方が良いでしょう。
まとめ
炭酸によるシャンプーやお風呂は医療の現場でも使われており健康のための確かな実績があります。
特に炭酸シャンプーをお勧めしたいのが脂性の方やベタつくフケが多い方です。
炭酸の気泡で頭皮がきれいになります。
また頭皮が硬くて毛が細いという方にもお勧めです。
頭皮が硬いとうことは頭皮の血行が悪くなっている証なので炭酸シャンプーで血行促進をし、薄毛を改善しましょう。
炭酸水シャンプーは手間暇が通常のシャンプーよりもかかってしまうのですが、それ以上にメリットの方が大きいのでまずは週1回から始めてみると薄毛予防や頭皮環境の改善、髪質改善に役立ちます。