抜け毛を予防するにはスカルプケアが良いのですが、アイテムとしてお勧めなのが「かっさ」です。
大昔の中国でうまれた民間療法で、安価で簡単に始められます。
そこで今回は、まずはじめに「かっさ」とは何かをお話ししてから、かっさを使ってスカルプケアを行う方法や、その効果と結果、注意点についてもご紹介しますよ。
是非、あなたもかっさを生活に取り入れ、その効果を実感してみませんか?気になる抜け毛にも効きますよ!
かっさって何?どんな効果があるの?
かっさとは、今から約2500年ほど前の中国民間療法が元になっている美容法です。
中国語表記では「刮痧(グアシャ)」と読み、その意味としては「刮(かつ)が擦る、削ぎ取る、剥ぐ」を、「痧(さ)が老廃物や滞った血液」を表しています。
その言葉通り主な目的は、
①血行を促進させる
②リンパを流す
この2つになりますね。
かっさで全身のコリがあるところをほぐすと、滞ってしまった老廃物といった毒素を排出し、新陳代謝を活発にしてくれるのです。
それにより、身体が健康になるわけですね。
特にスカルプケアにはもってこいで、かっさを使用して頭皮のコリをほぐしたり、溜まった老廃物を流してやることで、
・発毛促進
・育毛
・抜け毛予防
・薄毛改善
・かゆみやフケの予防
になり、更に頭皮と顔は一枚皮なので、頭皮をマッサージしてやれば自然とむくみやくすみが解消でき、たるんだ箇所も引き締まりリフトアップ効果につながるのです。
また、その他のメリットとしては、
強い力は必要なく、女性でも少しの力で行え、
副作用もなく、
安価で購入でき、
専門知識がなくても使用できます。
ここまででも、かっさは手軽で簡単に使えるということがご想像つくかと思われます。
そこで次に、具体的な使用方法をスカルプケアに限定してお伝えします。
かっさでスカルプケアをする方法とは?
まずはかっさの構造ですが、なだらかな部分に使える「面」とツボ押しに使える「角」があります。
これらを上手に使い分けることで、マッサージ効果は上がりますよ。
では本題に入り、具体的なスカルプケアをご紹介します!
頭は球体でなだらかな範囲が狭く、重要なツボも多いので、基本的にはかっさの角を使います。
頭のてっぺんのツボ「百会(ひゃくえ)」を探します。
生え際にかっさを押し当て、その百会に向かってクルクル円を描くように細かく回していきます。
生え際の右から左まで行いますよ。
次に、生え際から百会に向かって、細かくジグザグに動かしていきます。
これらをそれぞれ3回ほど行います。
②次に側頭部です。
まずは、こめかみから耳に沿って、クルクル円を描くように耳たぶの裏まで行います。左右行います。
次にジグザグに動かしますよ。
これらも3回ほど行います。
③最後は後頭部です。
前頭部から後頭部に向けて、リンパを流すようにかっさでなでます。こちらも、右側から左側に向かって、細かく線上に行います。
3回ほど繰り返したらおしまいです。
全行程を約5~15分くらいで行い、頭が軽くなってきたら完了のサインですね。
ただ、より簡単に行いたいなと思われる日もありますよね。
そんな時は頭皮を触ってみて、コリコリしている箇所をかっさの角でマッサージするだけでも良いのです。
詰まりがほぐされ、頭がスッキリしますよ。
また、便利な形状のかっさも増えてきています。
頭皮なら櫛形のがお勧めですよ。
一気に広範囲にかっさを当てることができるので、より時短になります。
先にご紹介したスカルプケアと同様に、頭頂部、側頭部、後頭部の順で、それぞれクルクル円を描いたり、細かくジグザグに動かすように複数回行なってみて下さいね。
以上より、かっさを使用してのスカルプケアの方法がお分かりいただけたかと思います。
そこで次に、その結果と注意点をご紹介します。
<かっさでスカルプケアをした結果と注意点とは?>
