抜け毛や薄毛が気になっていると、ドライヤーで髪を乾かすときも、髪が傷んでしまうのではないかと心配になってしまうこともありますよね。
髪は熱に弱くできていますから、確かにドライヤーの使い方を間違えるとダメージを与えてしまい、抜け毛の原因を作ってしまうこともあります。
ですが、正しくドライヤーを使用することで、抜け毛対策にもなるんです。
今回は、薄毛はドライヤーの使い方に問題があるのか?という疑問や、抜け毛を減らす正しいドライヤーの使い方などについて、詳しくお伝えしていきます。
Contents
薄毛はドライヤーの使い方が問題?
ドライヤーは髪を傷めると聞いたことがある人は、きっと少なくありませんよね。
抜け毛や薄毛が気になっている女性は、ドライヤーを使用することに抵抗を感じる人がいるかもしれません。
実際は、抜け毛や薄毛に良い、正しいドライヤーの使い方があるんです。
ここでは薄毛とドライヤーの使い方を詳しくご紹介していきます。
薄毛にドライヤーは使った方がいいの?悪いの?
髪にはキューティクルというものがあり、髪の内部を守る役割をしています。
キューティクルは日々、紫外線や摩擦・熱などによって、外部から刺激を受けることで剥がれてしまいますが、全部剥がれてしまうとキューティクルの下層にある毛皮質がむき出しの状態になります。
バリアがなくなった状態では、髪の内側にある水分や栄養素などが流れ出て、髪の色が落ちたり枝毛になったりパサついたりと、髪がダメージを受けて痩せて細くなり、切れやすい状態になります。
キューティクルは一度剥がれると元には戻りませんので、どんどん髪から栄養や水分が抜けて、ハリやコシ・ツヤのない髪になっていきます。
そのため、健康な髪を保つためにはキューティクルを失わないようにすることが大切になります。
では、キューティクルを傷つけてしまうのはどんなときかと言うと、髪が濡れている状態です。
髪が熱に弱いからと言って、自然乾燥のまま眠ってしまう人もいるかもしれませんが、よけいに髪を傷める結果となります。
キューティクルは濡れている状態のときに開く性質があり、開いた状態のときは摩擦などの外部からの刺激でも傷みやすくなってしまうため、丁寧に乾かすことが大切になります。
それと濡れた状態のままにしておくと、頭皮も蒸れて汚れがつきやすい状態になります。
頭皮環境が悪化していくことで抜け毛にも繋がりますので、シャンプー後などは手早くドライヤーで乾かすことが大切です。
早く乾かせば頭皮の雑菌の繁殖を防ぐこともできますし、育毛剤も浸透しやすくなりますので、育毛効果を高めることが期待できるでしょう。
ドライヤーの使い方
では、髪を傷めることなく正しくドライヤーを使うには、どうしたら良いのかを説明していきます。
抜け毛予防のタオルドライの仕方
シャンプー後はしっかりとタオルドライをすることが大切です。
タオルドライをあまりしていない状態でドライヤーを使用すると、その分髪が乾くまで時間がかかることになり、ドライヤーを使う時間が長くなってしまい、髪を傷める原因になります。
タオルドライに使用するタオルは吸水性が良い素材のものを選び、濡れた髪を両側から挟んで、ポンポンと軽く叩くように優しく髪の水分を拭き取るようにすると、ダメージを防ぐことができます。
水滴が毛先から落ちない程度になるまで、タオルドライすることが大切です。
抜け毛予防のドライヤーの使い方
ドライヤーは20㎝以上離して頭上から下に向かって風が当たるように使用しましょう。
*ドライヤーと頭皮や髪の位置が近すぎると、熱でダメージを与えてしまいます。
ドライヤーは頭皮を中心に、全体的にまんべんなく乾かすように心がけてください。
*一カ所に集中的に熱風を当てつづけることは、ダメージの元になります。
髪は完全に乾燥する必要はなく、8割程度で大丈夫です。
何故、8割程度の乾燥で良いのかと言うと、水分が全くない状態になると、髪の内部にあるタンパク質が固まってしまうため、髪の弾力性がなくなりしなやかさを失ってしまうからです。
ただ、仕上げの際には熱風ではなく、冷風を当てることで頭皮が蒸れることを防ぎ、頭皮環境を清潔な状態に保てますので、最後は冷風を使うよう心掛けてください。
ドライヤーのポイント
現在ドライヤーはたくさん販売されていますが、抜け毛や薄毛が気になる場合は、どんなドライヤーを使用すると良いのでしょうか?
