女性は年齢を重ねていくと薄毛の悩みが増えていきます。
一度薄毛を発症してしまうとなかなかそれを改善させることは大変です。
特にその問題に直面し始めるのが40代からで薄毛の種類でいうとびまん性脱毛症や女性性男性型脱毛症といったものがあります。
これらの症状は女性が更年期を迎え女性ホルモンが減っていくことが原因とされています。
ですから、できるだけそうなる前から女性の薄毛への予防対策が必要となるのです。
では薄毛の予防対策というのはどのようなものがあるかというと、日頃の生活習慣の改善は必須で使うアイテムは女性用育毛剤となります。
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女性用育毛剤は女性が絶対使ったほうが良い理由
女性の髪は男性よりも太く本数も1〜2万本多いとされています。
また女性の髪の毛は女性ホルモンの影響を受けて成長します。
女性ホルモンの中でもエストロゲンがその大半を占めます。
そのため女性には女性用育毛剤を使ったほうが効率よく髪の毛の育毛効果を促進させることができます。
女性には男性用の育毛剤が合わない
そもそも女性の髪は男性とは違って作用するホルモンがちがいます。
男性の薄毛の場合遺伝などの影響によって男性ホルモンであるテストステロンがジヒドロテストステロン(悪玉男性ホルモン)へ酵素変換しその影響で薄毛を発症します。
そのため男性用育毛剤には男性ホルモンの酵素変換を阻止するための成分が含まれます。
その薬剤の成分をフィナステリドといいますが、この薬剤は女性には副作用を伴うため女性の使用または触れることさえ禁忌とされています。
一方、女性の薄毛は女性ホルモンの減少に伴った薄毛が多いため、女性ホルモンの代用成分が含まれた育毛成分や髪の毛の成長を促すための栄養素を含んだ育毛剤が多いです。
女性と男性とでは根本的に薄毛の原因が違ってくるので、男性用の育毛剤や男女兼用の育毛剤は女性が使ってもほとんど意味がないと思っていても良いでしょう。
女性の髪に合わせた女性用育毛剤の効果
女性用育毛剤は男性用育毛剤と違って副作用リスクのある薬剤を使っていないものがほとんどです。
そんため頭皮やお肌にも優しく安心して使えるものが豊富です。
それでは、女性用育毛剤の効果としてどのようなことが期待でき、効果的な成分を下記にまとめてみました。
女性ホルモンの代用成分で発育、育毛を促す
女性の髪は女性ホルモンであるエストロゲンが毛根内部にあるもう母細胞という箇所に影響し髪が成長します。
加齢やストレス、生活習慣の乱れによってそこに必要とするエストロゲンの減少が女性の薄毛を発症させてしまいます。
女性用育毛剤には大豆エキス、甘草エキス、よもぎエキス、ヒオウギエキスなどエストロゲンの代用成分やホルモンバランスを整えてくれる成分が含まれており、女性の薄毛の根本的な原因の解決に導きます。
頭皮の血行を促す
女性の多い冷え性や貧血などは髪の毛の成長の妨げになってしまいます。
女性の髪は血液から栄養や酸素を吸収し育ちます。
そのため女性用育毛剤にはこの血行を良くし髪の毛の成長を助けるための成分センブリエキス、トウガラシエキス、クララエキス、オタネニンジンエキスなど血行促進作用のある成分が含まれています。
頭皮の過剰な皮脂分泌を抑制する
よく頭のベタついている女性を見かけますが、これは女性ホルモンのバランスが崩れている場合があります。
髪の毛や頭皮に影響する女性ホルモンはエストロゲンとプロゲステロンがありますが、女性ホルモンのバランスが崩れプロゲステロンが優位になっていると女性の頭皮の皮脂が過剰に分泌してしまう恐れがあります。
皮脂が過剰に分泌してしまうと皮脂を餌としている菌類が大量繁殖し毛根に痛烈なダメージを与え育毛の阻害をしてしまいます。
そんため女性ホルモンにはこのような状況にも対応できるように、セージエキス、ボダイジュエキス、グリチルリチン酸2kなどの成分が含まれており、それら成分が女性の頭皮環境を守ります。
