母も祖母も薄毛になっていたし、遺伝的に薄毛になるのは仕方がないわね…と諦めているあなた。
薄毛を招くのは、遺伝だけではないのです。
あなたが普段、何気なくしているその習慣が、薄毛を招いているかもしれません。
実際に、遺伝と普段の生活習慣が複合的に絡み合うことで、薄毛を進行させているのです。
今からでも遅くはありません。
これから、具体的にNG行動をご紹介します!
是非、これを機にあなたの生活を見直してみませんか?
Contents
何気なくしている髪の習慣が危険!
普段の生活で、当たり前のようにしていることが、実は薄毛を招きます。
きっとあなたにも、心当たりがあるはずですよ。
熱いシャワーを浴びる
朝の目覚めに、または1日の疲れを取ろうと熱めのシャワーを頭から浴びていませんか?
その行動は、髪というより頭皮に悪影響を与えてしまいます。
当たり前ですが、頭皮は肌の一部です!
よく顔を洗うときは、「ぬるま湯で」なんて言われますよね。実践している方も多いのでは?
頭皮もやはり、38℃を超えた熱い湯で洗うと、本来保護の役目である油分まで洗い流してしまい、乾燥を促します。すると、フケや痒みが発生し、抜け毛が増え、薄毛へと発展してしまうのです。
無防備に紫外線を浴びる
今日は、メイクをバッチリ決めたから、多少日に当たっても大丈夫よね。なんて、無防備にしてませんか?
顔と同じように、髪や頭皮も紫外線に当たれば、影響を受けます。
紫外線は、髪を発毛させる細胞組織(毛母細胞)を傷つけ、抜け毛やその他トラブルを引き起こし、薄毛を招くのです。
分け目やつむじから脱毛が始まるのが、そのいい例です。
誤ったブラッシングをする
ブラッシング自体は、薄毛予防に効果的です。
髪を洗う前にブラッシングをすることで、1日の汚れやホコリを取ることができ、絡まりをなくすことで、シャンプーの際に髪同士が摩擦で切れることを防止できます。
また、ドライヤーで乾かした後、ブラッシングをして髪を整えることで、広がりを防ぎ、艶を出すことができます。
しかし、そのやり方が重要なのです!
いきなり、髪全体にブラシを当てて、髪に引っ掛かりながら、強引に絡まりをほぐそうとしてませんか?
それでは、毛根も髪も傷めてしまい、余計な抜け毛を増やしてしまいます。
正しくは、
まず、毛先の絡まりを優しくほぐします。
次に、同様に根元に近い部分の絡まりをほぐし、最後に全体をブラッシングして、髪を整えれば良いのです。
高温でドライヤーやヘアアイロンをかける
ドライヤーやヘアアイロンの強い熱は、髪のタンパク質を破壊するだけではなく、頭皮を乾燥させたり、傷めてしまいます。
すると、髪は水分不足で細くなります。
乾燥して痛んだ頭皮は、髪を育成できなくなり、一旦抜けてしまうと、新しく髪が生えにくくなるため、薄毛になるのです。
とはいえ、洗髪後に自然乾燥させると、頭皮がなかなか乾かず、濡れたままとなり、雑菌の温床となります。これまた育毛に悪影響を与えます。
正しくは、
まず、タオルでしっかり押すように水分を取ります。
その後、ドライヤーの温度に気を付けつつ、1ヵ所に熱が当たり続けないように、場所を変えながら風を当てていきます。
頭皮が完全に乾いていれば、髪にもその乾燥が伝わり、乾いていくので、ドライヤーで髪を完全に乾かすことを目安にしなくても大丈夫ですよ。
また、ドライヤーやヘアアイロン前に、髪を保護するヘア剤を付けても良いですね。
あなたのその生活習慣が危険!
髪に関わる習慣だけが、薄毛を招く行動ではありません。普段の生活習慣にも、その危険が潜んでいるのです。
スマートフォンやタブレット、パソコンを過剰に見る
当然、これらの機器を使い過ぎると、眼精疲労が起こりますよね。
でも、それが薄毛と関係あるの?
