こんにちは。
私はセラピストの山田と申します。
私は貧血予防に普段から意識的にレバーを摂っているのですが、先日、「レバーは美髪に効果があるらしい」と知人から聞き、「レバー」について色々調べてみたところ、「栄養の宝庫」であることがわかり、やはり美髪にとても効果があることがわかりました!
この記事では、そんな「レバーのパワー」について紹介します。
レバーとは?
「レバー」ってそもそもどんな動物のどこの部位か知っていますか?
日本でよく食べられている「レバー」は、哺乳類(牛や豚など)、鶏、魚介類などの肝臓です。
肝(きも)などと呼ばれることもありますね。
世界三大珍味として有名な「フォアグラ」は、ガチョウやカモ、アヒルなどに特殊なエサをたくさん与えることで、脂肪肝にさせたものなんです。
高級食材なので、そうとは知らずにおいしいと食べていた方も多いかもしれませんね。
「白レバー」は、鶏の脂肪肝のことで、焼き鳥屋さんのメニューで見かけた方もいるかと思います。
レバーの臭みが苦手な方も、「白レバー」なら食べられるという方もいて、トロっとして臭みがなくとても食べやすいです。
なぜ「白レバー」は希少なのかと言うと、オスは食肉用としてまだ若いうちに早く出荷されるため、「白レバー」は主にメスなのですが、メスは卵を産むために食肉用として出荷される数が少ないため、市場にあまり出回らないことから希少なわけです。
魚介類の場合は、レバーというより肝(きも)と呼ばれることが多いですが、「あん肝」などは「海のフォアグラ」と呼ばれていて、フォアグラと比べるとあっさりして食べやすい感じです。
あんこうは深海にいるため、エサが少なく、エサを肝臓に脂肪として蓄えているため、旨味が凝縮され他の魚と比べてとても濃厚なんです。
なお、現在日本では牛の生レバーの販売や提供が禁止されています。
一時ニュースになったのでご存知の方も多いと思います。
牛のレバ刺しのファンの方もいたかと思いますが、食中毒のリスクなどがあるようなので、レバーはしっかり火を通してから食べましょう。
次に「レバーのパワー」について説明します。
レバーのパワーとは?
レバーといえば、「鉄分」が豊富なイメージがありますよね。
貧血予防に食べている方も多いかもしれません。
全身に酸素を運ぶ働きを助ける血中の「ヘモグロビン」は、「ヘム鉄」と「グロビン」というたんぱく質でできているので、鉄が不足すると、「ヘモグロビン」の合成が低下するため、鉄欠乏性貧血になります。
特に女性は生理があることで、鉄不足になりやすく、貧血気味の方が多いと思いますので、少量でもレバーを摂ることをオススメします。
次にレバーに含まれる「タンパク質」は、髪にとって欠かせない栄養素です。
髪の約9割が「ケラチン」というタンパク質でできていて、この「ケラチン」は体内で作り出せないため、食事やサプリで摂る必要があります。
さらにレバーには、「ケラチン」を合成する役割の「亜鉛」が含まれています。
「タンパク質」を体内に摂って「ケラチン」を作り出すためには、「亜鉛」が必要なわけです。
この「亜鉛」の不足は、抜け毛の原因の一つと言われています。
また、レバーには「ビタミンB群」が含まれており、髪の新陳代謝を促進し、毛根を活性化させ、血行を良くする働きがあります。
髪を健康に保つためには欠かせない要素ですね。
レバーに含まれる「ビタミンA」は、肌のターンオーバーを整えたり、皮膚の状態を健康的に保つ働きがあります。
緑黄色野菜に含まれる「ベータカロチン」は体内で「ビタミンA」に変換されますが、レバーはもともと「ビタミンA」が含まれているので、その分即効性が期待できます。
ただし、ビタミンAは摂りすぎると、排出されずに体内に蓄積されてしまうため、かえって健康に良くないので、食べ過ぎには気を付けましょう。
特に妊婦の方は注意が必要です。
ここまででレバーにはたくさんの美髪の栄養素が入っていることがわかりましたね。
では、1日にどれだけ食べてもよいのでしょうか?
厚生労働省によると、ビタミンAの摂取上限が、18歳以上で1日2700㎍となっています。
この数値を参考に割り出すと、鶏レバーや豚レバーの場合は一日に20g程度となりますので、案外少ないことがおわかりいただけるかと思います。
因みに牛レバーは200g超までとなります。
健康に良いからと言って、食べ過ぎには注意しましょう。
次は「レバー」の下処理について紹介します。
レバーの下処理って面倒?
レバーの調理でまず面倒なのは、血抜きなどの下処理です。
これをしっかりしないと、レバー独特の血生臭さが抜けず、他の食材にその臭みがうつってしまうので、しっかり下処理をする必要があります。
ここでは、比較的簡単にできる下処理の方法を紹介します。
何のレバーかによって処理方法は違いますが、ここでは鶏レバーを例にして紹介します。
牛乳編
鶏レバーの白い脂肪部分を包丁で取り、一口大の大きさに切ります。
ボウルに水を張り、数十回かき混ぜたら流水で数回洗い流します。
ザルで水気を切り、ボウルにレバーを入れ、浸るくらいの牛乳を入れます。
ラップをして冷蔵庫で1時間程度冷やします。
ザルに上げて水気を切り、キッチンペーパーで水気を拭き取ります。
塩編
鶏レバーの白い脂肪部分を包丁で取り、一口大の大きさに切ります。
ボウルに水を張り、数十回かき混ぜたら流水で数回洗い流します。
ここまでは牛乳編と同じです。
ザルで水気を切り、ボウルにひとつまみの塩と水を入れ、そこにレバーを入れて軽くもみます。
ラップをして冷蔵庫で20分程度冷やします。
ザルに上げて水気を切り、キッチンペーパーで水気を拭き取ります。
水を何度か取り替えるとより臭みが取れます。
他には氷水やお酢などに入れる方法などがあります。
上記の方法なら思ったほど面倒ではないことがわかりますね。
どうしても下処理をしたくないのであれば、市販の既に下処理が済んでいるものを買うというのも手です。
下処理が済んだら、次はレバーを使ったお料理を紹介します。
レバーのオススメ料理
レバーと言って私がまず思い浮かべるのは、「レバニラ炒め」です。
下処理したレバーに、生姜、にんにく、醤油、酒などで下味をつけ、ニラ、もやしなどを一緒に炒めます。
ボリューム、栄養ともに満点でオススメです。
クリームで炒めると、シチューみたいでまた違った味わいになります。
次に私が大好きなお料理は、「レバーペースト(パテ)」です。
これは下処理した後に、レバーを焼いて、バターと一緒にフードプロセッサーなどで細かくしペースト状にし、冷蔵庫で冷やして固めます。
パンなどにつけると絶品ですよね。
作るのが手間であれば市販のものもあります。
レバーは揚げてもサクサクしておいしいです。
下処理したレバーに、生姜、にんにく、醤油、酒などで下味をつけ、片栗粉をまぶしてカラっと揚げます。
さらにレバーは煮てもおいしいんです。
甘辛く煮てもいいですし、赤ワインで煮るとレバー独特のクセが気にならなくなるという方もいます。
このように、レバーには色々なバリエーションがありますので、是非色々試してレパートリーを増やしてくださいね。
まとめ
今回は「レバーの効果」について紹介させていただきましたがいかがでしたでしょうか?
レバーは独特な臭みが苦手であまり積極的に食べていない方も、白レバーなどから始めてみてはいかがでしょうか?
是非レバーのパワーを利用して美髪をゲットしてくださいね。