薄毛に悩む女性の方が誰しもが一回は使用を考えたことがある育毛剤。
巷には色々な育毛剤が販売されていますが、どれを選んだらいいかわからない方も多いと思います。
本当に効果があるのか、どのようにして育毛効果があるのかどうかなど、育毛剤について気になることをまとめましたので、育毛剤の使用を検討している方は是非参考にしてください!
Contents
気になる育毛剤の効果
現在、育毛剤の市場規模は、300億円~400億円で10年前の2倍以上となっています。
ですがこれだけ多くの人が使っているのにも関わらず、明確な効果についてはっきりと目の当たりにしたという話はいまだあまり聞きません。
果たして育毛剤にはどの程度の効果があるのか、薄毛に悩む女性にとってもこの点は非常に気になるところだと思います。
そんな気になる育毛剤の効果について徹底深堀していきます。
育毛剤には頭皮環境を改善する効果がある
髪の毛が生えてくる毛根の働きを活性化するには、血行を促進し、発毛のサイクルを正常に必要にする必要があります。
さらに、健康な髪の毛を作り出すには、毛母細胞そのものを活性化することも必要になってきます。
脱毛の原因の一つに、男性ホルモンの存在が挙げられます。皮脂分泌が活発し過ぎて、頭皮が不潔になりがちです。
従って育毛のためにはこまめに洗髪をして頭皮を清潔に保つことが欠かせません。
そこで頭皮環境を整えるサポート製品として育毛剤があります。育毛剤に含まれている有効成分が血行を促進し、髪の毛に活力を与える効果があります。
発毛効果はあまり期待できない場合が多い
すでに薄毛が進行しきっている場合に、育毛剤を使用して、必ずしもふさふさになるわけではありません。
薄毛が進行すると、毛根が死んだ状態となり、そこで血行を促進しても新たに髪の毛を生成することは難しいです。
育毛剤の役割はまだ生きている毛根を活性化させて、髪の毛を生えてくるパワーを与えるものです。
発毛を期待して育毛剤を使用する人が多いので、効果を実感できていない方も多いと思いますが、今ある髪の毛を守り抜くために育毛剤を使うのは大変効果的です。
育毛に必要な条件と、賢い育毛剤の使い方
頭皮環境が整っているからといって、薄毛とは無縁かというと、そうではありません。
育毛に必要な条件として、①男性ホルモンの抑制②頭皮を清潔にする③血行促進④毛母細胞の活性化の、の4つに集約されるというわけです。
育毛剤には育毛に必要な条件を達成できる成分が入っている
ほとんどの育毛剤には、上記で紹介した育毛に必要な条件を達成できる有効成分が含まれています。
一部のまぎらわしい商品を除いて、ほとんどの商品は、それなりの効果を実証したのちに市販されているのです。
育毛剤を使う人は少しでも脱毛が減らないか、産毛でもいいから生えて来ないかと思っている方も多いと思います。
ですが焦りは禁物です。事項で賢い育毛剤の使い方を解説していきます。
育毛剤の使用には少しの根気が必要
育毛剤は、4~6か月続けて使って初めて効果が表れるといいます。1か月しか使っていないのに、効果が出ないからと他の製品に手を出してばかりでは、その育毛剤の真価はわかりません。
第一、ヘアサイクルの問題を考えて、それほど早く髪の毛が生えてはこないです。
同じ製品を最低4か月続け、それでも効果がないのなら育毛剤の種類を変えてみる、それぐらいのタイムテーブルで根気よく継続することが大切です。
自分に合った育毛剤を選ぶ
育毛剤の薬効の分類の仕方は色々あります。育毛に必要な条件に従って、4つのタイプに分けることができます。
目的や頭皮の状態に合わせて自分に合った育毛剤を選ぶようにしましょう。
第一が「血行促進型」
毛細血管を拡張して血行を促し、毛母細胞になるべく多くの血液を送って、細胞分裂を活発にさせようというものです。
育毛剤全体の中でもこのタイプの比率が最も多いです。
第二が「毛母細胞直結型」
毛母細胞そのものを活性化させ、毛の休止期を短くさせるのが狙いです。まだ多数派ではありませんが、新しい型の育毛剤には、このタイプが徐々に増えています。
第三が「頭皮活性型」
過剰に分泌される皮脂分を取り去ったり、反対に頭皮に適度な潤いを与えるなどして頭皮を活性化し、新陳代謝を高めようとするものです。
フケを防止し、カビや細菌の消毒、殺菌、保湿などもこれに含まれます。
第四が「男性ホルモン抑制型」
毛母細胞の働きを鈍らせる男性ホルモンの作用を抑えようとするタイプです。
育毛剤の医薬品と医薬部外品の効果はほぼ同じ
近年薄毛に悩む女性が増えてきており、育毛剤の売り上げが飛躍的に伸びています。
一昔前までは、「毛生え薬」などといわれていることもあり、年配の人の中には、今での育毛剤を薬と思っている人が多いかもしれないです。
ですが育毛剤と呼ばれている物のほとんどは「医薬部外品」で、「医薬品:はごく一部でしかないのです。
医薬部外品と医薬品の違いを分かりやすく言うと、医薬品はあくまでも薬だから薬局や薬屋でしか売れないですが、医薬部外品はスーパーやデパートなどでも販売することができます。
医薬品
医薬品は、厚生労働省から製造販売の認可を受けるまでに、動物実験や安全性の実験など、数々の臨床試験をクリアしなくてはいけません。
そして、成分の表示はもちろん、それがどれくらいの分量で含まれているか、また、使用期限についても表示する必要があります。
そのため、医薬品の指定を受けるには、開発から申請までに10年近くかかるというのも珍しくはありません。
医薬部外品
一方、医薬部外品についていえば、同じく厚生労働省の許可は必要ですが、医薬品ほどの厳しい審査をパスしなくても許可を得ることができます。
薬事法で指定されている成分を適量配合して申請すれば、開発から2年ほどで商品化も可能です。
薬事法の指定以外の新規成分を配合するときも、保湿剤として混ぜると許可に手間がかからないといいます。
医薬品の開発と比べると、お金と時間をかけずに新商品を売り出せるということです。
医薬部外品の育毛剤の効果
医薬部外品の効果のほどは、医薬品よりずっと劣るかといわれればそうではありません。
医薬品と同じように研究・開発に力を注ぎつつ、販路を広げるために、わざと新製品を医薬部外品として申請するメーカーも多いのです。
最近では多くの育毛剤に生薬が配合されており、血行促進などの効果が期待できるだけでなく、医薬部外品として効果的な育毛剤へと変化しつつあるのです。
育毛剤を作るメーカーからすれば、副作用がなく許可が下りやすいというメリットがあります。
自分に合った育毛剤を選んで正しく使いましょう!
いかがでしたでしょうか?この記事では女性の薄毛の悩みに効果的な、育毛剤の効果や選び方などについて解説してきました。
育毛剤には様々な種類があり、薄毛の症状や目的、頭皮の状態などに応じて自分に合った育毛剤を使うことが大切です。
また、育毛剤を使うなら、最低でも3か月~4か月ほどは継続的に使ってみないと、すぐに効果が表れるわけではありませんので少し根気強く継続的に使用する必要があります。
育毛剤は育毛を促進する効果が期待されますが、すでに毛根が死んでいる場合にはあまり効果が期待できないので、薄毛の症状がひどい方は皮膚科や専門クリニックへ受診して治療するようにしましょう。