ヘアケア

薄毛女性も知っておきたい!白髪染めで乳がんになる?

白髪染めで乳がんになる?

白髪染めで乳がんになるという話をご存知でしょうか。
健康のためなどではなく、おしゃれのための白髪染めで病気になってしまっては悲しいですよね。

白髪染めには本当に乳がんのリスクがあるのか、それが本当だとしたらなぜなのか、乳がんのリスクを負わずに白髪染めでおしゃれになりたい場合はどうしたらいいのか?

できればおしゃれもしたいし、健康でいたいですよね。

今回はそんな疑問点を一つずつ解説していきたいと思います。

白髪染めで乳がんになる?

ヘアカラーは子供や妊婦さんには良くないと言われています。
現在は妊婦さんでも使用できる安全なヘアカラーが増えましたが、白髪染めはどうなのでしょうか?

調査の結果、ヘアカラー剤や白髪染めの中には発がん性物質が含まれているものがある、ということがわかっています。

現在、乳がんや子宮がんなどの検査で異常がなくても、体の中には化学物質が溜まったままになっている、という可能性もあるので気をつけたいですね。

毒性のある成分は少しの量で発症してしまうものも多くあるのに対し、体からその成分が抜けるまでには長い期間を要するものが多いのも事実です。

乳がんのリスクを避けるためには、発がん性物質が配合されていない白髪染めを選ぶことが大切になります。

白髪染めのどの成分が乳がんリスク?

乳がんリスクを上げてしまう成分はジアミンという成分。
パラフェニレンジアミンという成分に発がん性があると言われています。

ヘアカラーをしたことのある女性としたことのない女性や今までに2回以内の使用の女性に比べて23%も乳がんになるリスクが高いことが調査の結果わかっています。

このパラフェニレンジアミンは発がん性だけではなく、
・気管支喘息
・結膜炎
・皮膚の炎症
・皮膚のただれ
・鼻炎
・貧血
・腎臓障害
・横紋筋融解

などの症状や病気が起こる原因になります。

このパラフェニレンジアミンは長期間にわたる使用ではなくとも、少量の接触で症状を引き起こしてしまう、恐ろしい成分です。

また、皮膚からの吸収でもなってしまうのです。

白髪染めをすると、髪の毛だけではなく、どうしても頭皮に成分が付着してしまいます。
特に白髪は生え際や根本を重点的にケアするので、頭皮にも付着しやすくなっています。

ヘアカラーの場合は多くが頭皮からの吸収になります。
毎日ヘアカラーに触れている美容師さんはどうなのか?
WHOの報告でも美容師は乳がんリスクや子宮がんのリスクが高いということがわかりました。

美容師は毎日カラーリング剤に触れています。手袋をしていても揮発した成分や腕や顔にカラーリング剤が付着してしまうこともあります。

そのため、ガンのリスクが高いという結果に。

さらにアミノフェノールやレゾルシンといった成分は呼吸困難の原因になってしまうことが明らかになっています。

チアノーゼという皮膚や唇や粘膜が紫になってしまう症状が現れたら速やかに救急車を呼びましょう。

白髪染め以外のヘアカラーの乳がんリスクは?

発がん性物質が配合されているのは、白髪染めだけではありません。
カラーリング剤にも配合されているので気をつけなければなりません。

現在の日本では発がん性が認められる物質は配合されているはずがない、と成分をよく確認しないで使用してしまう、あるいは美容師さんにすすめられるままにお願いしてしまう、という方が多いですよね。

美容室で自分が使用した薬剤は、どのメーカーでどんな成分なのかを知っている、という人は稀なのではないでしょか?

欧米やヨーロッパ諸国では禁止されていることの多いパラフェニレンジアミンですが、実は日本では禁止されていません。

日本は安全、と思われがちですが禁止されていない、というのは驚きですよね。
市販のものではノンパラフェニレンジアミンのものが現在はほとんどですが、禁止されているわけではないのでよく成分をチェックしないと危険です。

ただし、パラフェニレンジアミン配合のカラー剤を使用したからと言って、必ずガンになるわけではありません。

現在、パラフェニレンジアミンが一番色持ち、発色ともにいい薬剤なのでアレルギーの出ない人など使用しても問題のない人も。

しかし、発がん性が認められているという結果がある以上、健康をとるかおしゃれを取るかの選択になってしまいます。

また、現在はノンパラフェニレンジアミンのものも増えてきて使用していない、という人でも昔使用していたことも考えられます。

パラフェニレンジアミンを必ず使用しないといけないわけではないので、健康に気を使いたいならパラフェニレンジアミンを使用しないでキレイに染める方法をこれからご紹介したいと思います。

乳がんリスクゼロで白髪を染めるには?

では「健康にも気をつけたい、でもおしゃれも楽しみたいし身だしなみも整えていたい」という場合はどうしたらいいのでしょうか?

白髪を染めることで健康を害すのは割に合いませんよね。

現在は使用していなくても、過去にさかのぼって絶対に使用していないと断言できる人は少ないのではないかと思います。

ですので、これからはできるだけ使わないということでリスクの回避と安心を手に入れましょう。

それにはノンパラフェニレンジアミンのヘアカラー剤を使用することでクリアできます。

ノンパラフェニレンジアミンはヘアカラーが染みやすかったり、かぶれが出てしまうといった人にも人気です。

ジアミンを使用していないカラー剤は
・ヘナ
・ノンジアミン剤
・ヘアマニキュア
・カラートリートメント

などがあります。

白髪の量や状態、映えている場所などで使い分けると良いでしょう。

美容室で染めて貰う場合は、美容師さんに「ジアミンを使用していない薬剤でお願いしたい」という旨を伝えましょう。

アレルギーの方も多いので、対応してくれる美容室が多いので頼みやすいですね。
しかし、ジアミンを使用していない薬剤は
・カラーのもちがよくないこともある。
・カラーバリエーションが少なめ。
・数回に分けて染める必要があることも。

などの場合もありますので、デメリットを承知の上で施術してもらいましょう。

ノンジアミン薬剤は
・刺激臭が少ない
・頭皮に優しい
・染みない
・根元や生え際にも塗れる

などイイこともたくさん。

特に白髪は根元から染めたいので、頭皮に付着してしまっても洗い流すことのできるノンジアミン系の薬剤はおすすめです。

ヘアサロンではなく自宅でセルフで染めたい場合、ジアミンが不使用のヘアカラートリートメントの使用がおすすめです。

ヘアカラーに比べ、色持ちが短いのは難点ですが簡単に短時間でいいというのが嬉しいですよね。

毎日のトリートメントをカラートリートメントに変更するだけなので、手間もいつもと一緒。

気軽にチャレンジでき、価格もそんなに高額ではなく通常のトリートメントとさほど変わらない値段で購入することができます。

ドラッグストアなどで手に入りやすいので続けやすいかと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

乳がんの発がん性リスクがある白髪染め成分についてご紹介しました。

欧米などでは禁止されている成分でも、日本ではまだ使用されているものが多くあります。

自分の健康を守るため、使用する成分をよく把握し、リスクも考慮しておしゃれを楽しみたいですね。