女性の薄毛

呼吸が女性の薄毛に影響するって本当?呼吸方法を改善して薄毛も治す!

誰もがほとんどの時間、普段は全く気にすることなく呼吸をしていますよね。

これは、自律神経が正常に動いてくれていることで成り立っています。

そのため自律神経が乱れると、呼吸だけでなく心臓などのあらゆる器官にも不具合が生じてくる場合があります。

そしてこの自律神経に関わる呼吸の仕方が、髪の成長にも密接に関わっているんです。

呼吸の中には腹式呼吸という、意識的にすることができる深い呼吸法があります。

腹式呼吸は健康に良いだけでなく、発毛を促進して薄毛の改善に繋がる作用があるといわれています。

また、普段から浅い呼吸を繰り返すことが、薄毛に繋がっているといえます。

浅い呼吸をしている人の特徴としては、口呼吸をしている人が多いです。

では今回は、本当に呼吸が薄毛に影響しているのかということと、呼吸の仕方を改善することで、薄毛も治していく方法をお伝えしていきましょう。

呼吸が薄毛に影響するって本当?2つの理由

普段何も意識することなく毎日行っている呼吸ですが、実は呼吸が髪にまで影響しているんです。

これまで無意識に行ってきた呼吸に目を向けることで、自分の呼吸が浅いのか、深いのかが分かってきます。

ではここからは、何故、呼吸の仕方が薄毛に繋がっていくのかということを、詳しく説明していきましょう。

酸素濃度が抜け毛に影響する

普段している呼吸が浅い場合は、体内に充分な酸素を取り入れることができなくなり、血中の酸素濃度が薄くなって血液循環が悪くなります。

髪は血液によって運ばれた酸素と栄養素で作られます。

そのため、血行不良によって毛根が充分に栄養を受け取れないと、丈夫で豊かな髪を生成することができなくなります。

ただ呼吸は普段無意識でしているため、自分の呼吸が浅いか深いか分からない人も多いですよね。そこで呼吸の目安をお伝えしましょう。

・呼吸が浅くなっている人は、口が開いてしまう人や、口呼吸をしている人が多いです。

・また、思い切り息を吸い込んでからゆっくりと吐き出したとき、20秒もたたずに息が切れてしまう場合は、呼吸が浅くなっているといっても良いでしょう。

自律神経が抜け毛に影響する

呼吸は自律神経が司っていますが、自分でも意識的に変えることができる部分です。

そして、普段から呼吸が浅くなっている場合は、自律神経が乱れている可能性も高いです。

自律神経は、身体や頭が活発に働くときの交感神経と、リラックスしているときや眠っているときに働く副交感神経に分かれています。

自律神経が乱れて交感神経が優位な状態のときは血管が収縮して血流が悪くなり、頭皮に張り巡らされた毛細血管にも影響し、抜け毛に繋がります。

逆に副交感神経が優位な状態のときは、血管が拡張して血液の流れが良好になり、毛細血管のすみずみまで血液が行き渡りやすくなりますので、栄養も運ばれ育毛に良い状態になります。

自律神経の乱れは抜け毛の原因を作ることにもなりますので、自分の呼吸が浅いのか深いのかを、これを機会に意識してみると良いでしょう。

呼吸が浅くなる原因3つ

では呼吸が浅くなる原因としてどんなものがあるのでしょうか?理由が分かれば抜け毛の改善にも繋げていくことができますよね。

①精神的なストレスが原因

②口呼吸が原因

③猫背などの良くない姿勢が原因

では次からは、上記3つに関して詳しく解説していきましょう。

ストレス

精神的なストレスを感じることで、人間は無意識に呼吸が浅くなっていることが少なくありません。

呼吸は、息を吐くときにセロトニンが分泌されて、リラックス効果に繋がり、副交感神経が優位になります。

逆に、呼吸が浅いときはセロトニンが欠乏状態になり、交感神経が優位になってストレスを感じやすくなります。

呼吸が浅いことからストレスを感じる場合と、精神的なストレスから呼吸が浅くなる場合とがありますが、どちらにしても浅くなった呼吸と交感神経が優位になっている状態の悪循環によって、薄毛の原因を作っているともいえるでしょう。

そこで、ストレスを解消することが必要になってきます。

趣味の分野で自分を楽しませるのも良いですし、時間がないときはゆっくり温めのお風呂に入るだけでも、身体が温まって副交感神経が優位になって血管が拡張し、リラックス効果と血流促進によって、育毛に繋げることができます。

