ヘアケア

髪の毛にコシがない!?薄毛女性に効果的な運動でコシを取り戻せ!

若いころの髪の毛は、ハリもコシもあって髪型も思い通りになっていたのに…。
年を重ねて行く中でいつしか、髪型が決まらないし何だか弾力もなくなってきたような気がしていませんか?

肌で言えば弾力が衰えると、シワや法令線が深くなり一目瞭然です。

同様に、髪の毛も年々コシがなくなってくるので要注意です。

若かりし頃のようなコシのある髪の毛を取り戻すにはどうしたらよいのでしょうか。

効果的な方法や対策をご紹介致します。

なぜ髪の毛のコシは失われてしまうのか

まずは髪の毛のコシが無くなってしまう原因から探っていきましょう。

これは、誰もが阻止することの出来ない加齢が深く関係しているようです。

年齢と共に、これまでは順調だった髪の毛の生まれ変わりがスムーズに行われなくなってしまうのです。

その結果、成長すべき段階にある髪の毛は成長すべき期間が次第に短縮されていきます。

まだこれからしっかり成長して欲しい時期にも関わらず、短い期間だけで成長を遂げ抜け落ちてしまいます。

また通常、毛穴からは1本ではなく数本の毛が生えています。

ですので、毛の生え変わりで1本の毛が自然と抜け落ちる時期がきても、他の髪が生えている状態で髪の毛は生え変わりを繰り返しているのです。

ところが、それは年を重ねる毎に1つの毛穴から生える本数は減少してしまいます。

こうした状態になる為に、髪がペタンとしてトップにボリュームが無くなってしまうのです。

いくらブラシで念入りにブローしても立ち上がらなかったり、地肌が透けて見えるようになるという現象が起こるのです。

つまり、髪の毛の弾力が無くなることがコシがないという状態です。

髪の毛を見て、ほっそりしてたら、それはコシのない証拠でしょう。

不足している成分が髪のコシを無くす

加齢と共にコシが失われると述べましたが、髪に欠かせない成分の不足も影響しています。

生き生きとした健康的な髪の毛には、水分とタンパク質が必要不可欠です。

人間の身体の大部分を占めている大切な水分は、髪の毛全体で10%程必要とされています。

実は髪の主成分は、ほぼタンパク質で形成されていて水分よりも多い全体の70%以上の割合とされています。

タンパク質が豊富な程、健康的な髪の毛が育つのです。

また、髪の毛の外側にあるキューティクルの存在も大切に守る必要があります。

テレビCMや雑誌でキューティクルという言葉を見聞きした事がある方は多いかと思いますが、そもそもどのような役割を担っているのでしょうか。

髪の毛は1本の細い棒状ですが、実は3層もの層から成り立っています。

中央部にメデュラという毛の芯があり、それを覆う様にコルテックスという髪の毛の大部分を占める層があります。

その全てを包み込んでいる表面にキューティクルがあるという訳です。

このキューティクルは他の層を守る役目をしていて、水分など髪に大切な成分を閉じ込めておく、言わばフタのような役割を担っています。

ですから、よく髪の毛がパサついていたり艶やコシがなくなるというのは、キューティクルがダメージを受けてしまったが故に招いた結果なのです。

このようにダメージを受けてしまった場合、基本的にはトリートメントでの補修が必要不可欠となってきます。

外的刺激などからキューティクルを守る事を考えて、常に栄養と潤いを補う努力をしましょう。

自然に修復するという事が出来ないからです。

先の割れた枝毛が良い例です。

枝毛が自然に直ったという話は聞いたことがないですよね?

手遅れにならないように日ごろのケアがとても重要になるというのはそのためです。

また、コシが無くなる原因はストレスやホルモンのバランスも関係しています。

大きく見ると、コシの減少は日常生活の改善をしていくと避けられる可能性は大いにあるのです。

血流を促進させること

髪の毛に必要な成分をトリートメントだけで補うの事には限界があります。

根本的な改善策として、やはり血流の流れを良くする必要があるのです。

血の巡りが滞りがちになると、毛の成長を妨げる原因にも繋がります。

頭皮の血行促には、有酸素運動がとても効果的とされています。

身体の隅々まで血が巡りやすくなるので、頭皮までの血の巡りが大いに期待出来るからです。

代表的な運動として、ウォーキングやランニングに水泳があげられます。

運動が好きでない方は、まずは自宅でストレッチから開始してみるのがおすすめです。

少しずつ、これから運動するという環境を作っていきましょう。

可能であれば、どなたかと一緒に始めると必然的にやる気も出てきますし継続にも繋がるはずです。

有酸素運動は、気が向いた時にするという考え方ではなく、できれば毎日継続して行うことで効果を発揮することを覚えておきましょう。

今日、多めに運動しておけば2,3日は運動しなくていいというものではありません。

また、疲れすぎてしまう迄行っても意味がないのです。

日々の積み重ねが、頭皮の環境改善に効果的と考えられています。

若い頃に比べると基礎代謝は落ちていく一方ですが、代謝機能の改善も有酸素運動で高める事にも十分望めるでしょう。

頭皮自体の運動も効果的

子供の頃、頭皮を手で動かして「カツラ」なんて遊びをした経験がありませんでしたか?

実はこの遊び、健康的な髪や頭皮を持っているかどうかの判断に最適だったのです。

凝り固まった頭皮は、スムーズに動きにくいそうです。

ですから、血の巡りが良く健康な髪の毛の人は動きやすいという訳です。

固い頭皮を運動させて、血の巡りを促しましょう。

頭をガシガシ動かせばいいだけでは?と思う方もいるかもしれませんが、それは絶対にやってはならないことです。

余計な刺激となり頭皮を傷める原因にもなりかねません。

なるべくソフトに行うことが重要です。

いきなり頭のマッサージを始めるよりも、肩のマッサージから始める方がより効果が得られやすくなります。

ご存知の方も多いかと思いますが、頭を支えている肩や首はかなり凝りがあります

最初に肩と首の血流を促進させておく方が頭皮に血流が届きやすくなるのです。

その為の準備と考えておきましょう。

出来ればボディクリームのような物を使って肩と首はケアするのがおすすめです。

指先との摩擦が生じてしまうのを回避する目的もあります。

肩と首を軽く指圧したり少し力を入れてなぞってあげるだけでも、身体がポカポカとしてくるでしょう。

マッサージの方法は様々ですが、代表的なものが幾つかあります。

手の指全てを使い、小さな円をそれぞれ描くように優しくマッサージしていくものや、グッと指圧をする方法、またはポンポンと軽く頭を叩いて血行促進をはかるものです。

この方法だけでも良いですが、可能であれば手を使わずに目だけを動かして頭皮を運動させる方法も取り入れてみると良さそうです。

目を大きく開いたり閉じたりしてみましょう。

とても分かりやすく、この動きを繰り返すと頭皮が動いている事が感じ取れるはずです。

手を使わないので、気軽さもあり暇な時であればすぐに実行できるので便利な方法でしょう。

また頭皮だけでなく、顔の筋肉の凝りを改善することにも繋がりますので、まさに一石二鳥な作戦と言えそうです。

ですが、他の人に目撃されてしまうと驚かれることになりかねませんので、気を付けて行いたいものです。

適度な運動をして頭皮の血行を促し、外的刺激から髪の毛を守ってあげられるのは自分自身でしかないのです。

髪の毛がきれいだと見た目年齢も大きく変わってきますので、自分に合った方法でのコシを取り戻し生き生きとした髪を目指していきましょう。