頭皮を保湿保護する
女性は年齢を重ねると女性ホルモンの減少に伴い頭皮の保湿力も低下していきます。
また肌代謝も低下していきますので頭皮が乾燥しやすく頭皮たるみを引き起こしてしまいます。
頭皮たるみが起きると毛穴の形が歪み髪の毛に十分な栄養が行き渡らず髪のパサつきや髪の質感の変化、切れ毛や抜け毛の原因となります。
また頭皮たるみはお肌のたるみの原因にも直結してしまうため雪崩たるみの原因にもなってしまいます。
そうした頭皮の老化を防ぐために女性用育毛剤にはトレハロースエキス、ヒアルロン酸、ビワハエキス、カミツレエキスなど頭皮の保湿力アップのための成分が含まれます。
頭皮に柔軟性をもたらす
特に女性でストレスを抱えていたり、神経質な方は頭皮が硬い傾向にあります。
頭皮が硬い女性の特徴は皆細毛です。
その理由は頭皮が硬くなってしまっているため十分な栄養を血液から髪が受けていないことが原因です。
頭皮には無数の毛細血管があり、髪の毛はその毛細血管を流れる血液を栄養にしています。
そのため頭皮が硬いと血流が悪く、最悪毛細血管事態が機能していないこともあります。
そうした硬い頭を柔軟にさせ毛細血管の働きを促進する成分が女性用育毛剤には含まれています。
その成分は加水分解ヒアルロン酸、コンドロイチン、大豆エキスなどになります。
髪の成長を促進する栄養素が含まれる
また女性用育毛剤には頭皮硬化で栄養を十分に受けれない髪のために髪の毛の成長に欠かせない栄養成分を直接髪の毛に与えることができます。
プラセンタエキス、ジオウエキス、クララエキス、ゴボウエキスなどの成分が含まれます。
女性の中の男性ホルモンを抑える
女性の体の中にも男性ホルモンが約1割程度存在ます。
女性ホルモンの減少によってこの男性ホルモンと女性ホルモンとの優位差が縮まってしまったときに女性も男性に似たような薄毛を発症する場合があります。
これを女性性男性型脱毛症(faga)と呼びます。
そうした男性ホルモン優位の薄毛を抑えるためにチョウジエキスやオウゴンソウエキスなどが含まれています。
このように女性用育毛剤には様々な栄養成分、育毛成分が含まれておりなおかつそれはすべて天然エキスでできているため肌のトラブルや副作用などのリスクが極力抑えられており安全性の高いものとなっています。
女性のための女性用育毛剤の正しい使い方
女性に効果的な女性用育毛剤も効率よく使っていくのに大切なことをお伝えします。
女性用育毛剤は朝晩2回毎日頭皮ケアする
女性用育毛剤は朝晩2回毎日行うことが必須です。
一日でも休んでしまうとその効果は半減するものと思ってください。
毎日と言ってもお化粧やお肌の手入れをするように習慣化するだけで時間も1〜2分程度なので気軽に取り組めます。
もう一度いいますが、毎日行いましょう。
朝は寝起きすぐのほうが効果的です。
夜はシャンプー後にドライヤーで髪を乾かしてから使いましょう。
髪の毛でなく地肌に塗り込む
育毛剤なので髪の毛につけてもあまり意味がありません。
そのため育毛剤は根本に刷り込むような感じで塗布していきましょう。
頭皮マッサージをする
一緒に頭皮マッサージを加えるとなお効果的です。
お肌にも化粧水を塗ったときパッティングをすると思いますが、頭皮もそれと同じで指の柔らかい腹の部分を使い頭皮のツボを意識しながら指圧マッサージをすると育毛によいツボも刺激され効果倍増です。
薄毛の気になるところは重ね塗り
薄毛が気になるような生え際や頭頂部、つむじ付近は2度の重ね塗りが効果的です。
薄毛を発症しやすい場所というのは栄養が足りていないので重ね塗で十分な栄養補給をしてあげましょう。
まとめ
女性の薄毛年齢は40を過ぎたあたりからある日突然やってきます。
そうならないためにも薄毛を発症する前から女性用育毛剤というアイテムを正しく使い育毛ケアをしていくことが将来の薄毛問題を解決します。
薄毛は発症してから改善するのが非常に大変なので、その前から予防策として女性用育毛剤で頭皮ケアをする習慣づくりをしていきましょう。