ヘアケア

ヘアカラーをしたとき、女性の薄毛と頭皮に良くないこと

みなさんはヘアカラーを普段からしていますか?

おしゃれのためのヘアカラーをしている人は沢山いると思います。

しかしヘアカラーの欠点は、髪の毛と頭皮のダメージの原因になることです。

どんなにキレイなヘアカラーをしても、肌や髪の毛がボロボロになってしまっては困りますよね。

そんなヘアカラーは、髪の毛と頭皮のダメージの原因になることは良く知られています。

しかし、具体的にどんな成分が原因となり、どんな悪影響があるのか、詳しく知る人は少ないと思います。

今回は、ヘアカラーにおける頭皮と髪の毛がどんな成分によって、どんな悪影響を及ぼすのか具体的に解説したいと思います。

ダメージの原因となる成分

ヘアカラーは頭皮と髪の毛のダメージの原因になることは、みなさんもよくご存知のはずです。

そのダメージの原因は、ヘアカラー剤に含まれる成分が原因なのです。

しかし、ダメージとなる成分は、一つだけでなく数種類存在するのです。

そして、成分によってダメージの症状も異なるのです。

では、どんな成分がどんな症状を引き起こすのでしょうか?

ここからは、成分別に頭皮と髪の毛に、どのような悪影響を与えるのか解説します。

活性酸素による老化

活性酸素とは、人間が代謝を行う際に発生する成分で、酸素を吸って生きる生物なら、必ず体内で発生します。

そんな活性酸素は体内で発生すると、酸化を引き起こします。

つまり、髪の毛も地肌も、活性酸素によって酸化を引き起こすのです。

例えばリンゴを輪切りにして置いておくと、切り口が変色してしまいますよね。

これは、リンゴの切り口の部分が酸素に触れることにより、活性酸素が発生して酸化を引き起こし、変色してしまったのです。

髪の毛や頭皮にも同じように、活性酸素が増えることで、髪の毛や頭皮が酸化をしてしまいます。

髪の毛を頭皮の酸化は分かりやすくいえば、髪の毛を頭皮の老化です。

髪の毛はすぐに生え変わるのであまり問題にはなりませんが、頭皮が老化すると、シワやシミの原因になってしまうのです。

さらに、ヘアカラーを繰り返すことによって、活性酸素が蓄積されてゆき、白髪の原因となる可能性があるのです。

このようにみなさんが思う活性酸素は、おそらく良いイメージを持つ人は少ないと思うます。

しかし、活性酸素は人間を含め、酸素を吸って生きている生物には無くてはならい成分なのです。

なぜなら、活性酸素は体内の雑菌やウイルスを、退治してくれる効果があるのです。

もし、人間に活性酸素が存在しなければ、すぐに病気にかかってしまうともいわれています。

すぐ病気にならない健康的な生活が出来ている一つの理由は、活性酸素のおかげでもあるのです。

しかし、雑菌やウイルスを退治するほどの成分ですから、退治するとき肌や髪の毛にもダメージを与えてしまうのです。

これは、健康的に生きていくための副作用ともいえますね。

過酸化水素で細胞が破壊される

過酸化水素と聞いてもピンとこないと思いますが、過酸化水素は分かりやすくいうと、漂白剤の主成分です。

そして、ブリーチ剤にも漂白剤の主成分である、過酸化水素が含まれていて、過酸化水素の力で髪の毛のメラニン色素を抜くのです。

この過酸化水素、以外と知られていないのですが、ヘアカラーをするときは髪の毛のメラニン色素を抜かないといけないので、ヘアカラー剤にもブリーチ剤が入っているのです。

つまり、色を入れる前に、髪の毛の色素を抜くのです。

過酸化水素は、強力な還元作用と酸化作用があるので、使用用途は工業用の製品によく使われる成分です。

しかし、人体とは非常に相性は悪く、細胞を傷つけたり酸化させてしまう有害な成分なのです。

そして、過酸化水素はタンパク質に吸着する作用があるのです。

タンパク質に吸着するということは、タンパク質で出来ている髪の毛と頭皮にも吸着してしまうのです。

ヘアカラーの際、過酸化水素によって髪の毛と頭皮の細胞を破壊してしまうことで、ダメージの原因となるのです。

さらに残周してしまうので、ヘアカラー後でも、髪の毛と頭皮は過酸化水素によってダメージをうけます。

頭皮に残留した過酸化水素は、頭皮の老化してしまい、エイジングケアにとっては大敵となる成分なのです。

さらに、毛球細胞も破壊してしまうので、抜け毛の原因にもなります。

アルカリによって髪の毛と頭皮が溶ける

アルカリは、カラー剤に含まれる成分の一つです。

ここで、ヘアカラーにおけるアルカリの役割を軽く説明します。

髪の毛の外側はキューティクルといううろこ状に連なっていて、髪の毛を守るヨロイの役割をしています。

キューティクルは普段閉じていて、このままではカラー剤が髪の毛の内部には入りません。

そのため、アルカリの力を借りてキューティクルを強引に開きます。

それによって開いたキューティクルから、カラー剤が入り髪の毛を染めるのです。

このようにへアカラーをするときは、アルカリの力を借りなければいけませんが、このアルカリは髪の毛と頭皮にとっては害となる成分です。

キューティクルを強引に開く効果は、同時に髪の毛と頭皮を溶かしてしまう効果もあるのです。

ヘアカラーをした後に、髪の毛の痛みと頭皮の痛む原因は、アルカリの力で表面の細胞が溶けてしまっているからです。

さらに、アルカリはカラー後でも髪の毛と頭皮に残留してしまいます。

残留してしまったアルカリは、紫外線を浴びると化学反応によって活性酸素を発生させます。

カラーによって発生する活性酸素は、アルカリが原因だったのです。

さらに、本来髪の毛を頭皮は弱酸性である事によって外部の刺激をある程度守ってくれる効果があるのです。

しかし、髪の毛と頭皮がアルカリにかたむいていると、外部からの刺激に弱くなってしまいます。

そのため、髪の毛と頭皮が紫外線によるダメージに弱くなってしまうのです。

パラフェニレンジアミンによってアレルギー反応が起きる

パラフェニレンジアミンは、カラー剤に含まれている成分の一つです。

ヘアカラー剤に含まれている成分の中では、もっともアレルギー反応をおこしやすい成分といわれています。

ヘアカラーにおける、アレルギー反応はいくつかありますが、以下のような症状が多いと思います。

頭皮のかゆみ・頭皮の痛み

ヘアカラーをおこなうときによく出る症状の一つですが、こうしたアレルギー反応はパラフェニレンジアミンが原因の可能性が高いのです。

アレルギー反応といっても、かゆみやわずかな痛みで済む場合がほとんどで、症状が重く出ることはほとんどいません。

しかし、中にはアレルギー反応が強くでてしまい、顔全体が腫れあがってしまうときもあるのです。

そのため、ヘアカラーはパッチテストとおこなってからの使用がオススメといえます。

まとめ

今回はヘアカラーをしたとき、髪の毛と頭皮に良くないことが起きる原因や、成分について解説しました。

こうして見ると、ヘアカラー剤の中には、髪の毛と頭皮に良くない成分が色々含まれているのです。

最近は、刺激の少ないオーガニックヘアカラーも開発され、美容院でも使用されています。

しかし、それでも髪の毛と頭皮には、何らかのダメージをうけてしまいます。

髪の毛にも頭皮にも、全くダメージを受けないヘアカラーは残念ながらありません。

そのため、アレルギー反応が強くでそうな人は、ヘアカラーは避けたほうが無難でしょう。