前章でお話しした、かっさでのスカルプケアを行なった結果ですが、
・頭皮が柔らかくなる
抜け毛トラブルがある方のほとんどは、頭皮が硬くなっているのです。
更に頭皮の色は赤黒くなっているはずです。
まさにそれは、血行が滞り老廃物が溜まって頭皮がうっ血している証拠になります。
すると、髪を成育するのに必要な酸素や栄養素が毛根にまで届かなくなるため、髪が健やかに育たず、抜け落ちてしまうわけですね。
更に頭皮は筋肉が少ないため、人の手で動かしてやらないとどんどん硬くなっていきます。
そこで、かっさでマッサージなのです。
・頭がスッキリする
コリが解消されて、老廃物が流されるので当然ですね。
またそれにより不眠症が改善したり、肩こりや目の疲れが回復に向かいます。
かっさは、全身の疲労回復に役立つのです。
・血行が良くなりポカポカする
頭皮が柔らかくなり、血流が促され始めた証拠ですね。
これが実感できれば、健康な髪の成育が期待できますね。
以上のように、メリット満載のかっさによるスカルプケアにも、注意点やお約束事があります。
早速、ご紹介しますね。
①食後2時間は避けましょう
かっさでマッサージをすると血流が促進されるとお話ししましたが、それにより自律神経も刺激されます。
すると消化か悪くなってくるので、食後は避けるべきですね。
もちろん飲酒後も避けて下さいね。
血流が通常時以上に促進されてしまいますし、肝臓でのアルコール分解の働きも悪くなります。
②体調が悪いときは避けましょう
①と重なる部分がありますが、体調不良のときに血流が促されると、より高熱が出てしまったり胃腸の調子を悪化しかねませんので避けて下さい。
また持病(特に心臓病や糖尿病、高血圧など)がある方、妊娠中の方(特に初期)は必ずかかりつけの医師に相談して下さいね。
自己判断で行なわないようにして下さい。
③外傷があるときや、日焼けがひどいときは避けましょう
そのような箇所に刺激を加えると、より悪化させてしまいますので避けて下さいね。
④毎日行うことはお勧めしません
コリがひどい箇所は、かっさでマッサージをすると赤い斑点が出てきます。
その分効果があるのですが、刺激は強いのです。
よって、週1回から多くとも3回程度にしましょう。
⑤マッサージする強さは痛気持ちいい程度で
力を入れすぎるとうっ血したり、傷をつけてしまいます。
これでは意味がないですよね。
優しく、痛気持ちいい程度に留めておいて下さいね。
⑥細く長く続けましょう
健康な髪であっても、髪の毛は必ず抜け落ちます。
本来はまた新しい健康な髪が生えてくることで毛量や質を保っているです。
いわゆる「ヘアサイクル」ですね。
健康な髪に生え変わってくることを期待して、少くとも4ヶ月~半年程度は続けてみて下さいね。
⑦水分補給を忘れずに行いましょう
かっさでマッサージすることで、リンパの流れを良くし、老廃物が体外に排出されます。
当然体は水分不足に陥ります。
マッサージ後は必ず水分を摂って下さいね。
⑧かっさをいつ使うかで効果が変わります
シャンプーやトリートメントの成分をより取り込みたいと思われるなら、洗髪前の髪が乾いた状態で行います。
より血行を促進させたいなら、お風呂から上がって髪をタオルドライし、ドライヤーで完全に乾かした後に行います。
お風呂で血行が良くなっているので、そこにかっさを使えばより効果的ですよ。
まとめ
以上、かっさでスカルプケアについてお話ししてきました。
いかがでしたか?
かっさでスカルプケアを行えば、硬くなりうっ血していた頭皮も柔らかくなり、血流が促されるようになります。
それは、健康な髪を育てるために一番大切なことです。
抜け毛も気にならなくなります。
是非あなたもかっさを使って抜け毛対策をし、自信の持てる髪を育ててみませんか?