現代では欠かせないスマホですが、スマホの普及率は日本国内で8割を超えています。
そして年代でも10代から70代までと幅広い層の年代の女性がスマホを使うようになりました。
特にスマホのヘビーユーザーは20代から50代未満の女性で多く見られます。
ちょっとした時にすぐスマホに目をやることが増えた今日このごろですが、それは肩こり同様眼精疲労の原因ともなっています。
この眼精疲労は体のいろんな神経を伝わり、美容面や頭髪に深刻な影響を与えてしまいます。
スマホやpcは必要以上に目に負担をかける
目の疲れはその周りの筋肉が凝ったり疲れたりする状態の事を言います。
目は外眼筋という筋肉に支えられておりこの筋肉が長時間動かない状態が続くと凝ってしまいます。
ちょうど肩こりなどの原因と同じです。
その他にも目の水晶体を調節する毛様体筋にも負担がかかると目は疲れてしまいます。
その主な原因となるのは、
ブルーライト
ブルーライトとは人の目で見ることが出来ないものとそうでないものがあります。
スマホやpcに使われうブルーライトは紫外線の次に波長が短いもので、目の角膜や水晶体を通過して網膜まで到達してしまいます。
そのため目への負担が大きくドライアイや目のかすみ、焦点が合わない、目の疲れ、肩こりなどの症状が発生してしまいます。
姿勢
スマホやpcを見ているときの姿勢も目の疲れなどに影響してしまいます。
特に集中しているときは同じ姿勢でいることがほとんどなので、使われない筋肉は硬直してしまい血行が悪くなります。
すると目への血流も悪くなり、血行不良からくる目の疲れも出てしまうのです。
スマホやpcで目を酷使したときのデメリット
目が悪くなる
ブルーライトのエネルギーは紫外線の次に強いと言われており、その光は目の奥まで侵入してきます。
そのため目のかすみ、痛み、ドライアイ、重たさ、視力低下などの症状に悩まされることがあります。
血流が悪くなる
スマホやpcを長時間使うことで同じ姿勢が続き、血流が悪くなります。
また筋肉も固まってしまうため血管が収縮してしまい肩こりや首の疲れ、を引き起こしさらなる眼精疲労へとつながってしまいます。
気づかないうちにストレスになる
スマホやpcの長時間使用はストレスの原因にもなりますし、同じ姿勢のため肩こりなどが発生した際もその痛みによるストレスが発生してしまいます。
ストレスが大きくなると自律神経も乱れてしまい、女性ホルモンの分泌低下や血行不良、各種ホルモンの分泌の低下も招いてしまいます。
それらは髪の毛の衰退にもつながってしまいます。
頭皮がこり始める
目の疲れからくる眼精疲労は肩こりや首のこり、最終的には頭皮のこりにもつながってしまいます。
頭皮が凝ると頭痛や血行不良による抜け毛も増えてきてしまいます。
髪の毛は血液から栄養や酸素を受けて育ちます。
また頭皮が凝ってしまい固くなることで髪の根が皮膚の浅いところでしか根を張れず抜けてしまうこともあります。
その他にも髪が細くなったり、髪質が変わってしまうことがあります。
雪崩たるみが起きる
目が凝ってしまうと頭皮までその影響がでてしまいます。
そのため頭皮たるみを発生させてしまう恐れがあります。
頭皮のたるみは毛穴をいびつな形に変えてしまい、髪の毛へ十分な栄養を送れなくなることがあります。
この症状は40歳を過ぎた女性の毛髪によく見られる現象です。
40代をすぎると髪質が変わると言われますが、目の疲れはまさにその状態になってしまう恐れがあります。
お顔にシワやたるみができる
頭皮がたるむとそのたるみは毛穴をいびつな形に変えるだけでなく、お顔の肌のたるみやシワの原因となってしまいます。
これを雪崩たるみといいますが、頭頂部が1ミリたるむとお顔のお肌は10倍の1センチたるむとされています。
睡眠障害がでる
さらにスマホやpcより発生られるブルーライトは睡眠障害の原因にもなります。ブルーライトによって脳が覚醒されてしまい、睡眠サイクルを司るメラトニンというホルモンの分泌を低下させてしまいます。
睡眠障害が発生し睡眠が十分でないことで自律神経が乱れ女性の髪の毛と深く関わる女性ホルモンの分泌の低下、血行不良などの影響で抜け毛や薄毛の原因となってしまう恐れがあります。
スマホやpcとうまく付き合うためには
このような事態を防ぐためにはスマホやpcとうまく付き合っていかなければいけません。
スマホの使う時間を決める
スマホを使う一回あたりの時間を決めて長時間同じ姿勢にならない工夫や夜寝る前のスマホ禁止などスマホを使う時間を管理することが大切です。
目のストレッチとマッサージをする
目のストレッチというものをご存知でしょうか?
目のストレッチは
目をギュッと閉じて開けるを数回繰り返す
目を上下左右に動かす
右回り左回りとそれぞれ一回づつ両目を回す
等の動作で目のストレッチ効果があります。
目のストレッチをするタイミングはスマホから目を話したタイミングで行うと良いでしょう。
頭皮マッサージをする
頭皮と目は近くにあり肌や筋肉はつながっていますから頭皮マッサージをすると目の疲れも取れやすくなります。
また頭皮の健康状態も良くなりますので是非試してみてください。
頭皮マッサージは頭頂部、生え際、つむじ、後頭部、側頭部などにあるツボを指圧しながら行うと効果的です。
指圧する際も指の腹を使いぐっと力を入れて、頭皮が痛気持ちいいくらいがちょうどよい指圧力となります。
これをすることで自律神経の乱れも改善され血行改善、ホルモンの分泌も促進されます。
首や肩のマッサージをする
肩、首、目、頭皮は一枚肌でつながっています。
またその下を通る神経や血管もつながっています。
そのため頭皮や目の直下にある首や肩のマッサージも効果的です。
その上に位置する目や頭部への血流が促され、眼精疲労、薄毛に効果的です。
運動をする
スマホやpcを見るのは現代人としてもはや当たり前の行為です。
そのためそれらを極端に制限するのは難しいです。
しかし、目が悪くなったり、薄毛のリスクも考えると何かしらの対策は必要です。
そこで運動習慣をつけることが一番の対策になります。
運動には無酸素運動(筋トレ)と有酸素運動(ウォーキングやジョギング)などがありますが、どちらも血行促進や気分転換、筋肉の柔軟に効果的です。
目に良い栄養やサプリメントを摂る
目に良い栄養素を摂ることも効果的です。
アントシアニン、ルティン、DHA、ビタミン群などは目の健康によくサプリメントからも摂取が可能です。
目にホットタオルなどを乗せる
目がつかれたときの応急処置としてホットタオルを目に乗せるのも効果的です。
応急処置程度ですが長時間画面を見なきゃいけないときなどやってみると目の疲れが緩和されます。
ブルーライトをカットする
最後にブルーライトをカットするアイテムを使うのも効果的です。
直接画面に貼り付けるものからブルーライトカットのメガネまで様々なアイテムがありますので、それを使いブルーライトによる目への負担を減らすようにしましょう。
まとめ
目の疲れはそこから体の広い範囲に不調を広げてしましいます。
特に目の疲れによる血行不良やストレスといったものは薄毛の原因にもなってしまいますので、しっかりと対策をしたほうが良いでしょう。