育毛剤

【薄毛特効薬】女性の育毛剤の種類とその効果

薄毛に悩む女性の心強い味方となる育毛剤。

男性向けのものばかりがクローズアップされていますが、もちろん女性の薄毛にも効果的で、その市場はどんどん広がっています。

そこでこの記事では育毛剤の種類とその効果、さらには効果的な使い方などについて解説していきますので、薄毛に悩んでいて育毛剤の使用を検討されている方は是非参考にしてください!

育毛剤の種類

数多く発売されている育毛剤ですが、もちろん製品ごとに成分も薬効も明確な違いがあります。

ことに薬効については、分類の仕方はいろいろあるとして、4種類に分けられます。

①血行促進タイプ

毛細血管を拡張して、血流を増加させるタイプです。

つまり毛母細胞になるべく多くの血を贈って、細胞分裂を活発にさせようとするものです。

育毛剤全体の中でもこの種類の比率が高いです。

②毛母細胞活性化タイプ

毛母細胞を活性化させ、毛の休止期を短くしていこうとするタイプです。

まだ多数派ではありませんが、新しい型の育毛剤には、このタイプが徐々に増えています。

③男性ホルモン抑制タイプ

3つ目は、薄毛の原因となってしまう男性ホルモンの作用や増殖を抑えるタイプです。

毛根の奥に潜む男性ホルモンの作用を直接的に成分が浸透して効果を発揮します。

④頭皮環境改善タイプ

過剰に分泌される皮脂を取り去るなど、頭皮を活性化して、その新陳代謝を高めていこうとするタイプ。

フケ防止、カビや細菌の消毒、殺菌などもこれに含まれます。

血行促進タイプの成分や特徴

血行促進タイプの育毛剤の主成分は、胃腸の働きを活発にする働きがあるとして、もともと胃下垂を治す薬で登場した塩化カルプロニウムです。

しかし塩化カルプロニウムを頭皮に直接塗ると、自律神経を刺激興奮させ、末梢血管の拡張を促すことが分かってます。

ただ、あくまで血行促進効果どまりであったため、その限界を超えるために、現在の育毛剤ではカシュウ、チクセツニンジンなどの漢方薬を配合して毛母細胞の活性化にも働きかけています。

血行促進タイプは、まだ薄毛の状況がそれほど進行していない、いわば「予防」の段階の人が使うのに向いているとされています。

毛母細胞活性化タイプの成分や特徴

毛母細胞を活性化させ育毛を促進する育毛剤の主成分は、ペンタデカン酸グリセリドです。

これには細胞エネルギーの素ともいわれる物質の生産を増やす効果があります。

そこでこの成分を毛根の中の毛乳頭に働きかけ、エネルギーを増やして発毛の成長エネルギーを強化しようとするのがこの育毛剤の基本的な狙いです。

中には有効成分を奥でコントロールする毛乳頭も刺激してヘアサイクルの正常化を図ろうというものも発売されています。

この毛母細胞活性化タイプの育毛剤は、やや薄毛の進行が進んでいる人向きと考えればいいです。

相性がいいものを選ぶことが大切

はっきり言うと、付けてみないとどの製品が自分の頭と相性が良いのかはわからないのが育毛剤です。

なので継続的に根気よく使い続け、ある一定期間効果が出ない場合は、他の育毛剤を試す。

そうして使っていくのが一番効率的な使い方となっています。

医薬品と医薬部外品の違い

通常、育毛剤と呼ばれるもののほとんどは医薬部外品であり、医薬品と呼ばれているのはごく一部です。

この両者の違いを簡単にいうと、医薬品はつまり薬局・薬店で売られる薬であって、厚生労働省から製造販売の認可をとるまでにはいくつもの試験を経なければならないものです。

一方、医薬部外品は厚生労働省の認可は必要となりますが、医薬品ほど高いハードルはなしで認可が得られるものです。

要するに、医薬品は薬局・薬店でしか売っていないが、医薬部外品はスーパー、デパートなどでも売っている、ということです。

また、医薬品は成分表示だけでなく、それぞれがどれだけの分量で含まれているか、また使用期限などもきちんと表示しなければいけません。

しかし医薬部外品の場合は成分表示だけあれば良いことになっています。

育毛剤に医薬部外品が多い理由

なぜ育毛剤に医薬部外品が多いかというと、医薬品に指定してもらうためには、動物実験、安定性実験、臨床試験などをクリアして開発から申請まで10年近くかかるといわれているからです。

一方医薬部外品なら、薬事法で指定されている成分を適量配合して申請すれば、2年ほどで商品化することができます。

薬事法指定以外の新規成分を配合するときも、保湿剤として混ぜると認可に手間がかからず、開発にお金と時間をかけずに新品を売り出すことができるのです。

育毛剤の効果的な使い方

せっかくお金をかけて育毛剤を買っても、使い方次第ではただの水と同じようになってしまいます。

毛穴の中に入り込み、毛根にまで浸透させなければ、いくらつけても気休めにしかなりません。

そこで育毛剤の効果的な使い方について解説していきます。

振りかけるだけでは効果はない

毛穴は約1mmの間隔ごとに、約0.1mmの太さで空いています。

つまり、丸坊主にしても10分の1も浸透しないのに、パッパッと振りかけるだけでは、さらに髪の毛に邪魔されて中に成分が入っていけないわけです。

毛根がフケや脂でふさがれていたら、なおさら救いようがありません。

そのうえ、せっかく毛穴に入っても、最も育毛剤を必要としている毛母細胞や毛乳頭に染み込むのjは、更にその数分の1といわれています。

この確率を少しでも上げること、それが育毛剤を有効に使う秘訣です。

洗髪する

まずはフケや脂などを洗髪でしっかりと洗い流しましょう。

頭皮に脂が残っていると、ちょうどワックスがけした自動車みたいなもので、いくら育毛剤をかけてもただ跳ね返されるだけで意味がありません。

しかもそのあとにせっかく頭皮マッサージをしても、育毛剤ではなく脂の方を毛穴にしみこませる結果になり、始末が悪いです。

その辺に注意して髪を洗った後、シャンプー、リンスを完全に落として、水気をきちんととりましょう。

マッサージしながら成分を浸透させる

頭皮の数か所、特に気になる部分を中心に育毛剤をかけながら、もう一方の手で揉みほぐしながら頭皮になじませます。

次は両手でマッサージ。

十本の指の腹がそれぞれ円を描くように入念にやるのがコツです。

マッサージは単に育毛剤を浸透させるだけでなく、毛母細胞を刺激して、血行促進にもなるというので、なるべく長く、最低でも5分~10分はやった方が良いといわれています。

洗髪後だけでなく、いつでも、気が付いたときに頭をマッサージするのは、育毛効果だけでなく、疲労回復やストレスの解消にも繋がりますのでおすすめです。

自分に合った育毛剤を選んで効果的に使おう!

いかがでしたでしょうか?この記事では育毛剤の種類やその効果、効果的な使い方について解説してきました。

育毛剤の種類は大きく分けて4種類あり、それぞれ配合されている成分が異なりますので、薄毛の進行度合いに合わせて自分に合ったものを選ぶことが大切です。

ほとんどの育毛剤は医薬部外品なので、スーパーやデパートで手軽に購入ができますので、是非一度自分で手に取って有効成分などを確かめてみてください。

また、育毛剤を使って終わりではなく、それ以前に食事、入浴、洗髪を夜の21時までに済ませ、質の高い睡眠をとることが大切ですので、自分のライフスタイルを見直して改善できるところは自ら改善し、育毛剤の効果をより高められるようにしましょう。