たくさんありすぎると、何が良いのか分からなくなってしまいますよね。
ここでは、抜け毛や薄毛が気になる人が使用すると良いドライヤーのポイントを、3つお伝えします。
ドライヤーの温度
最初にドライヤーの温度ですが、一般的なドライヤーの熱風の温度は、吹き出し口付近で100度くらいの設定となっている商品が多いのですが、育毛の効果を期待する場合は、低温のドライヤーを使用しましょう。
髪は熱に弱いため熱風ではダメージを受けやすいことと、薄毛の人は熱風が頭皮に当たりやすい状態にあるため、火傷などの頭皮ダメージを受ける可能性も高いので、低温で使用することで、ダメージを防ぐことができます。
現在販売されているドライヤーには温度調節ができ、低温に設定切り替えができるものもたくさんありますから、抜け毛や薄毛が気になる人は、使用するドライヤーを変えてみましょう。
薄毛にいいドライヤーの機能4つ
では実際にどんなドライヤーが薄毛に効果があるといわれているのか、おススメのドライヤー機能を紹介します。
プラズマクラスター
有名な電化製品なので、聞いたことがある人も多いと思います。
プラズマクラスターは、頭皮環境の改善と育毛効果があると、シャープが実験結果を元に発表した商品です。
マッサージアタッチメント
皮脂のバランスを整え、頭皮の潤いと清潔を保つと、メーカーでいわれています。
しかも、マッサージアタッチメントで頭皮を刺激することができます。
マイナスイオン
マイナスイオンは、体内で老化や新陳代謝を悪くさせる原因である活性酸素を取り除いてくれる役割をします。
頭皮の環境を整えるためには、新陳代謝が良い状態が必要になりますから、マイナスイオン効果で育毛促進していくことを期待していきましょう。
遠赤外線
遠赤外線はマッサージ機器やダイエット器具、体調不良時の治療など、体を温めて代謝を上げることで効果を出します。
育毛には血流を良くして栄養が頭皮全体に行き渡ることが大切な条件となっているため、遠赤外線で血行促進し、育毛効果を期待していきましょう。
薄毛にいいドライヤー
薄毛や抜け毛に良いといわれるドライヤーの機能を見てきましたが、次は実際に販売されているドライヤーを詳しく見ていきます。
どれも薄毛や抜け毛に良いとされているドライヤーですので、今後ドライヤーを購入するときの参考にしていただければ幸いです。
では、ドライヤーを3つ、詳しく紹介します。
スカルプドライヤー
頭皮と髪の両方のケアができて良いと、高い評価を得ているドライヤーです。
ドライヤーの熱は低温の60度で、設定温度自体が低くなっているため、髪や頭皮へのダメージが軽減されます。
しかも遠赤外線機能により、しっかりと乾かすことができるだけでなく、新陳代謝を促すことで血行良くし、育毛効果も期待できる仕組みになっています。
ヴァインウォッシュエヴァ
抜け毛や薄毛はもちろん、フケや頭皮のトラブル対策として、頭皮ケアの効果があると言われるドライヤーです。
オゾンを発生することで、抜け毛の原因となる5-α‐リダクターゼ還元酵素を抑制する働きと、除菌効果もあるため、雑菌などの発生を予防することが可能になり、頭皮環境を整えることが期待されます。
シャープ / IB-JX9K
髪を乾かしながら頭皮マッサージが可能になるという優れた機能付きのドライヤーです。
もちろん、髪を乾かしたあとにマッサージをすることもできます。
温度調節は4段階機能付きで、HOT(スピードドライ.95度)・WARM(いたわりドライ.75度)・SCALP(地肌ドライ.50度)・COLD(仕上げなどの冷風)
4段階機能を使い分け、頭皮や髪のダメージを防ぎながら、育毛を促進できる環境を整えていくことが期待されますし、プラズマクラスター搭載により、プラスとマイナスのイオンで髪をダメージから守って健やかな髪作りをしてくれます。
まとめ
では今回は、薄毛はドライヤーの使い方に問題あるのかどうか?ということと、抜け毛を減らすドライヤーの使い方をお伝えしました。
髪は濡れたままにしておくと雑菌によって頭皮環境が悪化するだけでなく、キューティクルを傷つけてしまい、髪そのものにもダメージを与えることになります。
結果として頭皮と髪の両方に良くない状態になるため、抜け毛や薄毛の原因に繋がりますので、手早く乾かすことが大切です。
ただドライヤーでも温度調節機能がないものは、逆に薄毛の人には頭皮ダメージが強くなるため、使用するドライヤーを選び、正しいドライヤーのかけ方を守って、抜け毛対策をしてください。