女性の薄毛

くしゃみが止まらない!花粉症と女性の薄毛の意外な関係

日本人にとって花粉症は、国民病とも呼ばれるようになりました。

誰でもなる可能性がある状態の一つで、くしゃみだけではなく、涙が止まらないと言ったことも起きます。

顔がむくんでしまうといったことも花粉症ではありますが、薄毛ともつながりがあったりするのです。

花粉症とは何か

人間の体は、異物が侵入した時にこれを受け入れるか、それとも排除するのか判断するようにできています。

安全なのであれば受け入れるという体制が出来上がりますし、危険であれば排除しなければ生命活動で続けて行けなくなるからです。

花粉症の場合は様々な花粉が原因となりて引き金を引くことになりますが、これをアレルゲンと呼びます。

本題はウイルスなどに対して働く機能なのですが、花粉など本来危険性がないものにも働きが出てしまうのです。

この時に解除しようとして出来上がるのがIgE抗体と呼ばれるもので、この働きによって排除していきます。

ところが、このIgE抗体ができている段階で花粉が体内に侵入してくると、目や鼻にある粘膜の抗体と結合してしまうのです。

粘膜の中にある肥満細胞の表面に抗体がありますが、排除しようとヒスタミンなどを分泌していきます。

もっと簡単に考えれば、涙を流したり鼻水などによって花粉自体を体の外部に出そうと働いていくのです。

だからこそ、花粉症は涙や鼻水を伴う状態なのであり、くしゃみが出たりします。

人間の体の持つ防御機能の一つではありますが、非常に辛い状態であるのは確かです。

軽い状態でもくしゃみや涙が止まらず、体のむくみを感じる人も多くなるでしょう。

薬を服用しなければ止められないという人も多い中、花粉症と薄毛のつながりも考えていかなければいけないのです。

そこには偶然ではなく、色々な問題が関わり合ってくるからこそ、薄毛になってしまうという状態が見えてきます。

水毒という考え方

花粉症の考え方の一つに水毒と呼ばれる状態があります。

体の中に余分な水が溜まった状態を水毒と呼びますが、花粉症によって引き起こされる涙や鼻水というのはこの水分を体外に出している状態と考えられるのです。

つまり、花粉によって体の中に余分な水分が溜まり混んでしまうという状態が起きると考えられています。

この状態が続けば当然体はむくんでしまいますが、顔を出そうだけではなく頭皮にもむくみが起きると考えられるのです。

実際に花粉症で苦しい時に、顔や手足がむくむという状態はよくあります。

かなり苦しい思いをする場合もありますが、頭皮で起きれば悪影響が出るのは間違いありません。

むくんでしまうと血行不良が引き起こされてしまうからです。

逆に血行が良ければ体内の水分は循環していきます。

どちらにせよ体には警報が出ている状態で、抜け毛や薄毛にも繋がってしまう状態です。

血行が悪化している状態は、頭皮にも栄養が行き渡りません。

栄養がなければ髪を作り出すのは不可能であり、ヘアサイクルがどんどんと悪化していってしまうのです。

ヘアサイクルに狂いが生じれば、どのような方法をとっても、髪がうまく育たず抜けてしまう状態ができてしまいます。

この状態では育毛剤などを使っても髪に悪い影響を与えられません。

外部からどのような方法をとったとしても、根本的な部分で髪が作られない状態となってしまうからです。

花粉症と自律神経

花粉症の状態でもう一つ問題があるのは、自律神経に関わる状態です。

くしゃみや目のかゆみなどで集中できない状態は、自律神経の働きが落ちている状態と考えられます。

自律神経の働きが悪くなると、ヘアサイクルにも影響が出てくるのは、自律神経の影響のは血液の流れに関わるからです。

自律神経がうまく働かなくなると、血管の収縮を引き起こしてきます。

体にストレスがかかった時と同じような状態ですが、生命活動を最優先と取るため、頭皮のような末端の血管を収縮させ、血液を流れにくくするのです。

頭皮で血液が流れにくくなる状況ができ分かれば、ヘアサイクルにも当然影響が及びます。

花粉症は1日2日で治るものではなく、アレルゲンがある限り続く状態です。

非常に長い間苦しむことになりますが、その間ヘアサイクルに影響を与え続ければ、薄毛になってしまうでしょう。

水毒の考え方とは何がありますが、血液の流れが悪くなり、頭皮が乾燥しやすい状態にもなります。

頭皮が乾燥すれば、毛穴も収縮してしまい、環境が悪化したことにより薄毛につながることも出てくるのです。

花粉症対策はマスクとメガネで

花粉症の影響が出始めた時に、どの状態を考えたとしても、髪にとっていいものは一つもありません。

出来る限り改善の道をとらなければいけませんが、最も必要なことになるのは花粉を侵入させないという点に尽きます。

アレルゲンである花粉が侵入しなければ、花粉症というアレルギー症状は起きないからです。

外出する際には、花粉を通さないようなマスクをするというのは基本的な方法で、対策用に作られている眼鏡をかけたりするのも有効です。

花粉の粒子は大きなもので、湿度が高くなると飛べません。

花粉対策用のメガネの中には、水を蓄えられるようにされているものもあり、周囲の人を出来るだけ高くし付着を防ぐ機能を持っています。

マスクも花粉に対応したものであれば通さずに進むでしょう。

これだけで体の中に侵入してくる花粉を排除できるようになるのです。

しかし、これだけでは対策とはなりません。

花粉は外にいる間に侵入しているだけではなく、自分で部屋の中に持ち込んでしまう可能性もあるからです。

花粉症を持ち込まないために

花粉を部屋に持ち込まないというのが大事なポイントになりますが、目で見てわかるものではないというのが問題点です。

はっきりと花粉が付いているとわかれば排除できますが、判断がしにくいからこそ花粉症で苦しむことになります。

外出する場合には、服などに付着しにくいような素材を選ぶと良いでしょう。

ビニール素材などのものであれば、軽く叩くだけでも花粉を落としていけるからです。

問題は、服装だけではありません。

最も付着しやすくなるのは髪の毛だからです。

髪に花粉が絡まれば、自然とアレルゲンを持ち込んでしまっている状態となります。

髪に付着した花粉を落とすのは、ブラシをかけるのが簡単です。

外出先から戻ってきた時には、まずはブラシをかけて花粉を落とさなければいけません。

手ぐしだけでも落ちるのが花粉ですので真っ先に対処していく必要があります。

その後に服についた花粉を落とせば、室内に持ち込んでしまう量を極端に少なくできるのです。

これだけで花粉症対策につながるのを見逃してはいけません。

お風呂に入った時も丁寧にシャンプーして、トリートメントしておくのが大切です。

トリートメントをすることによって静電気を下げ、花粉がついてしまうのを少なくできます。

これだけでも間接的には薄毛対策につながっていくのですから、積極的に取り入れていくべきです。

注意しなければいけないのはトリートメントなどは、すすぎ落として頭皮には付着させない状態を作らなければいけません。

頭皮にとってトリートメントが異物であるのは間違いなく、毛穴にも詰まってしまいやすいため、逆効果になるからです。

まとめ

花粉症は非常に辛い状態で、様々な悪影響を与えていきます。

その一つとして薄毛につながるというのは、人間の体は一つの原因で動いてるわけではないことを示しているでしょう。

体にとって悪影響を与えれば、体の中で作り上げる髪に影響が出るのは必然です。

健康ということも考えながら薄毛対策をしていかなければいけないポイントともいえます。