白髪はこまめにカラーをしなければ目立ってしまうため女性の大きな悩みの一つです。
特に敏感肌やアレルギー体質の女性からすると通常のアルカリ染料での白髪染めには抵抗があります。
また抜け毛や薄毛を気にされている女性にとっても白髪の問題は大きいでしょう。
そんな悩みを抱えた女性に是非オススメしたいのが白髪染めトリートメントです。
最近ではかなり需要も高く多くの女性が使っており、刺激や地肌への負担も最小限で済みます。
そんな白髪染めトリートメントの良し悪しをまとめてみました。
白髪染めトリートメントの特徴
通常のグレイカラーは1剤のアルカリ染料と2剤の過酸化水素を混ぜて化学反応をおこし染めます。
その化学反応を起こしたお薬を髪に塗布するとお薬が反応しキューティクルを開き髪の中にあるメラニン色素を破壊し染料を定着させる仕組みです。
白髪染めトリートメントで染めると髪の毛の中のメラニン色素を破壊せずに髪の表面をコーティングして染めるため髪や頭皮への負担が最小限に抑えられます。
白髪染めトリートメントのメリット・デメリット
白髪染めトリートメントはその使いやすさから使う人も多くなっていますが、いざ使ってみるとメリットとデメリットの声をよく聞くようになります。
白髪染めトリートメントの良い点
染めているにも関わらずダメージが少ない
通常の白髪染めだと何度も繰り返すたびに髪はダメージしていきます。
毛先の方などパサパサの女性が多いのは白髪染めの回数が頻繁すぎるからでしょう。
一方、白髪染めトリートメントは白髪染めにプラスしてトリートメントを配合しているため通常のトリートメントをしている感覚で白髪を染めることができます。
白髪染めトリートメントは自然に染まっていく
白髪染めトリートメントは一回の施術ではそこまで濃くは染まりません。
そのため何度も繰り返すことが必要なのですが、トリートメント作用があるため染めるたびに髪のコンディションが良くなりながら白髪にも色味がついていきます。
時間短縮で染められる
白髪染めトリートメントはシャンプーついでにすることができます。
一般的な白髪染めの場合お薬を塗ったあと時間を置かなければいけません。
また、白髪染めは美容院で施術しているのなら、そこまで通う時間や待ち時間などの無駄な時間も削減でき時間的なコスパにも優れています。
お風呂場を汚さずできる
市販の白髪染めの場合シャンプーをする際お風呂場や液が飛んだりして家の中が汚れてしまいますが、白髪染めトリートメントはお風呂場などを汚さずに施術することが可能です。
抜け毛や薄毛予防になる
一般的なアルカリ染料の白髪染めの場合頭皮への負担も大きくなります。
北里大学皮膚科の教授の執筆本には、白髪染めは非常に危険な薬剤であるということが書いてあり、発がん性も認められているようです。
そんな白髪染めを月1回、多い人で2回以上すると頭皮への負担が大きすぎて抜け毛や薄毛のリスクを高めてしまいます。
しかし白髪染めトリートメントは頭皮への負担がほとんどないため抜け毛、薄毛などにも安心して使えます。
白髪染めトリートメントのデメリット
一度の施術ではしっかり染まらない
白髪染めトリートメントは一回できれいに白髪が染まりません。
それは染料の特徴に理由があります。
上記でも説明しているように通常のアルカリ染料とは違う白髪染めになるため、髪の表面にマニキュアのように染料が付着します。
またマニキュアよりも作用が弱いため何度も繰り返し使う必要があります。
シャンプー成分に気をつけないと染まりづらくなる
先にシャンプーをしてから染めることで色むらが発生してしまうことがあります。
シャンプーに含まれているシリコンが多く配合されたシャンプーをつかうとそのシリコンが髪をコーティングしてしまい白髪染めトリートメントの染料を弾いてしまう恐れがあります。
そのためシリコンや高分子ポリマーといった成分が配合されていないシャンプー、もしくはそれらが非常に少量配合のものを使ったほうが白髪染めトリートメントの阻害にはなりません。
美容院で染めるとき色ムラになる可能性
白髪染めトリートメントは着色染料に特殊な配合をしていることが多いです。
髪に吸着し染まりやすくするために色々な色味が使われていますが、いつもは白髪染めトリートメントだけどたまに美容院で染めてもらうと色むらや緑かかった色味になってしまうことがあります。
白髪染めトリートメントの着色料はマニキュアとおなじシリコン剤や高分子ポリマーが使われており、髪の毛にしつこく吸着しています。
それの上からカラー剤を塗るとそれらシリコンやポリマーがカラー剤の侵入を防いでしまい、色むらや変な色味に化学変化してしまうことがよくあります。
そのため普段白髪染めトリートメントを使用しており、美容院で違った雰囲気のカラーにしたい際はちゃんと普段使っているカラーの詳細を美容師さんに伝えることが大切です。
白髪染めトリートメントの使い方
白髪染めトリートメントは基本的にはトリートメントとして使います。
ただし非常に染まりづらい染料でもありますので正しく使いましょう。
一度シャンプーをしタオルで水気をとる
白髪染めトリートメントをする前に一度シャンプーをして髪の毛をきれいな状態にします。
このときシリコンフリーのシャンプーなどを使うと白髪染めトリートメントの染料が染まりやすくなります。
その後タオルで髪の水気を取ります。
タオルも白のものだと染料が移ってしまうことがあるので暗めの色の物を使うと良いでしょう。
白髪染めトリートメントを塗布する際の目安の量
髪に塗布する際の量の目安として平均してショートヘアでゴルフボール一個分、ミディアムで2個分、ロングで3個分が目安です。
シャンプーカバー(なければラップ)で頭部をまき15分程度放置する
白髪染めを定着させる際はやはり少し時間をおいたほうが効果的です。
そのためしっかり染めたいという方はラップなどで頭をまき、頭皮の熱を使って15分程度時間をおいたほうが染まりやすいです。
お湯で頭部から色がでなくなるまですすぐ
すすぎの際にしっかり洗わないと洋服や枕などに染料が移ってしまうことがあります。
そのため最後のすすぎはしっかり色がでなくなるまで洗いましょう。
タオルドライしドライヤーで乾かす
最後にタオルドライしたあとドライヤーで乾かします。
ドライヤーを使う際ちょっとしたテクニックですが、温風と冷風交互に当てていくと白髪染めトリートメントの染料が定着しやすいです。
白髪染めトリートメントが合っている人
白髪染めトリートメントが合っている人をまとめると以下の通りになります。
白髪が生えてきたばかりの人
白髪の本数が少なく白髪を染めようか悩んでいる人。
少しづつ白髪をぼかしながら自然に白髪を目立たせなくしたい
あからさまな白髪染めは嫌だと思っている人。
抜け毛、薄毛が気になる人
抜け毛や薄毛が気になり、アルカリ染料に抵抗がある人。オーガニック思考の人。
時間、費用などコスパ重視の人
美容院に行く手間や費用などを削減したい人。
まとめ
白髪染めトリートメントにはメリットもありデメリットもありますが、髪や頭皮の健康を第一に考えればとても良い白髪染めです。