毎日のシャンプーの後にコンディショナーを使っているという方も多いと思いますが、実はコンディショナーにはどんな役割があるのか、またトリートメントとどう違うのかなど、意外と知らないという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、コンディショナーの役割やその適切な使い方などについて、詳しく見ていきたいと思います。
薄毛が気になる女性にも、ぜひ参考にしていただきたいです。
Contents
コンディショナーの役割と効果とは?
以下では、コンディショナーの主な役割や期待できる効果について見ていきたいと思います。
髪の表面をコーティングする
元々髪の一本一本は、キューティクルで覆われています。
このキューティクルが紫外線などの外部の刺激から髪を保護し、また髪を守る成分が内側から流出しないようにしてくれます。
しかしシャンプーした後の髪はキューティクルが開いており、非常にダメージを受けやすい状態となっています。
ですからコンディショナーにより髪の表面をコーティングすることによって、髪を外部の刺激から守ることが可能となります。
髪を保湿して乾燥を防ぐ
洗浄力の強いシャンプーなどを使用した場合、髪に必要な皮脂まで洗い流してしまう場合があります。
そんな時にはコンディショナーを使うことにより、髪を保湿して乾燥を防ぐことができます。
髪の水分が蒸発するのを防ぐ
シャンプーした後の濡れた髪は、実は非常に水分が失われやすい状態になっています。
そんな場合にコンディショナーを使用すれば、髪の表面からの水分の流出を防ぎ、髪の乾燥やダメージを抑えることが可能となります。
コンディショナーとトリートメントの違いとは?
コンディショナーとトリートメントは混同されることが多いですが、その使い方や効果にはそれぞれ違いがあります。
以下ではその特徴の違いについて詳しく見ていきます。
コンディショナーとは?
コンディショナーには髪をコーティングして、外部の刺激やダメージから髪を守る働きがあります。
またシャンプー後に髪を乾かす際に使用するドライヤーの熱から髪を守り、さらにヘアカラー後の髪の色あせを防ぐ役割もあります。
ただしコンディショナーは、髪につけたらすぐに洗い流す必要があるため注意が必要です。
トリートメントとは?
トリートメントには、髪の内側まで有効成分を浸透させることにより、髪のダメージを補修する役割があります。
トリートメントはコンディショナーとは異なり、髪につけたらある程度時間を置き、成分を浸透させてから洗い流す必要があります。
自分に合ったコンディショナー選びのポイントとは?
ここでは、自分にぴったりのコンディショナーを選ぶ際に気をつけたいポイントについて見ていきたいと思います。
髪質で選ぶ
髪の乾燥やパサつきが気になるという方は、アルガンオイルやホホバオイル、シアバターなどの植物油が配合された、保湿効果やダメージの補修効果の高いコンディショナーを使うことをおすすめします。
保湿力のあるコンディショナーを使用すれば、ツヤのあるサラサラの髪に近づけることができます。
また直毛やくせ毛の方はシリコーン配合のコンディショナーを使うと、髪がしっとりしてまとまりやすくなります。
さらに髪がべたつきやすい、細くてなかなかボリュームが出ないという方は、ノンシリコーンのコンディショナーで、特に髪にふわっとボリュームが出るカチオン配合のものや、アミノ酸系のものがおすすめですよ。
ヘアスタイルで選ぶ
ショートヘアの方は、ベタつきがなく髪がふんわりするノンシリコーンタイプのコンディショナーで、特にカチオン配合のものを選ぶといいでしょう。
また頻繁にヘアカラーしている方やパーマをかけている方、またロングヘアの方はどうしても髪が傷みやすいため、シリコーン配合のコンディショナーや、補修成分が配合されたタイプがおすすめです。
コンディショナーを使う前に!正しいシャンプーの方法とは?
コンディショナーの正しい使い方を知る前には、まず正しい方法でシャンプーを行い頭皮をきれいに保つことがとても大切です。
シャンプーを髪につける前には、しっかりとシャワーのお湯で予洗いするようにしましょう。
この予洗いにより、髪の汚れの8~9割は落ちると言われているためきちんと行うようにしてください。
またシャンプーを髪につける際には、手のひらでしっかり泡立たせてからつけるようにしてください。
洗う際には爪で頭皮を傷つけないように指の腹を使い、前から後ろに向かってマッサージをするように優しく洗いましょう。
さらに、すすぐ際に髪にシャンプー剤が残ってしまうと頭皮トラブルにつながるため、しっかりと洗い流すことが重要です。
正しいコンディショナーの使い方は?
以下では、正しいコンディショナーの使用方法について見ていきたいと思います。
髪の水分をしっかり取っておく
シャンプー後に濡れたのままの状態で髪にコンディショナーをつけてしまうと、せっかくの有効成分の効き目が半減してしまいます。
ですからコンディショナーの効果を最大限に引き出すためにも、タオルドライするなどしてよく水気を切っておきましょう。
コンディショナーは毛先からつけていく
コンディショナーを髪につける際には、ダメージを受けやすい毛先から付けていくのがおすすめです。
またコンディショナーは、トリートメントより少なめにつけるといいですよ。
あまり多く付け過ぎてしまうと、すすぎ残しが出やすいため注意しましょう。
適量を手のひらに取ったら、毛先を中心に広げていきます。
髪全体にムラなくなじませるためには、2〜3回に分けてつけるようにしてください。
手ぐしやコーミングで伸ばす
コンディショナーは、手ぐしや目の洗いコームなどで全体に伸ばしていきましょう。
髪を傷つけないように、優しくコーミングするのがポイントです。
ただし、頭皮につくと毛穴を詰まらせる原因となる可能性があるため、頭皮にはつけないように注意してください。
ぬめりが残らないようにしっかりすすぐ
最後にすすぎ残しがないように、しっかり洗い流すようにしましょう。
流しが不十分だと、髪のさまざまなトラブルや臭いの原因になってしまうため注意が必要です。
ドライヤーでしっかり乾かす
髪を濡れたまま放置しておくと、雑菌が繁殖しやすく頭皮環境が悪くなるため、できるだけ早くドライヤーできちんと乾かすようにしましょう。
またドライヤーを使用する前に、しっかりタオルドライしておくこともとても大切です。
なお濡れている髪はキューティクルがはがれやすい状態となっているため、髪同士をこすり合わせると摩擦によりダメージを与えてしまうので注意が必要です。
ですから髪のタオルで押さえるような気持ちで、優しくポンポンと叩いて水分を取るようにしてください。
タオルドライした後は、ドライヤーの熱から髪を守るために洗い流さないトリートメントや植物性オイルを使うのもおすすめです。
温風で髪を乾かし8割ほど乾いた後に冷風に切り替えると、キューティクルが閉じて髪への負担も減るため、ツヤのある髪に仕上がりますよ。
まとめ
コンディショナーにはさまざまな商品があり、配合されている成分や効果もそれぞれ異なります。
しかしせっかく効果の高いコンディショナーを使っても使い方やその後ヘアケア方法が間違っていると、その効果が半減してしまう可能性もあるためくれぐれも注意が必要です。
ですからコンディショナーの正しい使い方を知っておき、髪の保湿やダメージ予防に適切に活用することが大切であると言えるでしょう。