または、運動をすることで発散し、運動をしたことで体が疲れて熟睡すると、ストレス解消と育毛効果が上がりますので、身体を動かすことはおススメです。

悪い姿勢

姿勢が悪いと、胸郭が圧迫された状態になり、横隔膜が上手く働かなくなって呼吸が浅くなります。

特にデスクワークなどで普段からPC操作している人や、スマホを見ている時間が長い人などは、自分が思うよりもずっと姿勢が崩れている場合も多く、呼吸が知らずに浅くなっていることも多いです。

身体を動かしていないときは運動時と違って、それほど多く酸素を取り入れる必要がないため、普段は気付きにくいともいえるでしょう。

深い呼吸をして体内に酸素を十分取り入れるためには、背骨を伸ばして姿勢を正すよう心掛けてください。

姿勢を正して普段から呼吸が深くなると、健康だけでなく育毛効果にも繋がりますので意識していきましょう。

口呼吸

気付くと口が開いている人や、口呼吸が習慣になっている人は、鼻で呼吸するよりも浅い呼吸になりがちです。

口呼吸は、口からウイルスや細菌なども侵入しやすく、風邪を引いたり、インフルエンザなどの感染症になったりする可能性も高くなります。

口呼吸が習慣になっている人は、身体の健康状態にも、髪の健康状態にも影響を及ぼすことになりますので、鼻での呼吸を意識すると良いでしょう。

呼吸が髪に影響することへの対策は?

普段全く意識していないからこそ、自分で呼吸の深さを意識していくことは、習慣になるまでは結構困難かもしれません。

ですが、習慣付けてしまえば、今度はずっと深い呼吸でリラックスを得ることができますので、薄毛の改善と身体の健康のためにも試してみると良いです。

では、薄毛の改善にも繋がる呼吸の方法をお伝えしていきましょう。

深い呼吸をする

呼吸が浅くなる人は、肺の中の空気を吐き出しきれていないことも多いため、新鮮な空気を充分に取り込むことができません。

そのため、呼吸が浅い人は意識してゆっくりと息を吐き出して、肺を空っぽにするようなイメージを持つと良いでしょう。

その際、姿勢を正して腹式呼吸を行うことで、深く息をすることができ、リラックス効果にも繋がり、副交感神経を優位にすることができます。

まずはゆっくり息を吐くことを意識してください。

呼吸は吐くことを意識するだけで、あとは勝手に息を吸ってくれますので、吐くことに重点を置いていきましょう。

腹式呼吸の方法

では、腹式呼吸のやり方を説明していきます。

【腹式呼吸のやり方】

・腹筋を意識してできるだけ深く息を吐き出します。

 このとき、お腹がへこむことを意識してください。

・深く息を吐きだすと、自然と深く息を吸い込む形になります。

 このとき、お腹がふくらむことを意識します。

*息を吸う時間は4・5秒くらいで大丈夫ですので、吐く息をできるだけ長くしましょう。

*腹式呼吸は背筋を伸ばして行うことで、より一層深く呼吸することができるようになります。

背中が丸まった姿勢では、横隔膜にも負担がかかって充分に息が吸い込めなくなりますので気をつけてください。

腹式呼吸を一日に数回意識的に取り入れて、少しずつ回数を増やし、腹式呼吸が習慣になるようにしていくと良いでしょう。

呼吸による薄毛予防効果

腹式呼吸で得られる効果ですが、呼吸が深くなることでリラックス効果があり、副交感神経が優位に働くことで、精神面を安定させる効果もあります。

普段、ストレスを抱えてイライラしているときや、緊張状態が続いているときは、気持ちが張り詰めて交感神経が優位に働き、血管が収縮した状態になります。

副交感神経が優位になると血管が拡張し、血流が良くなり、育毛効果に繋がりますので、呼吸を整えることを意識していきましょう。

また、深い呼吸をすると、肺に充分に酸素を取り入れることで血液循環も良くなりますので、気付いたときに深呼吸を繰り返すだけでもしていきましょう。

まとめ

今回は、呼吸が薄毛に影響することと、呼吸方法を改善して薄毛も治す方法をお伝えしました。

呼吸の深さは髪の状態にも影響しますので、普段無意識にしている呼吸を、今後意識して育毛に役立てていくように心掛けてください。

また、姿勢が悪いことが原因でも呼吸が浅くなりますので、普段デスクワークやスマホを眺める時間が多い人、または猫背が癖付いている人は、悪い姿勢を続けることで薄毛になりますので、姿勢も意識して正すようにすると良いでしょう。

腹式呼吸を習慣付けることで、リラックス効果と育毛効果に繋がりますので、正しい呼吸で薄毛を改善していきましょう。