と思われるかもしれません。実は密接な関係があるのです。
目を酷使すると、自律神経が乱れます。
すると血行が悪くなり、頭皮に栄養が行き渡らなくなるのです。
やがて、新しい髪が生えてこなくなります。
また、人間にとって目はとても重要です。
そのため、目が疲れると、それを癒そうと体内の栄養素が過剰に使われるのです。
すると、本来髪の成育に必要な栄養素まで使われてしまい、思うように育毛ができなくなります。
高脂肪・高カロリーに偏った食生活を送る
髪や頭皮だけではなく、体全体にとって良くない習慣ではありますが。
特に、このような偏った食生活を続けると、中性脂肪が増加し、毛細血管が詰まりやすくなります。
すると、本来血液により運ばれる栄養素が、頭皮にまで届かなくなり、髪が痩せ細ってしまったり、そもそも発毛ができなくなるのです。
過度な飲酒と喫煙する
まず過度な飲酒は、血流で運ばれるはずの栄養素や酸素の量を低下させてしまいます。
喫煙もまた、毛細血管を萎縮させ、血行を悪くします。
ともに、頭皮に悪影響を与えてしまうのは、明らかですよね。当然、発毛、育毛をも阻害します。
更に喫煙は、皮膚の健康を保つために役立つ「ビタミンC」を破壊し、コラーゲンの生成を止めてしまうのです。これでは、頭皮の健康も保てませんね。
運動をしない
人にもよるかもしれませんが、基本的には運動はストレス発散に役立ちますよね。
人はストレスが溜まると、自律神経が乱れます。
すると、血行不良が起こり、髪の成育を阻害します。
ですから、適度な運動を行い、ストレスを発散にさせることは、髪のためにも重要なのです。
また、薄毛の原因となる男性ホルモン「DHT(ジヒドロテストステロン)」は、汗や尿で排出されやすいと言われています。
運動で汗をかき、水分を補給して尿として排出することで、一緒にDHTも体外に出すことができるというわけです。
睡眠が不足する
薄毛が気になり始める年頃は、特に忙しく生活を送っている方が多く、睡眠不足に陥ってしまうのも分かります。
実は、一番重要なことかもしれませんね。
まず睡眠が足りなくなると、エネルギー代謝が減り、当然、疲労も蓄積されていきます。
体は、生命を維持するのに直結する器官に、エネルギーや栄養を最優先で送るものです。当然、頭皮は後回しにされ、栄養が回ってこなくなります。発毛も育毛もできませんよね。
また、睡眠の質も重要です。
深く良い睡眠が採れていないと、成長ホルモンが活発に分泌されなり、髪も育たなくなります。
更に就寝時間がバラバラだと、自律神経も安定しません。
本来就寝中に、副交感神経が働きリラックスする時間と、交感神経による緊張の時間が交互にやってくるはずです。
ところが、自律神経が不安定になると、交感神経による緊張の時間ばかりになり、体が強ばり、血行不良を招いてしまうのです。
規則的な就寝の習慣と、睡眠時間の確保、睡眠の質を向上させることは、髪のためにも大切ですよ。
その他の薄毛を招く習慣
女性特有の習慣を2つご案内します。
経口避妊薬(ピル)を服用する
今は、避妊目的だけではなく、病気治療のために服用している場合もあります。
また、医師から副作用の説明もあった上で、服用を判断していると考えられますが。
一般的には、髪の育成のために女性は、ホルモンバランスの安定が必要です。
ピルを服用することで、人工的にホルモンを変化させてしまうため、薄毛の原因となり得ます。
つけ爪をしていたり、長く爪を伸ばしている
洗髪の際に、長い爪で頭皮を傷つけてしまったり、うまく洗えない等、頭皮環境を悪化させてしまうことがあります。
当然、髪の成育も阻害してしまいます。
意識して、指の腹を使い、頭皮を洗うように心掛けたいですね。
髪に関する習慣は、若い頃から普通に行ってきたことで、まさかそれが?と無自覚だったものも多かったのではないでしょうか。
忘れてはならないのは、頭皮も、あなたが毎日気を付けてお手入れしているお顔と同じ、皮膚なのです。
外から見える髪ばかりに目がいきがちですが、頭皮もデリケートに扱ってあげるべきですね。
そして、髪や頭皮は、あなたの大切な体の一部でもあります。
普段の生活が、そのままそれらの健康に直結するといっても過言ではありません。
まだまだ、長い人生の半ばです。
忙しい毎日だからこそ、睡眠の時間と質を確保し、食習慣を変えるなどして、ご自分の体を見直しみてはいかがでしょうか。