女性の薄毛

女性ショック!スイーツを食べると薄毛になる!?

抜け毛や薄毛の原因はさまざまですが、実はスイーツなどの甘いお菓子などを食べ過ぎるのもその一因になるといわれているのをご存じでしょうか。

そこで今回は、なぜ甘いものは髪によくないのか、また糖分の過剰摂取による薄毛を防ぐためにはどうすればよいのかなどについて詳しく見ていきたいと思います。

甘いお菓子が髪に悪い影響を与える?

甘い菓子類には、多くの砂糖が含まれています。

糖質のひとつである砂糖は体や脳を動かすエネルギー源となる大切な栄養素でもありますが、白米などの炭水化物にも糖質が含まれているため、お菓子を食べると糖質の過剰な摂取につながり、髪によくないといわれています。

またお菓子には小麦粉などの炭水化物だけではなく、実は脂質も多く含まれているため、食べ過ぎると頭皮の皮脂の過剰分泌につながり薄毛の原因となる可能性があります。

さらに市販の菓子類の多くには食品添加物が多く使われており、許容量を超えない限りは影響はないのですが、クッキーなどに含まれているショートニング、いわゆるトランス脂肪酸には特に注意が必要です。

トランス脂肪酸を過剰摂取すると、血液中の悪玉コレステロールが増加して血液がドロドロになり、血管が詰まりやすい状態となります。

そうすると血流が悪くなり、頭皮の毛母細胞に髪の成長に必要な栄養素や酸素が行き届かなくなり、抜け毛や薄毛の原因となることが考えられます。

スイーツはなぜ薄毛の原因になるの?

ここでは、なぜスイーツなどの甘いものを食べ過ぎることが薄毛や抜け毛の引き金となるのか詳しく見ていきたいと思います。

コレステロール値が高いために血行不良になる

食事から摂取したコレステロールは、体内に吸収されると肝臓を通って血管内を巡っていきます。

しかし血管を流れるコレステロール量が増えると、血流が悪くなり動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞などの要因となることがあります。

また血液の流れが悪化すると、頭皮の毛細血管の血流も悪くなります。

髪は毛細血管内の血液の流れにより栄養素を毛乳頭に届けることで成長するため、毛細血管が血行不良になれば運ばれる栄養素の量も減少して栄養不足気味となり、抜け毛や薄毛の原因となります。

ビタミン類やミネラルが大量に消費されるため

髪の成長や頭皮環境を良好に保つためには、髪の主成分となっているたんぱく質の他にも、たんぱく質の合成に必要なビタミンB群やミネラルの摂取が欠かせません。

しかしスイーツや甘いお菓子を食べると、体内で砂糖が分解され糖質を代謝する際にビタミンB群やミネラルが多く使われてしまうため、髪の成長のために必要な分が不足する可能性があります。

ビタミンB群の不足は皮脂の過剰分泌を招き、毛穴が詰まることで頭皮環境が悪化し、抜け毛や薄毛につながることもあるため気をつけるようにしてください。

髪の糖化にも要注意!

糖化とは、食事により体内に摂取した糖質とタンパク質とが結びついてタンパク質が劣化してしまうことをいいます。

劣化したタンパク質であるAGEが、体内や髪の内部に溜まっていくことで、糖化がどんどん進んでいきます。

糖化が進むと、髪のハリやツヤが失われたり髪が弱くなり細くなって薄毛や抜け毛の原因となるため、健康的な髪を育てるためには髪の糖化を防ぐことが非常に重要です。

甘いお菓子の代わりにおすすめのおやつ

アーモンドなどナッツ類には、血管を広げる効果のあるビタミンEやミネラルである亜鉛が含まれており抗酸化力もに優れているため、1日に20~25粒ほど食べるのがおすすめです。  

また豆菓子には、髪の主成分であるタンパク質はもちろん、特に大豆には大豆イソフラボンという女性ホルモンに似た働きをする成分が豊富に含まれているため、年齢に伴うホルモンの減少が気になるという方にも最適のおやつであると言えるでしょう。

さらに昔から髪に良いといわれているワカメやスコンブなどの海藻類には、亜鉛などのミネラルや代謝の促進に効果のあるヨウ素、髪を黒くするメラノサイトの働きを活発にするカルシウムが豊富に含まれているため、こちらも髪を健康的に保ちたいという方に向いているおやつですよ。

髪を育てるために必要な栄養素とは?

