ヘアケア

女性の薄毛の原因はヘアカラーかも?

近年増えているのが、女性の薄毛です。

中には20代前半から薄毛に悩まされている方もいらっしゃるそうで、髪を大事にする女性にとって深刻な問題となっているのです。

女性が薄毛になってしまう原因は男性と比較するととても複雑で、ホルモンのバランスや食生活、生活習慣や紫外線の影響などが主な原因だと言われています。

また、忘れてはいけないのがヘアカラーの影響です。

お洒落のためにするカラーリングであったり、白髪染めであったり。

そんな私たちの身近にあるヘアカラー剤が原因で薄毛になってしまう方も少なくないのです。

では、私たちの髪はなぜヘアカラーで薄くなってしまうのでしょうか。

また、ヘアカラーによる薄毛を予防する方法は存在するのでしょうか。

本日はヘアカラーの成分やその影響などについてご紹介したいと思います。

カラーリング剤の成分とその影響

多くのカラーリング剤の中に含まれている3つの成分をご紹介したいと思います。

まず1つ目は、パラベンです。

このパラベンは一般的に広く使用されている物質で、主に防腐剤として添加されていることが多いです。

パラベンはカラーリング剤のみならずコスメやヘアケア製品に多く使用されており、そういった製品を使い続けることによって皮膚から体内に取り込まれ、アレルギーを引き起こす可能性があるのです。

また、パラベンが引き起こすのはアレルギーだけではありません。

頭皮からパラベンが吸収されることによって知らず知らずのうちに頭皮にダメージが蓄積されていき、薄毛や抜け毛・髪のトラブルへと繋がっていってしまうのです。

2つ目の成分は、シリコンです。

シリコンもパラベン同様、ヘアカラー剤を筆頭に、化粧品やシャンプーなどに使用されていることの多い物質です。

しかし、シリコン自体は人体に悪影響を与えるものではありません。

では、なぜ近年シリコンが髪に悪いと言われているのでしょうか。

それは、シリコンが髪や頭皮に残ることによって頭皮の毛穴が詰まってしまい痒みや皮膚疾患、そして最悪のケースとして抜け毛を引き起こしてしまうからなのです。

シリコンが配合されているヘアケア製品を使用することで髪がツヤツヤと綺麗になったように感じますが、実はそれは髪のダメージを誤魔化しているに過ぎません。

頭皮や髪の健康のことを考えると、頻繁に使用することはあまりオススメ出来ません。

3つ目の成分は、ジアミンです。

ジアミンは濃い色のヘアカラー剤に必要不可欠な成分と言われており、ヘアカラー剤のみならず白髪染めなどにも多く使用されている物質です。

このジアミンは皮膚に対して悪影響を与える物質であることが知られており、アレルギーや痒み・皮膚の炎症などを引き起こす可能性があります。

こういった成分が大量に含まれている化学染料を使用することによって、私たちの頭皮にはダメージが蓄積されていき、薄毛や抜け毛といった症状として表れてしまうのです。

ヘアカラーの種類と特徴

ヘアカラー剤と一言で言っても、多種多様な種類が存在します。

では、そのカラー剤の種類と特徴をご紹介していきたいと思います。

ます1つ目は、アルカリ性カラー剤です。

このアルカリ性カラー剤は美容院などで一般的に使用されているものになります。

アルカリ性カラー剤は永久染毛剤をも呼ばれ、主にお洒落染めとして使われることが多く、あらゆる色彩を楽しめたり、明るくした髪をダークトーンに落とすことが出来るといったメリットがあります。

