ブラッシングは、艶髪のために最も手軽にでき、重視したいプロセスです。
このことは、全女性にぜひ伝えたいと強く思っています。
この記事をお読みの方の中には、しばらくブラシを使っていないという人や、ブラシすら持っていないという人もいらっしゃるかもしれません。
持っていたとしても、スタイリングやまとめ髪の時しか登場しないという方も多いでしょう。
ブラッシングは、美しい艶髪を手に入れるために欠かせません。
この記事では、ブラッシングの重要性や、効果的な使い方について解説していきますので、日々の頭皮ケアに是非取り入れてくださいね!
Contents
これはNG! 3つのあるあるブラッシング習慣
ブラッシングは毎日取り入れてほしい習慣です。
けれども、どんなに高級な美容液でも使う量が少量だったり、使い方を間違うとその効果を最大限発揮できないように、間違った方法でブラッシングをしてしまうと逆効果になりかねません。
無理なブラッシング
よく見られるNGの方法として、まず髪の絡まりを無理やり取ってしまうブラッシングが挙げられます。
髪の中央部分からブラシを入れて、力任せに無理やりひっぱりながらのブラッシングは、絡まりがとれるどころか、逆に髪を迷路のように絡ませ、綱引きのように強い力で負担をかけ、抜け毛や切れ毛を引き起こしてしまいます。
毛先だけのブラッシング
次にNGなことは、毛先だけをブラッシングして終わるパターン。
毛先のキューティクルは整い、きれいにまとまりますが、根元からブラシを通すほうが、艶のもととなる天然の皮脂を行き渡らせて、髪全体のキューティクルも整い艶が生まれます。
ヘアケアトリートメントをつけたかのような仕上がりになるため、ブラッシングを習慣化すると髪に何もつけなくても艶が戻ってきます。
濡れた髪でブラッシング
最後に、濡れた髪のままブラシを通すことも避けていただきたい習慣です。
濡れた髪はキューティクルが開いていて、外部からの刺激を受けやすい状態。
一度はがれてなくなってしまったキューティクルは再生しません。
切れ毛やパサつきを起こさないためにも、髪は乾かしてからブラシを通すこと。
どうしてもブラッシングしたいときは、目の粗いコームでやさしく、が鉄則です。
汚れをとる、艶が出る、うるおう15個のいいことがブラッシングでかなう!
ブラッシングの効能を改めてまとめると、次のようになります。
・毛穴につまった皮脂を浮かす
・頭皮の古い角質を浮かせ、汚れを落とす
・髪のほこりや花粉をはらう
・髪の毛ののキューティクルを整え艶を出す
・髪の毛のからまりをとる
・頭皮のコリをほぐしてマッサージ
・頭皮のかゆみを抑える
・毛穴の皮脂をトリートメント剤に変える
・頭皮をリフトアップして小顔効果
・毛穴のゆがみを矯正してうねり毛防止
・栄養を行き渡らせて白髪を防止
・血行促進して抜け毛を防止
・キューティクルを閉じてカラーをキープ
・貧相な髪のボリュームアップ効果
・広がる毛のボリュームダウン効果
実に豊富な効能がありますが、これは大げさではありません。
日々のブラッシングで汚れを除去し、艶を出し、保湿効果を高めるという素晴らしい効果が期待できます。
髪を整えるためだけのものだと考えていた方の今までのブラッシングの概念を覆すことになるでしょう。
次項で目的別に分けてブラッシングの効果的なやり方・タイミングをご紹介していきますので、是非実践してみてくださいね!
