美髪になるためのヘアケアはたくさんありますね。
外側からケアするヘアパックや頭皮パックだけではなく、身体の中からのケアが基本になります。
それは、身体の中からの栄養が髪に届くことが美髪を維持するには基本だからです。
グルメとしても、美肌ケアとしても人気が高いものとしてあげられるのが「ホタテ」です。
ご存知でしょうか。
Contents
ホタテの栄養価
ホタテは魚介類の中でも抜群の栄養価があることで有名なのです。
ホタテにはたんぱく質、カルシウム、ビタミン、鉄分が栄養成分となっているのです。
そして、嬉しいのは低脂肪で、消化しやすいという特徴があるため、動脈硬化予防の働きもある優れた食材の一つなのです。
たんぱく質を助ける?
ホタテには、人間にとって重要なミネラルの1つである「亜鉛」も含まれており、たんぱく質の合成や、人間の身体の細胞分裂にも必要な栄養素なのです。
たんぱく質が合成することによって、育毛が盛んになりやすく、健康な髪が作られ始めます。
亜鉛は身体の中で生産ができないため、取り入れることで、相乗効果が生まれます。
つまり、たんぱく質だけ、亜鉛だけを摂取しても効果がなく両方が相互に助け合うことで、健康な髪を作りだすことができるのです。
また亜鉛が不足してしまうと、脱毛や薄毛の原因にもなる可能性が高くなるため、ホタテはすべて摂取できる食材として是非とっておきたい栄養素になりますね。
髪の成長を促す栄養素
その他にも、髪の成長に必要な成分が含まれています。
髪の成長と共に艶を作る→「硫黄」
髪が細く弱くなるのを防ぐ→「ケイ素」
髪をつくる細胞の再生や成長を促す→「ビタミンB2」
まさに髪が喜ぶ栄養素ばかりなのです。
また、身体の各器官と同様な働きがあり、髪も「細胞分裂」をします。
毛母細胞で例えると、毛母細胞が「細胞分裂」をすることによって髪の毛が作り出されるのです。
その分裂の活性化を担っているのがカルシウムになります。
髪の成長に必要不可欠なもの
亜鉛はミネラルの一種ですし、さまざまな働きをもっているのです。
例えば、摂取したタンパク質を筋肉や骨・臓器、そして髪などの組織に変えていく働きがあります。
タンパク質を髪に変えるときに必要不可欠な栄養素になります。
そのことによって育毛効果が期待できます。
それが全身で行われているのです。
育毛サプリメントもありますが、大半のものに亜鉛が含まれているのをご存知でしょう。
定番成分の一つといっても過言ではないでしょうね。
それは、亜鉛がケラチンを生成することで、5αリダクターゼ酵素を抑制してくれるため、亜鉛を補給することで、AGAの原因を抑制することに繋がるのです。
バランスが大切
ケラチンは、ビタミンBによって分解されたタンパク質がアミノ酸に変化します。
さらに、アミノ酸から変化したものになります。
ケラチンは、髪の約99%を占めていますね。
そのため、ケラチンがなければ健康な髪の毛が生えることはないのです。
亜鉛は、アミノ酸からケラチンを生成するために重要な役割を果たしているのは理解できますね。
髪が成長するのに大切な栄養素になります。
亜鉛が不足しているときは、どんなにすぐれた育毛剤を用いたとしても、その効果はほとんどないに等しいでしょう。
亜鉛は必要な栄養素ですね。
さらに、薄毛や抜け毛の原因となる「男性ホルモン・5αリダクターゼの結合」を抑制する働きもあります。
5αリダクターゼ→もともと健康な身体を作るために必要なものであるため、がっしりした身体を作り出すこと。
そして精子生成、性欲上昇などに欠かせない男性ホルモン。
そしてそれを補助する酵素。
これらの働きが、薄毛や抜け毛を引き起こしてしまうきっかけになってしまうのです。
亜鉛の持つ「5αリダクターゼ酵素の抑制」と言われている働きが薄毛や抜け毛予防につながるとされているのは、このためでしょう。
もちろん、亜鉛を摂取しているからといって、実は改善できているわけではないのです。
亜鉛を摂取することで効果が期待できるものもあるのですが、できないものもあるのです。
亜鉛を摂取しているからイコール良い効果が出るものではなく、必要量を摂取することができなかったり、必要以上に摂取してしまうと、さまざまな副作用が出る可能性が高くなりやすいため、毛が抜けることがあります。
つまり、注意しなくてはならない点は、身体の中で生成できない亜鉛は外から摂取しなくてはならない必要な亜鉛ですが、ただ摂取すればいいというだけでは効果は生まれません。
一日に必要な量を摂取することが重要です。
亜鉛の摂取量
亜鉛の働きとして、一つは毛髪の主成分ともいわれているケラチンの合成になります。
そのため、亜鉛不足になることで、髪の生成をしにくくしてしまいます。
毛髪の生成をスムーズにするためには、目安となる亜鉛の摂取量を知ることが重要になりますね。
亜鉛の1日の推奨量は…
・成人男子→10mg
・成人女子→8mg
と言われています。
男女で推奨量が異なりますが、これは体格の差によるものになります。
妊娠中や授乳中の量も変わるため注意が必要です。
亜鉛を摂取しすぎるリスクは?
