ヘアケア

女性の薄毛にいい髪質改善トリートメントとは?

髪質改善トリートメントを知っていますか?

名前を聞いたことはあっても、まだ試したことがない人も多いのではないでしょうか。

そこで、髪質改善トリートメントの特性や効果について検証しましたので、ご紹介します。ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

髪質改善トリートメントとは?

近年、テレビ番組でも取り上げられ話題となっている髪質改善トリートメント。髪質改善トリートメントを施術している美容室もだんだん増えています。

髪質改善トリートメントを簡単に言うと、髪の毛のツヤが出て、髪の毛のクセを矯正してくれる、名前のとおり髪質を改善してくれるトリートメントです。

髪質改善トリートメントは、「酸熱トリートメント」と言います。酸性の成分を髪の毛の内部に浸透させて化学反応を起こし、髪の毛に熱を加えることでまっすぐに定着させるトリートメントのことです。

髪の毛に熱を加える従来の縮毛矯正やストレートパーマとは異なり、髪の毛をまっすぐするだけでなく、ボリュームを抑えてツヤのある髪の毛にしてくれます。

これまでのトリートメントは、手触りを良くして、髪の毛の補修をしてくれていましたが、髪質改善トリートメントはこれまでのトリートメントとは違い、髪の毛にツヤを出してくれます。

髪質改善トリートメントをおすすめする人

髪質改善トリートメントは、髪の毛にツヤを与え、クセを矯正してくれます。髪質改善トリートメントにおすすめなのは、次のタイプの人です。

・髪の毛のボリュームを抑えたい人
・髪の毛が広がる人
・髪の毛のうねりが気になる人
・髪の毛の縮れがある人
・髪の毛にツヤが欲しい人
・髪の毛の手触りを良くしたい人
・髪の毛にまとまりが欲しい人
・髪の毛の質感が変わったと感じる人

以上のような髪の毛の悩みを抱えている人は、髪質改善トリートメントで髪の毛の悩みを解決することができるかもしれません。

髪質改善トリートメントをおすすめしない人

髪質改善トリートメントに向いていない人は、次のタイプの人です。

・髪の毛のクセが強い人
・髪の毛のダメージが強い人
・髪の毛のボリュームが強い人
・髪の毛のコシがなくなっている人

髪の毛が濡れているときにもわかるくらいしっかりとクセがある人や、うねりが強い人は、髪質改善トリートメントに不向きかもしれません。

また、ブリーチなど過度なヘアカラーを繰り返している人や縮毛矯正を頻繁にして髪の毛のコシがなくなっている人も効果を実感しにくいでしょう。

髪質改善トリートメントのメリットとデメリット

髪質改善トリートメントのメリットとデメリットをご紹介します。

メリット

・髪の毛にツヤが現れる
・髪の毛のクセが弱くなる
・髪の毛にハリやコシが出る
・髪の毛がまとまる
・縮れ毛を抑えられる
・髪の毛のボリュームを抑えられる

これまでのクセを矯正する縮毛矯正やストレートパーマは、髪の毛に大きなダメージを与えていました。

しかし、縮毛矯正やストレートパーマのようなダメージもなく、上記のようなメリットがあれば、今後髪質改善トリートメントが選ばれてくるのではないでしょうか。

デメリット

・効果に個人差がある
パーマのかかり方やヘアカラーの色の出方にも個人差があるように、髪質改善トリートメントにも個人差があります。
髪質改善トリートメントの効果は、細くて柔らかい髪の毛もしくは、少しダメージがある髪の毛の方が期待できます。
反対に、硬くて太い髪の毛は、効果を実感しにくい傾向にあります。

・ヘアカラーが色落ちする
ヘアカラーの薬剤はアルカリ性ですが、髪質改善トリートメントは酸性です。
アルカリ性と酸性は反対の性質のため、相性がよくありません。
そのため、ヘアカラーが色落ちしやすくなります。ヘアカラーをした後に髪質改善トリートメントをすると色が落ちるため、髪質改善トリートメント後に、ヘアカラーをした方がいいでしょう。

・薬剤の臭いがする
ヘアカラーやパーマをあてたときに、髪の毛の独特な臭いが残る体験をした人も多いでしょう。
髪質改善トリートメントも同じように薬剤の臭いが残ることがあります。
また、酸性の成分が入っているので、酸っぱいような酸の臭いを感じる人もいます。
また、髪の毛が乾いているときは臭いがしにくく、髪の毛が濡れているときに臭いを感じやすくなります。

・しみる
髪質改善トリートメントは酸性の薬剤でできています。
頭皮に傷やできものがあるとしみる場合があります。
髪質改善トリートメントの酸性度はレモン果汁と同等です。
頭皮に傷やできものがある場合は、治ってからトリートメントするか、施術前に美容室で相談しましょう。

髪質改善トリートメントの工程

それでは、髪質改善トリートメントの順序を見ていきましょう。

①カウンセリング
まずは髪の毛の状態をカウンセリングします。
今の髪質とダメージについて教えてくれます。
髪の毛の状態によって、それぞれに合った髪質改善トリートメントの仕方を対応してくれます。

②シャンプー・前処理
カウンセリング後は、髪の毛を洗います。
シャンプーで髪の毛の表面の汚れを落とし、前処理で髪の毛の内側をきれいにします。
髪の毛には目に見えない成分がくっついているので、シャンプーと前処理で髪質改善トリートメントが浸透しやすくします。

③髪質改善トリートメント
次に、髪質改善トリートメントを塗っていきます。
髪質改善トリートメントはスチームミストや遠赤外線を当てながら、髪の毛の内部にしっかりと浸透させていきます。

④トリートメント
トリートメントを浸透させたあとは、カウンセリングで診断したそれぞれの髪の毛に合ったトリートメントを塗ります。
質感向上をさせ、髪の毛の内部まで浸透させます。

⑤ドライ
トリートメントをしたら、ドライヤーで髪の毛を乾かします。
髪の毛が乾いてきたら、ツヤが出てきたことがわかるでしょう。

⑥ストレートアイロン
髪の毛を乾かした後、最後にストレートアイロンで髪の毛に熱を与えます。
このストレートアイロンは、縮毛矯正のように髪の毛をまっすぐするためにするのではなく、髪質改善トリートメントの成分を反応させるために熱を与えます。
ストレートアイロンで髪の毛をまっすぐ押さえつけるのではなく、髪の毛を蒸すようなイメージで髪の毛の根元から毛先まで水分を与えます。

髪質改善トリートメントのケア

髪質改善トリートメントの施術後は、ホームケアがとても重要です。

髪質改善トリートメントは酸性の成分でできています。

そのため、髪質改善トリートメント施術後にも、弱酸性にしておくことが大切です。

もともと人の皮膚や髪の毛は弱酸性です。

髪の毛を弱酸性でキープすることで、髪質改善トリートメントの効果を長持ちさせ、ヘアカラーやパーマも長持ちすることができます。

髪質改善トリートメント後は、弱酸性のシャンプーとトリートメントを使用することをおすすめします。

弱酸性のシャンプーとトリートメントを使用することで、髪の毛を酸性の状態にキープしてあげましょう。

まとめ

髪質改善トリートメントについてご紹介しました。

髪質改善トリートメントは、縮毛矯正やストレートパーマのように髪の毛のクセを矯正するためのものではなく、髪の毛にツヤを与え、まとまりを良くしてくれます。

今話題のトリートメントに興味を持った方は、この記事を参考に髪質改善トリートメントを試してみてはいかがでしょうか。