ここでは、髪を育てて薄毛や抜け毛を防ぐために必要な栄養素について詳しく見ていきたいと思います。

・タンパク質
髪のほとんどタンパク質あるケラチンで構成されているため、肉や魚類、卵や乳製品、大豆製品などたんぱく質が多く含まれている食品を毎日のメニューに取り入れることは非常に重要です。

・ミネラル
牡蠣や豚レバー、イワシや納豆、ナッツ類などに多く含まれている亜鉛や鉄などのミネラルは、たんぱく質の合成に欠かせない大切な栄養素です。

また頭皮の毛母細胞の増やす効果もあり、薄毛の原因である体内の男性ホルモンの増加を抑える働きも期待できます。

亜鉛はストレスなどによって消費されやすい栄養素であるため、普段から意識して摂取するようにしてください。

・ビタミン類
ビタミンAやBなどの各種ビタミン類は、健康的な髪を育てて薄毛を予防するために欠かせない栄養素となっています。

ニンジンやカボチャなど緑黄色野のに多く含まれているビタミンAは、代謝アップや血流促進効果が期待できます。

またあさりや舞茸、ししゃもなどに多く含まれているビタミンBには、ケラチンの生成を助ける働きがあります。

薄毛を予防するための生活習慣とは?

以下では、髪の糖化を予防して薄毛や抜け毛を防ぐために見直したい食生活や生活習慣について詳しく見ていきたいと思います。

栄養バランスの整った食事を心がける

日々の食事においては、肉や魚類、野菜、白米などの炭水化物、良質な油などさまざまな栄養素をバランス良く取り入れ、3食きちんと食べて規則正しい生活を送ることが大切です。

髪の糖化による薄毛を防ぐためには、納豆やキムチなどの発酵食品やゴボウやバナナなど、食物繊維やオリゴ糖が多く含まれている食材が特によいのです。

また大豆製品に含まれている大豆イソフラボンは、体内で女性エストロゲンに似た働きをするため、女性の薄毛予防には最適です。

適度にストレスを発散する

ストレスが溜まると、血糖値を上昇させる作用のあるコルチゾールという物質の分泌量が増加し、血糖値が上昇しやすくなります。

そうすると体内や髪の糖化が進行してしまうため、うまくストレスを発散することが非常に大切です。

睡眠をしっかり取る

最新の研究によると、メラトニンという眠るために欠かせないホルモンには抗糖化作用があるとされています。

また睡眠不足になると、AGEを体内に溜め込みやすい状態になるため、できれば毎日6時間以上は睡眠を取るように心がけましょう。

運動習慣を身に付ける

ウォーキングやジョギング、スイミングなどの有酸素運動は、体内に蓄積された糖を減少させることができます。

毎日忙しくてなかなか運動する時間がとれないという場合には、歩く距離を時間を増やしたり、エレベーターではなく階段を利用するなど工夫して体を動かすようにしましょう。

紫外線対策を行う

実は紫外線を浴びることは、髪の糖化をさらに進行させる大きな一因となります。

ですから肌に日焼け止めを塗るのと同様に同じように、髪専用のUVケア用品を使用したり帽子や日傘をうまく利用するなどして外出時には紫外線対策を講じるようにしてください。

まとめ

スイーツなどの甘い菓子類には、砂糖の他にも小麦粉や油類などの脂質などが多く含まれているため、食べ過ぎるとコレステロール値が高くなり血流が悪くなったり、頭皮環境の悪化へとつながるためくれぐれも注意が必要です。

また砂糖の摂りすぎだけではなく、髪の成長に必要な栄養素を毎日の食生活に取り入れたり、睡眠不足や運動習慣など、これまでの生活習慣を見直すことも大切であるといえるでしょう。