1日摂取量の上限として
・成人男性→40~45mg
・成人女性→35mg。
摂取量が制限されているのは、上限以上の過剰摂取量になることで、何らかの副作用が出てしまう可能性を高めてしまうからです。
過剰摂取してしまうと、銅の吸収を阻害してしまいます。
亜鉛の働きが逆効果になってしまい、銅欠乏症を引き起こしてしまう可能性が高いのです。
すると銅不足の状態になるため、同時に鉄などもうまく吸収できなくなってしまい、貧血・めまい・たちくらみなどの不調が出やすくなり、頭皮にも影響を及ぼす可能性が高まるため、髪に必要不可欠な亜鉛とはいえ、適量を守らないことで逆効果が生まれてしまいます。
貧血になることで、頭皮の血行が悪く、固くなりやすく、毛穴も詰まりやすくなりますので、頭皮に必要な栄養が十分にいき届かなくなります。
これによって、毛根にも栄養が届かなくなるため、薄毛や脱毛などの症状が現れやすくなります。
その改善として亜鉛を摂取していたことが、かえって逆効果になり、薄毛や抜け毛が悪化させてしまうのは、まさに本末転倒といわざるを得ませんよね。
日本人は過剰摂取するこてはない?
実は、日常の食事をする中で過剰な量の亜鉛を摂取することは考えられないというのです。
亜鉛過剰症は、嘔吐や吐き気・脱水症状・発熱といった症状があります。
しかし、この症状が起きるのは1日100mg以上の摂取を長期的に続けたときです。
この量は経口摂取で超えるとしたら
・1日50mgを1週間以上に摂取し続ける。
・亜鉛が豊富な牡蠣を15個以上を毎日食べ続ける。
また、亜鉛は、他の栄養素と比較してもわかるくらい、身体に吸収されにくいため、摂取しても体外に排出されやすいのです。
吸収率としては約30%と言われているのです。
亜鉛を毎日意識して摂るようにしても、吸収率が低いため実際に摂取できていない人がほとんどなのも事実でしょうね。
そのためサプリメントで摂取するのもオススメです。
厚生労働省の国民健康栄養調査によると、1日の摂取量として
・1歳以上の男性→平均で8.9mg。
・1歳以上の女性→平均7.4mg。
推奨量により近づくために亜鉛を摂取するには、亜鉛が多く含まれる食材を意識することや積極的にサプリメントなどで摂取する必要がありますね。
亜鉛を上手く摂取するためにホタテレシピをご紹介します。
ホタテレシピ
低カロリー・高たんぱく・ミネラル・ビタミンが豊富なホタテを使ったレシピ。
<準備するもの>
●ホタテ(冷凍ものでもok)
●キャベツ
●バター
●醤油
●ニンニク
<料理法>
1.ホタテは解凍して、水分をよく切ります。
2.キャベツは食べやすい大きさにカットする。
3.フライパンに多めのバターを溶かします。そしてみじん切りにしたニンニクを炒めます。
4.キャベツ、ホタテをいれ火が通ったら醤油を回しいれして完成です。
育毛を促進するのに必要な栄養素である「ビタミンB6」を多く含む食材(キャベツ・ニンニク)です。
一緒にとることで、たんぱく質を髪の生成に必須なアミノ酸に変えてくれますので、美髪に効果大が生まれやすいです。
髪にもいいですが、もちろん肌艶にも効果がありますので、是非お試しください。