円形脱毛症はある日突然出来てしまうものでその大きさは500円程度のものです。
他の薄毛の症状とは違って髪の毛がその箇所だけごっそりきれいに抜け落ちてしまっているのも円形脱毛症の特徴です。
特にストレスを感じることもなかったのになんで円形脱毛症が出来てしまったのか?
円形脱毛症はストレスが原因で発症するものだと思いがちですが、実は他の理由もあります。
そんな円形脱毛症のできる原因について下記にまとめました。
Contents
円形脱毛症になりやすい意外な原因
円形脱毛症はストレスが原因だと今まで言われてきましたが、近年では医療の技術も進み、また円形脱毛症を発症した患者さんの特徴や体質などをトータル的に調査した場合、次のようなことが円形脱毛症と関わりがあることが報告されています。
自己免疫疾患
人の体は外部からのウイルスや菌などから自身を守るために免疫細胞というものがあります。
この免疫細胞が誤作動をお越し髪の毛の核である毛母細胞や毛乳頭細胞を攻撃してしまい、結果髪の毛がごっそり抜け落ちてしまうものを円形脱毛症といいます。
ここまでは今の医療でわかっていますが、なぜ免疫細胞がこうした誤作動を起こすのかがまだ解明されていません。
内分泌異常
内分泌異常とは産後に起きてしまうことが多くあります。
妊娠中女性のなかの女性ホルモンの分泌量は通常の100倍と言われており、出産と同時にそれまで多かった女性ホルモンの分泌が急激に減ってしまい通常値に戻ってしまいます。
そのときの落差で生じるて起きる抜け毛を産後脱毛症と呼びますが、まれに円形脱毛症を発症してしまうことがあります。
これも予測を超えない範囲になりますが、その落差となれない子育てによって過度のストレスを感じてしまい通常産後脱毛症となるものが、代わりに円形脱毛症を発症してしまった可能性があります。
アトピー素因
アトピー体質も遺伝によるものですが、これまで円形脱毛症発症者の患者さんの40%の方にアトピー素因を持つという統計があります。
アトピーには皮膚炎、気管支炎、鼻炎などアトピー素因に起因する症状があり、お肌もアトピーによって痒みやただれ、炎症などがあります。
それが頭皮に起こり脱毛症を招いている可能性は高いと言えるでしょう。
遺伝による円形脱毛症
男女関係なく円形脱毛症は遺伝または体質によって発症しやすい人は発症してしまいます。
アトピーのようにアトピー素因を持っている女性や女性ホルモンと女性の中の男性ホルモンとのバランス、また女性ホルモンの内分泌による疾患などは円形脱毛症と深い関わりがあるとされています。
自分では気づかない小さなストレス
ストレスだけが円形脱毛症の原因ではありませんが、やはりストレスも原因の一つとして排除できません。
特にストレスを感じづらい人というのは円形脱毛症のリスクが高いです。
ストレスをストレスとして自己認識できないでいるといつの間にか自律神経やホルモンバランスを崩してしまい、その結果自己免疫の暴走を引き起こしてしまいます。
また現代社会はストレス社会とも言われていますから小さなストレスには慣れてしまってストレスの内容が小さすぎて気づかない場合もあります。
こうしたストレスは交感神経の働きが過剰になり血行不良や酸素不足を体内で招いてしまいます。
気持ち的にはいつもと変わらないのに体調がなんだか悪い、息が浅いと感じたときはそうした小さなストレスがたくさん溜まっている証拠です。
円形脱毛症を予防するためにできること
円形脱毛症を予防するためにできることはあまり多くありません。
なぜなら何をすれば円形脱毛症を発症しないのかがまだ解明されていないからです。
そのため免疫機能の観点から予防するとすれば適度な運動と食べ物と休息につきます。
適度な運動
適度な運動はストレス解消に繋がります。
そのため日頃ストレスを感じやすい方、小さなストレスでも運動をすることでそれらを溜めず発散することができます。
運動として免疫機能向上のためにはまずは筋トレなどの無酸素運動、つぎにジョギングなどの有酸素運動が有効です。
筋トレによる免疫力向上
筋トレをすることで筋肉にダメージを負わせ食事から摂る栄養と十分な栄養で筋肉を回復または成長に導きます。
また十分な睡眠をとることで睡眠中に成長ホルモンの分泌量が増え筋肉の回復に作用します。
こうして筋肉は回復から成長をしていきます。
筋肉が成長するのと同時に体の中のダメージ部分にもそれらの栄養素や成長ホルモンなど各種ホルモンが周り体自身を超回復させます。
この過程で免疫力が向上し正常化することに期待できます。
ウォーキング、ジョギングなどの有酸素運動
有酸素運動をすることで血圧の安定化や向上また脂肪の燃焼作用にも効果があり内蔵機能の向上にも役立てられます。
有酸素運動をすることで様々な生活習慣病の予防免疫力強化に繋がります。
ただしあまりやりすぎると活性酸素が体内で増えすぎるため一日30分から1時間くらいが目安となります。
また有酸素運動の際はビタミンなど抗酸化作用のある栄養素を摂るとなお良いでしょう。
食べ物
食べ物も免疫力を正常に保ったり強化するのには大切です。
特にタンパク質は免疫力への効果が高いとされています。
また近年では腸の働きが免疫力に関係していると多くの研究者が注目しています。
腸は外部から体内に食品を通してウイルスなどが持ち込まれた場合最初に対応する場所が腸です。
そのため腸には体全体の7割の免疫細胞が集中しており、腸の活動が正常であれば健康的な免疫力を保てるとされています。
そのため腸の健康を正常に保つためにはヨーグルトや食物繊維、腸内細菌などを活発にする乳酸菌なども必要となります。
また免疫細胞そのものを活性化させるためには先程も紹介したタンパク質、ビタミンなどの抗酸化作用のある栄養素、亜鉛やマンガンなどのミネラルも必要になります。
つまり5大栄養素を規則正しく食べることが大切となります。
休息
運動の項目でも触れていますが運動し、栄養をとり、しっかり休むことで大人になって分泌量の減った成長ホルモンやセロトニンなどの体を回復に導くホルモンが分泌されます。
これによって内臓から皮膚、免疫細胞まで回復に導きます。
円形脱毛症が出来てしまってからできること
もしも仮に円形脱毛症が出来てしまったらできることは治療と円形患部を隠すことです。
見えても良いという方は見せてもよいのですが、殆どの方は隠したいと思うことでしょう。
その方法は次のとおりです。
病院で治療
まず治療は皮膚科が主導で行います。様々な療法があり痛みを感じないものから副作用のあるものまで様々です。
これらの治療は症状の進行具合によって医師と相談の上で決定します。
また単発の円形脱毛症の場合放っておくと半年くらいでは治癒する例がほとんどです。
髪型で隠す
単発型の円形脱毛症であれば髪型で隠すことが可能です。
しかし多発型など円形箇所が広がった状態を髪型でカバーするのは難しいでしょう。
ウィッグで隠す
円形脱毛症がひどくなり広範囲に渡り症状が悪化した場合はウィッグや帽子をかぶって隠します。
ウィッグの場合医療用ウィッグを使えば通気性がよく頭皮環境を清潔に保つことも可能です。
まとめ
円形脱毛症は大きく分けると免疫暴走、アトピー体質、ストレスの3つにその原因が振り分けられます。
それぞれの対策は日頃の日常生活の中にありますので、心配な方はぜひ生活習慣を見直してみてはいかがでしょうか。