みなさんは魚と言ったら思い浮かべる物は何でしょうか?
魚釣りも楽しそうですが、やっぱり食べる事が一番ですよね?
中でも多くの方が好きなお寿司やお刺身が定番だと思います。
今では回転ずしも当たり前な世の中なので、職人さんの前で食べる高級なお寿司だけでなく、気軽に安価なお値段のお寿司をお腹いっぱい食べられて満足という方も多いでしょう。
新鮮な魚は、身がプリプリとしていて歯ごたえや甘みもあり、とても美味しいです。
鮮度が命の魚ですが、毎日食べようと思うと家計にとっては少し負担になる存在です。
しかしながら、美味しさは当然ですが他にも注目すべき理由があります。
身体に良いのはもちろんですが、髪の毛にも良い影響を及ぼしてくれるからなのです。
それでは、魚が持つべきその効果とは一体、どのような点にあるのかご紹介致します。
タンパク質の宝庫である魚
髪の毛の主成分は、ご存知の方も多いかもしれませんがタンパク質です。
髪の毛の8割を占めているのが、ケラチンというタンパク質です。
不足する事で髪の抜け毛や切れ毛枝毛を招き、やがて薄毛になってしまう可能性が高まってしまいます。
コシやハリがなくペタンとした髪の毛になっている際は特に注意すべきでしょう。
タンパク質を含んでいる食材はお肉やたまごに大豆製品など沢山あります。
魚の場合、お肉のように脂質を多く含んでいないので、健康面を考えるならばコレステロールなどが少ない魚からタンパク質を摂取する事が望ましいと考えられます。
髪の毛の事を考えるならば青魚を摂取すべし
とにかく魚を食べればいいのね!と思いたくなりますが、実は髪の毛に効果的な栄養素が取れる魚は「青魚」と言われています。
まず、青魚が持つべき成分について見ていきましょう。
タンパク質・ミネラル・ビタミン・DHA・EPAなどの成分が含まれています。
ミネラルのカルシウムやカリウムは髪の毛の育成に欠かせず、不足すると抜け毛の原因にも繋がってしまいます。
ビタミンB2やB6といった、皮膚や粘膜を守る役割を持つ成分も青魚にはあるようです。
そして一番注目すべき点が、近年良く耳にする言葉であるDHAとEPAです。
何となく聞いたことがあるけれど、髪の毛とどのような関りがあるのかとお思いの方もいらっしゃることでしょう。
まず、正式名称からご紹介します。
DHAはドコサヘキサエン酸、EPAはエイコサペンタエン酸と言います。
共にオメガ3と呼ばれる脂肪酸です。
脂肪と言えば脂を想像されるでしょうか。
しかしDHAとEPAは、サラサラとした成分なのです。
血液をサラサラにする効果があるので、日々の食生活や運動不足などでスムーズに流れにくくなった血液の流れを解消する効果が期待出来ます。
血液中の中性脂肪やコレステロール値を下げる働きも担っているので、生活習慣病の改善にも大きな期待を寄せられている成分なのです。
髪の毛が抜けやすくなったり切れ毛が増えたりするという事は、頭皮の環境が良くない事も大きく関係しています。
血液の流れが悪いという事はすなわち、頭皮にまで必要な酸素や栄養分が運ばれていないのです。
頭皮を掴んで、前後に動かしてみた時、硬く動きにくい場合は頭皮の環境が良くないサインですので、日ごろからチェックしてみることもお勧めです。
缶詰の青が魚一番効果的?
青魚が髪の毛に良い効果をもたらす事は分かったけれど、いざ食ようとなった時にどのように調理する場合が多いでしょうか。
最もポピュラーなのは、焼き魚にすることかもしれません。
しかし焼き魚は、ただ焼くだけで簡単に見えそうですが実は少々面倒でもあります。グリルの片付けなど、後始末が億劫とも言われています。
次に挙げられるのは、手軽なお刺身でしょうか。
スーパーでは柵で売られているタイプと、そのままお皿に移せば簡単に食べられるお刺身があります。
柵はまた自分で手を加える手間が掛かりますが、調理時間0の状態ならば晩御飯も楽々です。
ところがお刺身は、新鮮な状態を口にできるので美味しいですが、割高となってしまう点が否めません。
ここで登場するのが、缶詰にされた状態の青魚です。
缶に入ってる魚は、骨まで柔らかく全てを余すところなく食べられます。
実はそこがとても重要でもあるのです。
通常、焼いたり煮たりしてしまうと魚の持つべき栄養素が少なからず流れ出ています。
しかし缶詰は、そのままの状態で缶の中に入れられて処理されていますから余すところなく栄養素を摂取できるのです。
そして何と言っても一番優れているのは、特に更に手を加える必要がない点です。
フタを空けてしまえば、すぐに食べられます。
食事を作る時間が惜しい、疲れた時でも缶詰さえ常備しておけば何時でも食べられるだけでなく、身体や髪にも効果的な訳です。
非常用だけではなく、日々の生活に取り入れておくべきアイテムとも言えるでしょう。
中でもおすすめは、サバとイワシの缶詰です。
一時期スーパーなどで売り切れになってしまう程人気を博したサバの缶詰には、DHAとEPAが豊富に含まれているからです。
またイワシの缶詰に関してですが、イワシはEPAをより沢山含んでいるのです。
缶詰にされていることから、普段口にするよりも多くのイワシを食べる事が可能となります。
骨が多く通常では食べにくい点においても、骨まで無駄なく食べられる事も大きなメリットでしょう。
ちなみに、魚だけを食べるのではなく缶に入っている汁も食す事が大切です。
あの汁には、栄養成分が含まれているからです。
是非、缶の中全ても取り入れてみて下さい。
毎度缶詰の状態のまま食べることは、飽きてしまいます。
その際は、薬味を乗せてみたり、野菜と一緒にサラダ風にしたりとアレンジしてみると飽きずに食べられるでしょう。
漁師さんには薄毛が少ない?
そして、巷でも話題になった漁師さんには薄毛が少ないというお話をご紹介していきたいと思います。
世の中には様々な職種がありますが、漁師という仕事は本当に大変な職種といったイメージをお持ちの方もいらっしゃることでしょう。
深夜に起きてまだ暗い時間に漁に出たり、網を引いたりととても重労働です。
潮風に吹かれ寒い海を船で進む姿から、手がかじかんだり顔も冷たさで凍ってしまいそうな姿も想像出来ます。
屋外での作業ですから、頭皮の環境にも悪影響を及ぼしそうですが…
なんとイワシを食べている漁師さんには薄毛の方が少ないそうなのです。
漁師と言ったら獲れたての魚を捌いて、船上で食べる漁師飯が最高に美味しそうです。
しかし魚ならばどれも髪に良さそうと感じますが、イワシに何やら秘密があるようでう。
青魚であるイワシは血液をサラサラにしたりする事から、頭皮の環境までも健やかに保つスーパーフードと言えるでしょう。
ですから、過酷な環境下で働いているイワシ漁師さんは、日々イワシを食べる事で髪の毛までも健康に保てていると言えそうです。
釣りが趣味な方でも、イワシを沢山釣る事はとても難しいでしょう。
釣れたその場で一度は味わってみたいですが、ここは漁師さんにお任せしてみてはいかがでしたでしょうか。
ここまで聞いたら、急いで缶詰を買いに行かなくちゃ!という気持ちになります。
しかしながら、まとめ買いをしても決して食べ過ぎない様にご注意下さい。
1日に1缶程が良さそうです。
どの食材に関しても言える事ですが、何事も適切な量を摂取する事が大切です。