ヘアケア

ヘアーアイロンが薄毛女性の髪に及ぼすデメリットとは

皆さんは毎朝のヘアーセットを、どのようにしていますか?

髪にスプレーを吹き付けてブラッシングして終わりだったり、ワックスやムースでしっかりヘアースタイルのキープをしたりするかと思います。

朝は忙しい時間帯ですから、そんなに手間を掛けて居られない方がいる一方、少し余裕を持って起床しヘアーアイロンを使うきちんと派もいるでしょう。

手軽に扱えるアイテムですから、思い通りのスタイルを作り出すのに今や欠かせない存在のヘアーアイロンですが、使用方法によっては髪の毛に大きなダメージを与えかねません。

それでは、ヘアーアイロンのデメリットとは一体どんなものなのかご紹介致します。

ヘアーアイロンとは何か

知らない方は少ないと思いますが、念のため簡単にヘアーアイロンについてご説明させて頂きます。

ヘアーアイロンとは、電気による熱を利用した髪の毛版のアイロンです。

ワイシャツやハンカチなどに使用するアイロンとは熱量も違います。

綿製品などのシワを延ばす物である一方、ヘアーアイロンは髪の毛をストレートにしたり巻紙風のカールを作り出せる便利な物です。

パーマ等は美容院に行って施してもらう場合が多いですが、ヘアーアイロンさえあればその日の気分に合わせて変幻自在にヘアースタイルを整える役割を担ってくれます。

また、朝ですと寝ぐせ直しにも一躍買っているケースも見受けられます。

注意事項が実は多い

電気の熱を利用した製品ですから、当然ですが熱さには十分な注意が必要です。

髪の毛に直接挟みこんだり、巻きつけたりするように使用する製品が殆どですが、その部分にこそご存知の通りに多くの熱が蓄えられます。

うっかり手で触ってしまったという状態になり、やけどをしてしまった経験のある方は結構多いものです。

髪の毛を一か所にまとめて使用しますが、少しずつ髪を束ねた状態で使ったり、自分の好きなヘアースタイルに合わせて髪全体にアレンジを加えたりするでしょう。

よって、次々とアイロンを施すのに時間も当然ながら掛かります。

特に忙しい朝の時間帯ですと、しっかりとヘアーアイロンを温める為に時間を要したりするので焦って髪をセットしているが為にうっかりやけどしてしまった…という事に繋がりやすいでしょう。

また熱々の状態ですから、そのまま片付けるのは大変な危険を伴います。

コンセントからプラグを抜くことはもちろんですが、その後の置き場所には更なる注意が必要です。

燃えやすい物の近くに置かない事はもちろんですが、テーブルや洗面台からの落下にも気を付けましょう。

特にお子さんや他の家族で、どんな用途で使用するものか分からない人は、知らずに熱さを帯びている部分をぎゅっと素手で掴んでしまうという事も予測できます。

冷めてしまえば危険性は回避できますが、ご自分が使用する上では周囲への安全にもしっかりと気を配る事が大切です。

男性の中にも、何なのか分からない方が多くいらっしゃるでしょう。

ヘアーアイロンの使用方法

ヘアーアイロンは乾いた状態の髪の毛に使用する

ドライヤーもヘアーアイロンも、どちらも髪の毛に使用するのでそんなに大差はないと思われがちです。

しかしながら、髪の毛の水分を飛ばす目的で使うドライヤーは濡れた髪に使っても問題はないのですが、ヘアーアイロンは違います。

濡れた髪に直接アイロンしてしまう事は、髪の毛をより一層傷める原因となってしまっています。

これは生乾きの髪の毛などでも同様のようです。

どちらかと言うと、髪に対するダメージから守る為に少しでも濡らして置いた方が良さそうなイメージがあります。

ところがヘアーアイロンは直に熱を髪に加えるので、逆に髪の毛のキューティクルを傷めつけてしまうのです。

キューティクルが剥がれやすくなる状態を引き起こすと、髪の毛に含まれる水分など大切な物が失われます。

髪が痛むと目立つ、切れ毛や枝毛が沢山増えてしまうでしょう。

なので、ヘアーアイロンは乾いた状態の髪の毛に使用する事が望ましいのです。

髪を引っ張って使用するのはNG

また、使用する上でついついやってしまいがちな事にも注意したいものです。

それは髪の毛を必要以上に引っ張ることです。

特に寝ぐせを直したいとか、ストレートヘアにしたい時に必要以上の力が自分でも気付かない内に加わっています。

熱を帯びている部分だけを使ってスタイリングするはずなのに…

何となくグッと引っ張る方がより一層、効果が期待できるのではないかという気持ちになってしまうのでしょう。

これは髪の毛に大きな負担を与える結果を招きます。

また、髪の根本にもその影響は及ぶ可能性があり、抜け毛や薄毛を誘発しかねないのです。

なるべく髪を引っ張らないようにヘアーアイロンは使っていきましょう。

ヘアーアイロンの温度に注意!

そして熱を利用したスタイリングとなる訳ですが、この温度にも気を付けなければなりません。

髪の毛が痛みそうだから低い温度でヘアーアイロンを使えば髪にも優しそうという気がしていませんか?

実はそれでは、しっかりとしたヘアースタイルを作り出せないのです。

きちんと髪の毛をキープさせる力が弱まってしまうので結局、何度もヘアーアイロンを当てなくてはならなくなります。

その結果、髪に必要回数以上の摩擦や熱を与える事となってしまうのです。

適温でしっかりと、なるべく1度で終わらせることを年頭に入れておくと髪へのダメージを最小限に抑えられるでしょう。

髪に優しいヘアーアイロンを選ぼう

何だか色々なデメリットを聞いてしまうと、髪の毛を傷めたくないし使わないに限るのかな…という気持ちになってしまいそうです。

しかし、ヘアースタイルが心に与える影響というのはとてつもなく大きいものです。

特に女性は美容院に行く回数も多く、気分転換を兼ねて頻繁に髪色を変えたりパーマを当てたりする方も沢山います。

わざわざ美容院に行かなくても、手軽に毎日のヘアースタイルを変えられるのでヘアーアイロンの需要は高まっているでしょう。

ですから髪の毛に対してのダメージを出来る限り抑える商品もあるので、ご安心下さい。

髪の毛が蓄えている水分の蒸発を抑えたり、潤いをキープさせるといった髪に優しい商品を使用していく事で自分の大切な髪の毛を守りながら楽しみましょう。

またヘアーアイロン用のスタリング剤も販売されているので、そちらの使用もおすすめです。

ですが出来れば、日ごろのケア方法やアイロンの使用前に事前に髪のお手入れをする事によって、髪の潤いを保ったりダメージを回避する事も難しくはないのです。

ブラッシングを事前に行う事も忘れないようにしましょう。

これを洗髪前やヘアーアイロンの前に行う事で、髪の絡まりが解れてダメージの軽減に繋がります。

また洗髪後にコンディショナーやトリートメント剤を使い、髪の毛に栄養分をしっかりと補う様に心がけます。

タオルドライでは、ゴシゴシと水分を取るような事をせず、優しく髪を挟んで水分をタオルに吸収させるとよいでしょう。

そしてヘアーアイロンの買い替えにも注意すべきです。

長く使っているとアイロンが直接髪の毛に触れる部分に傷が付いたりもします。

そのまま使用するとどうなるか…もうお分かりですよね?

そうです、髪を傷つける原因となります。

また、せっかくセットしたはずなのにキープ力が甘いと感じる時は、温度調節が思う様に行われていない可能性もあります。

自分好みのヘアースタイルで、楽しい毎日を過ごしましょう。