しかし、頭皮や髪に強い負担をかけることによってアレルギー反応や皮膚炎・抜け毛などの症状が出やすいといったデメリットがあるため使用の際には注意が必要です。

2つ目は、酸性カラー剤です。

この酸性カラー剤は、いわゆるヘアマニキュアのことを指します。

ヘアマニキュアは半永久染毛剤と呼ばれており、白髪染めに使用されりることが多いカラー剤になります。

ヘアマニキュアは髪自体をコーティングすることで色味を出すため、髪へのダメージが少なく、頭皮にも優しいと言われています。

またアレルギーや皮膚の炎症なども出にくいとされているため、比較的低刺激なカラー剤なのです。

しかしヘアマニキュアは黒髪に使用しても色味の変化は感じられないため、暗いトーンの髪を明るくしたい方にはオススメ出来ません。

最後は、ブリーチ剤です。

ブリーチ剤は脱色剤とも呼ばれ、髪の色を明るくする際に使用することが多いです。

このブリーチ剤は髪を明るくするのに特化しており、彩度の高いカラーリングをしたい方に好まれるカラー剤になります。

ブリーチ剤は先ほどご紹介したヘアマニキュアと併用されることが多く、鮮やかなヘアカラーを楽しみたいと考えている人に根強い人気があります。

しかし、髪や頭皮への負担は今までご紹介したカラー剤の中で一番大きく、薄毛の原因になりかねません。

頭皮や髪にトラブルを抱えている方は、使用を避けましょう。

カラーリングによる薄毛を避けるためには

カラーリング剤の成分や、それらが髪や頭皮に与える影響についてご紹介しましたが、それでも「お洒落をしたい!」「ヘアカラーを楽しみたい!」といった方もいらっしゃると思います。

では、薄毛になることなくヘアカラーを楽しむことは可能なのでしょうか。

こちらでは、薄毛の予防方法についてご紹介していこうと思います。

まず1つ目の薄毛予防法は、市販のカラー剤を使用しないことです。

市販のヘアカラー剤は全ての髪質がきちんと染まるよう大変強い成分が配合されています。

しかも、その強い薬剤を素人であるご自身で塗布しすることになるため、頭皮にもべったりと薬剤が付着してしまいます。

美容院などでは美容師さんが頭皮にカラーリング剤が付着するのを最小限にする工夫をしてくれますが、自分で塗布する場合はプロのように上手に塗布していくことは難しいですよね。

また塗布後にすすぐすすぐ際も、しっかりとすすぎ切れていないことが多く薬剤が残ってしまうことで頭皮や髪などへ負担をかけてしまうのです。

市販のカラーリング剤で染める場合は、こういった危険性があるためカラーリングをする際は美容院に行き、プロに施術してもらいようにしましょう。

2つ目の薄毛予防法は、頻繁なカラーリングを避けることです。

頻繁にカラーリングすることでなぜ薄毛になってしまうのかというと、カラーリング剤に含まれている化学物質や染料などの有害物質が髪や頭皮に付着すことによって頭皮の刺激となり炎症を引き起こすためです。

こういった頭皮に対する刺激を高頻度で繰り返すことにより、頭皮はダメージを蓄積させいき、最終的に抜け毛や薄毛といった症状が表れてしまうのです。

そのため、カラーリング剤の使用する際は最低でも2カ月~3か月の間を空けるようにしましょう。

そして最後の薄毛予防法は、カラーリング剤を使用後のケアを行うということです。

カラーリングをした後に頭皮や髪のケアをきちんと行うことで、ダメージの回復を早めることが可能です。

カラーリング後の頭皮や髪は大変デリケートになっているため、刺激は避けるべきです。

ですから、カラーリング後には低刺激なシャンプーを使用するといでしょう。

低刺激なシャンプーの種類としては、アミノ酸シャンプーやオーガニックシャンプーなどが挙げられます。

こういったシャンプーは洗浄力がマイルドなため、カラーリングによって敏感になっている頭皮や髪を優しく洗いあげてくれます。

また、熱いお湯もダメージを受けた頭皮には強い刺激になってしまうため、38℃以下のぬるま湯でシャンプーするようにしましょう。

本日はカラーリング剤の成分や種類、またカラーリングによる薄毛を防ぐ方法についてご紹介しました。

女性にとって髪は個性を演出するための重要なパーツです。

ヘアカラー剤の成分や種類・髪や頭皮に及ぼす影響などをきちんと理解し、対策をすることで健康な頭皮と髪を手に入れましょう。