ヘアケア

薄毛女性もアルガンオイルを味方につけてうるツヤ髪になろう

ヘアケアやスキンケアに関心があるなら、アルガンオイルの名前を聞いたことがある人は多いでしょう。

アルガンオイルは、髪にも肌にもマルチに使える優れた美容オイルです。

しかし、名前は知っていても本当に良いのか、どのように使えるのかよく分からない人もいるのではないでしょうか。

そこで、ここでは、アルガンオイルとはどのようなものかということや、ヘアケアに使う方法などについて紹介していきます。

この記事を読んで、ぜひ毎日のお手入れに取りれましょう。

アルガンオイルはモロッコ産のレアオイル

アルガンオイルは、モロッコ南西部に育つアルガンツリーに生る実の種から採取できるオイルです。

アルガンツリーは、気温が50℃近くにもなるうえ雨量も少ない過酷なエリアで育ちます。

乾いた地下に何十メートルも根を張り、水分を得て育つアルガンツリーは生命力にあふれています。

モロッコに住むベルベル族は、力強いアルガンツリーから得られる恵であるオイルを古くから生活に役立ててきました。

日本人が平安の昔から椿オイルを生活のさまざまな面で活かしてきたように、ベルベル族にとってアルガンオイルは生活に欠かせないものだったのです。

アルガンオイルは潤沢に取れるものでもありません。

100kgの実からわずか1リットルしかとれないとされていて、非常に希少価値が高いオイルです。

香りはほとんどなく、淡い黄色をしています。

ヘアケアだけではなく、顔や体にもマルチに使えます。

アルガンオイルはオレイン酸とリノール酸が豊富

ヘアケアにスキンケアに活躍するアルガンオイルは、オレイン酸とリノール酸が豊富です。

そのほか、リノレン酸やトコフェロール(ビタミンE)、カロテンなども含みます。

抗酸化作用があるトコフェロールを含むことで、アルガンオイル自体が酸化しづらく、長期間品質を維持することを可能にしています。

アルガンオイルの優れた効能を紹介

アルガンオイルには、美容にさまざまな効果が期待できます。

そのうちのいくつかを紹介しましょう。

保湿に優れている

アルガンオイルの大きな効能としてまず挙げられるのが、保湿効果の高さです。

リノール酸には水分の蒸発を防ぐ作用があり、潤った状態を維持します。

頭皮に使うと、しっとりと潤い、良好な状態を保ちやすくなるでしょう。

頭皮が健康であれば、健康な髪も育ちやすくなります。

髪に使うと表面をコーティングすることでパサつきを抑え、しっとりまとまりやすくなります。

髪に水分や油分を補給できるので、ツヤがでてダメージが目立ちにくくなるでしょう。

抗酸化作用

アルガンオイルのもつ抗酸化作用は、紫外線のダメージをある程度防ぐと考えられています。

ヘアオイルとして髪のケアに使うと、紫外線によるダメージから守ってくれるでしょう。

とはいえ、紫外線をカットする効果があるわけではありません。

UVカットスプレーを使うなど、別に日焼け止め対策をすることは必要です。

メラニン生成を抑える

髪ではなく肌に対しての効果ですが、最近の研究で、アルガンオイルにはメラニンの生成に重要な役割を果たす酵素チロシナーゼの活性を抑制する働きがあることがわかっています。

酵素の活性を抑えることでメラニン色素の生成が抑制され、美白につながります。

選び方のポイントを3つ紹介

アルガンオイルは、さまざまな商品が販売されています。

なかには品質があまり良くないものもあるため、購入の際は注意が必要です。

あまり低品質なものを使うと、思ったような効果が得られないかもしれません。

そこで、ここでは、アルガンオイルを選ぶ際に注意したいポイントを3つに絞って紹介します。

色がきれい

品質の良いアルガンオイルは、浅黄色~黄褐色をしています。

色が薄いものは何か混ぜてある可能性が高いです。

色が薄いものはさけ、美しく澄んだものを選びましょう。

抽出方法

アルガンオイルの抽出方法には、高温圧搾や低温圧搾、手絞りなどがあります。

このうち、もっとも品質を損なわずに抽出できるのが低温圧搾法です。

パッケージや商品説明を読んで、抽出方法をチェックすると良いでしょう。

香り

高品質のアルガンオイルは、ナッツのような香りがします。

酸っぱいニオイがするものはやめましょう。

アルガンオイルの使い方:トリートメントや頭皮の保湿、クレンジングに

アルガンオイルを使ったケアで美しいツヤを手にいれましょう。

ここでは、おすすめの使い方を3つ紹介します。

トリートメント(オイルパック)

最初に説明するのは、アルガンオイルを贅沢に使ったトリートメントの方法です。

洗った髪ではなく、洗う前の乾いた髪に行います。

たっぷりのオイルを手にとり、乾いた髪全体によくなじませます。

特に傷みやすい毛先は、ぎゅっぎゅっと握りしめるようにしてしっかり塗布しましょう。

そのまま30分程度放置します。

ぬるま湯をつかって、よく洗い流しましょう。

洗ったあとは、こすらないように注意してタオルドライしたあと、ドライヤーでしっかり乾かします。

成分が髪に浸透し、しっとりとまとまりやすくなります。

頭皮の保湿

アルガンオイルは頭皮の保湿にも役立ちます。

アルガンオイル適量を指にとって、髪を分けながら頭皮に塗布していきます。

全体につけられたら、指を使ってよくなじませましょう。

頭皮がオイルで保護されて乾燥から防ぎます。乾燥してかゆくなりやすい人も、オイルの潤いで落ち着くでしょう。

クレンジング

頭皮の皮脂はそのままにしていると毛穴詰まりを起こしたりニオイの元となったりしかねません。

アルガンオイルを使ったクレンジングをすると、きれいに落とすことができます。

アルガンオイル適量を手にとって、髪を分けながら頭皮に塗布していきます。

全体につけられたら、指を広げて頭皮に添え、全体にしっかりもみほぐしていきましょう。

ぬるま湯で頭皮の汚れを意識して洗い流します。

クレンジングは、あまりやりすぎると必要な皮脂を落とすことがあります。

これは頭皮に良くありません。

毎日のようにするのではなく、頭皮のべたつきが気になったときなどにやると良いでしょう。

ヘアケア以外の使い方は?

これまで述べたように、アルガンオイルはヘアケア以外にスキンケアにも活用できます。

たとえば、洗顔後のスキンケアに、適量をとって顔になじませましょう。

そのあとに、いつもどおり化粧水や乳液を使ってケアします。

乾燥しがちな季節には、美容液にアルガンオイルを混ぜて使うのも良いでしょう。

しっとり保湿してくれます。

ひじやひざ、かかとなどカサつきがちな部位にボディクリームがわりに使うのも良いでしょう。

伸びも肌なじみも良いので、塗った後にいつまでもべたつくことがなくサラリとします。

まとめ:自然由来で安心!アルガンオイルで髪を美しく

アルガンオイルは、モロッコで長く使われているオイルです。

自然由来で余分なものが入っていないので、肌が敏感な人でも安心して使えます。

傷みの気になる髪にトリートメントとして使ったりべたつきの気になる頭皮をクレンジングしたりするのに使うと良いでしょう。

保湿効果が高いので、頭皮に潤いを与えるのにも向いています。

なかには品質のあまり良くないものもあるので注意しましょう。

色がきれいで低温圧搾法で抽出しているものがおすすめです。

なお、アルガンオイルは美容オイルとしては比較的長く持つほうですが、それでも開封したときからどんどん劣化が進むことは避けられません。

開封後は3カ月程度で使い切ることが望ましいです。