シャンプー前のブラッシング
夜と朝ではブラッシングの目的が異なります。
夜はブラッシングはおもに、汚れを浮かしてシャンプーやお湯などをなじませやすくするためのものです。
するのとしないのでは雲泥の差。
使うのはブラシの先端に丸いボールがついているものがおすすめです。
地肌を傷つけずに毛穴煮詰まった余分な皮脂も除去することができます。
力を入れすぎず、優しく丁寧にブラッシングするようにしてください。
具体的な手順を下記で解説していきます。
毛先からとかし、ほこりをとる
髪には目に見えないほこりが付着しているものです。
ほこりは顕微鏡で見るとギザギザと突起しているため、無理やりとかすと切れ毛の原因に。
毛先から優しくとかすようにしましょう。
頭の上半分を地肌からかきあげる
頭部を上下半分に分け、まずは上半分から。
生え際から頭頂部に集めるように地肌にブラシを当ててブラッシング。
頭皮をマッサージする要領で心地よい力加減で行いましょう。
後頭部は下から上に
下半分は下から上に向かってブラッシングしましょう。
地肌にブラシをあてて、生え際から後頭部に向かって、毛穴の汚れを優しく浮かせましょう。
表面を整えて艶を出す朝ブラッシング
朝のブラッシングをしっかり行うと、スタイリング剤を使わなくても美しい自然な艶が生まれ、まとまりも良くなりますので、ぜひ試してみてください。
使うブラシの種類は天然毛がおすすめです。
天然毛はプラスチックに比べて静電気が起こりにくく、開いていたキューティクルが閉じて一定方向に整い、しっとりと髪本来の艶が生まれます。
毛流れに沿って行うのがポイントです。
睡眠時絡んだ毛先をほぐす
毛先が寝ている間の摩擦で絡んでいたら、毛先からほぐしましょう。
ブラシを持たない手のひらで支えて、天然毛のブラシでブラッシング。
スムーズにブラシが通るようになればOKです。
地肌に沿って艶アップ
地肌からブラシを入れることによって、天然の皮脂が髪全体に行き渡り自然な艶へと変化します。
頭皮の血行をよくしておけば顔色もパッと明るくなるため、頭皮に沿わすようにブラシを当てていきましょう。
仕上げは上から下へキューティクルを整える
開きっぱなしだったあちこちランダムに乱れたキューティクルをキュッと閉じるには、地肌から毛先へ向かって髪表面をなでるようにブラッシングしましょう。
髪全体をとかすことによってキレイに整い、艶も全体に出てくるのでおすすめです。
ボリュームアップするエアリーブラッシング
もともと猫っ毛の人も、年齢とともに立ち上がりが弱くなってきたエイジングヘアも、ブラッシングのコツさえ抑えれば、ふんわり動きのあるエアリーなボリュームヘアに仕上がります。
大切なことは、髪と髪の間、頭皮と髪の毛の間に空気を含ませることが大切です。
そのために最適なのは、通称ガイコツブラシと呼ばれるような目の粗いもの。
持っていない場合はお持ちのブラシでOKです。
下から空気を含ませるように
ボリュームのない髪の毛は根元がペタンと押しつぶされている状態です。
目の粗いブラシで掻き上げるように下からすくっていくと、空気が隙間に入りふんわりと柔らかいボリュームになります。
いつもの分け目と反対側からとかす
いつも同じ分け目だと毛穴の立ち上がりの癖がついてペタンコになりがち。
いつもの分け目と反対側からブラシを入れると簡単にボリュームアップ。
これだけで若々しい雰囲気を出せます。
下を向いて後頭部を立ち上げる
日本人は後頭部が薄く絶壁に見えてしまいがちですので、下を向いて襟足から頭頂部に向かって大きくブラッシングするようにしましょう。
顔を正面に戻すとトップとサイドに膨らみが生まれ、リッチな印象になります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
この記事では艶髪を作り上げるために重要なブラッシングのやり方や、やってはいけないブラッシングなどについて解説してきました。
毎日の少しのお手入れで美しく髪の毛を保つことができますが、朝と夜とではブラッシングの目的が異なりますので、今回ご紹介したやり方を参考に、朝と夜で使い分けながら是非実践していただきたいです。
使用するブラシにもおすすめがありますが、最近では朝夜兼用で使えるマルチユースのブラシも登場してきているので、自分の頭皮に合ったブラシを使うようにしましょう!